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超殺人通貨!中央銀行の尽力が恩恵を頻発するメキシコペソ

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メキシコペソのボラティリティは英ポンドすら凌ぐ?

近年FXのブローカーでもメキシコペソを取り扱う業者が増えてきた。多くはドル/ペソで提供されているが、取引量が少ない通貨の中でもボラティリティは非常に高い。それは「殺人通貨」と呼ばれる英ポンドのそれをゆうに上回る。

 

メキシコペソを含む新興国通貨はインターバンク(銀行間為替市場)での流動性が相対的に低く、金融政策変更や経済指標発表などの要因による突発的な急変動が主要国通貨に比べ起こりやすい環境下にあるというのが要因だ。

 

主要な輸出品である原油価格と比例する傾向が多いが、メキシコ中央銀行は、メキシコペソ相場が対米ドルで17ペソから20ペソのレンジ内で推移している限り、米国の金融政策と乖離が生じた際のペソ安、資金流出への懸念を同時に議事録の中で表明している。

 

したがって基本的にメキシコペソ相場は、値動きは非常に独特で、主に米ドルと連動する傾向があるが、昨今は逆行するケースも多い。

メキシコペソとトランプ大統領との関連とは?

ペソは2014年後半以降、原油生産量の減少を背景に下落基調が続いていた。先述のとおり、原油の生産が減少されるという事は、メキシコの主産業の輸出収益が必然的に減少することに他ならないからである。

 

2016年5月以降には、米国の大統領選でトランプ氏が、NAFTA(北米自由貿易協定)の再交渉やメキシコ国境の壁建設をほのめかしたことを受け、メキシコペソには一層の売り圧力が強まることとなる。

 

トランプ氏の動向で揺れ動くメキシコペソ

trump

これによりメキシコペソは、トランプ氏の発言や当選を匂わす報道がされる度に揺れ動くこととなる。そして2016年11月8日の大統領選挙にて、トランプ氏の当選が確実となると、メキシコペソは急落。

 

ドル/ペソが数分で20PIPSもの急上昇を見せる展開となる。2017年1月15日には、米トランプ政権による対メキシコ通商・移民政策に関する懸念から、史上最安値である1ドル=21ペソ台を付けた。

 

その後は上昇基調を継続

しかしその後、メキシコ中央銀行が機動的な利上げをしたこと、特に2016年12月の利上げにより、対米ドルでは2017年初頭に付けた安値より反発、その後為替介入を実施したこともあり、他通貨に対しても強い地合いを展開している。

 

さらにメキシコ州知事選において、主要な州で与党候補が勝利し、2018年7月の大統領選挙に向けて政治リスクが大きく後退したこと、2017年8月中旬に開始が予定されているNAFTAの再交渉は、協定内容の見直しに留まる見通しとなったことなどを背景に、ペソ相場は現在まで上昇基調を継続している。

 

さらにメキシコ銀行は6月22日、政策金利を7.00%へ引き上げている。これらの施策は、懸念していたトランプ大統領当選に対する、ペソの懸念を払拭するためのメキシコ中央銀行の対抗策とも言えるだろう。

メキシコペソの優位性とリスク

こういった背景もあり、メキシコペソは投機色の強いトレーダーに非常に好まれる傾向がある。

 

新興国の中でも突出した中央銀行の機動性の高さは、都度大きなボラティリティを見込む事ができる上に、それにより何度も引き上げられた政策金利は、高いスワップ金利を享受することもできる。

 

メキシコペソに対する一斉売りのリスク

しかし昨今の市場は、トランプ大統領がメキシコに対して発言するだけで過敏に反応する。なぜならトランプ法案の内容は、メキシコにとってひとつも良いことが無いからだ。

 

ただでさえトランプ大統領の思考が保護主義的なので、メキシコの輸出を制限する措置を打ち出したり対メキシコ投資を阻止する発言をすれば、すぐさまメキシコペソに対する一斉売りのリスクが発生する。

 

選挙期間中や選挙戦時のケースを見ても解るとおり、そういった時のメキシコペソは敏感で、それまでの流れすら一変させてしまう。

 

したがって、トレンドが如実でボラティリティが大きい、高いスワップ金利の享受という魅力があるも、メキシコペソはトレーダーにとって、非常にリスキーな通貨という認識が強い。

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