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株マイスターの悪評は本当か?取引内容を元証券マンが分析。

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株マイスターと検索をすると「処分」「退会」「営業停止」などネガティブワードがやたら目に付きます。おそらく昨今の行政処分を受けた件について情報を探しているのでしょう。

しかし、株マイスターの悪評はそれだけではないようで、推奨銘柄の売買があまり上手くないとのレビューが散見します。私もこれまでの売買を分析し、株マイスターの悪評について検証を行います。

 

クレステック(7812)の検証

前回検証した株マイスターの進捗です。株マイスターに登録すると、メルマガが送られてきます。

そこに貼られている会員専用サイトへのリンクからログインが出来るようになっています。

そこでは無料推奨銘柄を掲載されていますので、今回はその中から、クレステック(7812)を検証していきたいと思います。

銘柄名 クレステック(7812)
買い推奨日 12月12日
株マイスター 推奨銘柄

株マイスター 推奨銘柄

クレステックは、企業の製品取扱説明書、メカニック向け修理マニュアル制作、および印刷を手掛けている企業です。中国や比国など、海外で展開急をしています。

クレステック(7812)の業績を確認する

【7812】クレステック 業績推移

クレステック(7812) 業績推移

株式会社クレステック HP画像

株式会社クレステック HP画像

2016年度については、日系メーカーでは、輸送機器・情報機器や一部家電製品などの分野で全般的に新製品の開発も含め概ね堅調であったものの、製品集約が続くデジタル製品を中心とした電器メ ーカーでは、引き続き低調。なお、外資系メーカーでは、医薬品分野が特定地域で堅調に推移しました。

 

既存顧客とは堅調な取引を維持し、また成長戦略である新事業分野でも医薬分野において順調に推移したものの、生活家電など一部では本格的な稼働にはまだ時間を要する状況でした。

 

このような状況のもとで、当連結会計年度売上高は14,879,598千円(前年同期比4.4%減)、営業利益は 691,155千円(前年同期比35.6%増)、経常利益は714,340千円(前年同期比128.6%増)、親会社株主に帰属する 当期純利益は367,790千円(前年同期比100.4%増)となりました。

【7812】クレステック 決算

クレステック(7812) 決算

2017年度は前年度に引き続き、事業分野の拡大として、新たな業種の顧客との取引拡大、子会社化した大野印刷とのシナジーによる四輪分野での取引拡大、事業領域の拡大として既存顧客に対するマーケティングやアフター マーケットに関わる業務の拡大、ITや新メディアの活用による新しいソリューション の提供に向けて取り組む方針。

 

また、新規取引に向けての生産体制の構築や設備投資を進める一方で、生産量の減少や、製品やサービスの移り変わりなどが起きている拠点では、それに対応すべく体制や設備の見直しを進めるとの事。

 

連結業績の見通しについては、連結売上高16,500百万円(当連結会計年度比 10.9%増)、連結営業利益755百万円(同9.4%増)、連結経常利益666百万円(同6.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益326百万円(同11.3%減)を見込まれています。

【7812】クレステック チャート

クレステック(7812) チャート

株マイスターが、クレステックを12月12日に推奨したのは、直近の節目であった1,400円を上抜けた事によるものでしょうか。

ただ、大引けに向けて売り押されており、1,400円上のストップをなかなか巻き込めていないように見受けられます。

 

また、12月12日の高値は、11月13日と27日の高値を経由したレジスタンスラインに到達しており、上値は重そうです。これらの事を鑑みると、株マイスターが1,400円を少し上抜けただけで買い推奨したのは、軽率なように見えます。

 

望みと言えば、11月10日から下値も切りあがる三角持ち合いとなっているところから、翌11月13日に上値をやや伸ばし、先述のレジスタンスラインは突破しているというところでしょう。

たしかに1,400円際は買いが優勢となっているため、4月13日のように徐々に上値を上げていく可能性はあります。

 

しかし、その上抜けは甘く、結局売り押されて終値は12日とほぼ同水準となっています。さらに11月13日は変化日に当たっており、サイクルから鑑みても、波の上限という事で下降に入る様相も含んでいると言えるでしょう。

 

ヤーマン(6630)の検証【2017/10/13更新】

株マイスターのサイトに無料登録すると、大体1日に5通ほどのメルマガが送られてきます。

内容としては、注目銘柄の紹介、過去の推奨銘柄の経過報告、そしてコラムを織り交ぜさり気なく有料コンテンツへの誘導が成されています。

紹介される注目銘柄の数は多く、一回のメールで4種類も掲載されています。メールを送りサイトの閲覧を促しているのかわかりませんが、同じ銘柄を繰り返し紹介される事もあります。

 

メールの中には「おいしい材料盛り沢山!全部乗せ銘柄」という過去の推奨銘柄実績を紹介するものもあり、今回はその中に掲載されていた【6630】ヤーマンを検証していきたいと思います。

 

株マイスター「おいしい材料盛り沢山!全部乗せ銘柄」掲載内容

銘柄名 ヤーマン(6630)
買い推奨 7月19日/8,800円
推奨後高値 9月15日/14,030円
最終終値 10月5日/11,750円

このメールは10月5日の大引け後に届いているので、この時点では、それが最新情報となっています。

売り推奨に関する情報はありませんが、少なくとも10月5日時点では行っていない事が予想されます。

 

株マイスターがヤーマンを選んだ理由は、「好業績」という材料に着目したという事ですので、考察していきたいと思います。

ヤーマン(6630) チャート

ヤーマン(6630) チャート

ヤーマン(6630)の値動きを分析
株マイスターの買い推奨日である7月19日には、7月5日から続いていた上値抵抗ラインを上抜けた日で、出来高も増加して信用買い残量を超えています。また一目均衡表の基準線が遅行線の上抜ける事を見込める水準でした。

 

株マイスターは、これらの要素から株価上昇を見込み、買い判断としたのでしょうが、結局は7月4日の高値を超える事が出来ず、波の中の上昇局面という事になりました。同時に基準線も遅行線と一度は交わるも反落しています。

 

株マイスターの買い場は、その後の推移からして、結果としては良い買い場となりましたが、動意を見て参戦するのであれば、むしろもう少し高い水準で買い判断をするところでしょう。

 

株マイスターは現在も売り推奨しないと考察されますが、9月15日の高値は計算値では高値となり得ます。この値を基準とすると、9,000円が丁度フィボナッチの逆算で半値の水準となっています。

 

一方、9月15日の高値を上昇2段目と見るにしても、近年のヤーマンは、およそ2,500円毎のゾーンが形成されており、まさに10月5日の終値はその水準の近くに位置しています。

 

株マイスターはどこまで織り込んでいたのか?

3段目の高値があるとするなら、およそ16,000円辺りがターゲットになりそうですが、株マイスターはそこまで織り込んでいるのでしょうか。

 

もしそうであれば、時間サイクルで見ても次の上昇まではまだ時間が掛かる可能性が考えられるので、効率が悪いと考えます。

 

3段目の上昇を待つのであれば、初動に入りかけている銘柄に切り替えて回転させる方が良いのではないでしょうか。

 

ヤーマンの保有中に、株マイスターが推奨している他の銘柄の急騰が目に入ってしまったとしたら、適切な助言を頂けなかったという被害妄想に陥る利用者もいるかもしれません。

 

ベクター(2656)の検証【2017/07/19更新】

本来、投資顧問業者の評判や実力を測るためには、銘柄の選定力の他に、買いどころ、売りどころを選定する取引力が鍵となってきます。

しかし株マイスターの実績表を見る限りでは売りどころが判らないため、株マイスターの実力を測る重要な情報が欠けてしまっている事になります。

 

詐欺悪徳といった被害はあるのでしょうか?やはり実績を公開するのなら、「いつ、いくらで売り推奨をしたのか」という情報は載せてほしいものです。

 

したがって今回は、提供日に騰落率を乗じた値を売値という前提で、売ったタイミングを推定検証してみます。フォーカスするのは、実績表の中で比較的利益率が高いベクター(2656)です。

 

株マイスターがベクターに着目した理由を考察

まずベクターは、ソフトバンクグループの会社で、オンラインゲーム開発やソフトウエア販売、サイト広告販売を手掛けている会社です。

基本的な商い量は少なく、また材料に反応しやすいセクターであるため、値動きは軽い銘柄だと考察できます。

 

それだけに今回も含め上昇は突発的です。株マイスターが買い推奨をした5月22日は、ベクターの急騰の始まりとなる日でした。

ベクターの急騰要因は諸説ありますが、独占契約ライセンスについてのリリースが一番の要因でしょう。

この翌日23日に、4月7日の高値471円と25日移動平均線を越える事となりました。そして5月22日の終値424円を仮のベースとして、騰落率142.92を乗じると605円となります。

 

ベクター(2656)売りのタイミングを考察

ベクター(2656)チャート画像

ベクター(2656)チャート画像

上記のチャートを見ると、5月29日の安値が605円となっており、他に605円に触れているのは6月15日です。

ただ6月15日を売り仕切るポイントとして考えると、6月1日の1030円の高値を付けてから605円になるまで下落を見送っていた事になりますので現実的ではありません。

 

それならば、二日連続で値が跳ねて出来高も急騰した5月29日に売り仕切ったと考える方が自然でしょう。ベクターの財政は、慢性的な赤字が続いています。固定費の削減など様々な対策をしているようですが、売上げ自体の減少が如実であり黒字転換への到達は遠い状態です。

ベクター財政情報

ベクター財政情報

したがって基本的に上昇力がある銘柄ではなく、上昇は5月22日のような材料による突発的なケースが主流となりますので、今回のような「独占ライセンス取得」の報道は、買い参戦としては良いチャンスであったと思われます。

 

一方、売りのタイミングはチャートを見てもわかるとおり、先述したように二日に渡り値が跳び、出来高が急騰するも下落が見えたため、600円割れを懸念して無難に仕切ったというところでしょうか。

 

たしかに650円手前は、3月前半に頭を押さえられた水準でもあるため、一旦の売り場と判断する事もあるかと思います。ただ、上昇トレンド中であの程度の下落なら、再度上昇する可能性も十分考えられます。

 

株マイスターの基本概要

今回取り上げたのは、株マイスターという投資顧問業者です。それではまず株マイスターの運営会社である株式会社SQIジャパンの運営状態を見てみたいと思います。

  1. 登録番号の表記がある ○40
  2. 代表者名の表記がある ○20
  3. 分析者名の表記がある ×
  4. 事業範囲の表記がある ○5
  5. 住所表記がある ○10
  6. 連絡先表記がある ○10
  7. その他、特商法の表記がある○10

合計で95点となりました。

株マイスターのサイト上の特商法の表記には、分析者名が載っていませんが、恐らく代表者である秋山伸之氏であるとの推測が妥当かと思われます。

 

管理人的 株マイスターの印象

株マイスターのサイトの印象として挙がるのは、多方面のスペシャリストと提携をしているという点です。

Yahoo株価予想で「投資の達人」として株価予想やコラムを寄稿する「小野山 功」氏や「本村 健」氏など、多方面の方々がコンサルタンティングしているとの記載があります。

また、代表の「秋山 伸之」氏は、FXの出身だそうで、ITバブルやリーマンショック時など、下げ相場でのショートによるアプローチが得意であったそうですが真意の程は定かではありませんね。

 

この「秋山 伸之」氏の経歴もさる事ながら、株マイスターは、やや異質な投資顧問業者と言えるかもしれません。

株マイスターの利用者の意見や評判としてよく耳にするのが、「可も不可もない」という事です。いわゆる、選定銘柄の精度が「良い時と悪い時がある」と言われています。

 

普通に考えれば当たり前の事なのですが、やはりそれなりの金銭を支払って情報を享受するというサービスなので、捻出できる利益に対して顧客がシビアになるのはいたしかたない事でしょう。

さらには現在、世間には数多の投資顧問が存在しており、本当に精度の高い投資顧問も存在します。業界全体のレベルから鑑みると、どうしても霞んでしまうという事なのでしょうか。

 

公開されている過去の実績はどうか

下記の実績を見ると、損切りしている銘柄もありますね。

株マイスター実績

株マイスター実績

逆を返せば、マイナスの実績も公開している投資顧問業者は少なく、株マイスターは明瞭な業者とも捉え方もできます。

ただ、投資顧問が自社サイトに実績を公開するのは、自社の強さの具体例をアピールするためであって配信履歴を表示するためのものではありません。

 

したがってマイナス分を提示していない業者があっても、それはそもそもの目的が異なるので、一概に非難する理由にはなりません。

株マイスターがこのような実績を公開する利点は、先述のように業者の明瞭性をアピールできる事、それと損切りに対するパフォーマンスを顧客に理解してもらえるという事ですね。

 

たしかに実績表の損切り幅を見ると、損切りに対するルールが確立されているように見受けられます。ただ逆に、利益確定している銘柄のパフォーマンスにはインパクトが欠けるような気もします。

 

「手堅い」といってしまえばそれまでかもしれませんが、昨今は200%以上の実績を叩き出す投資顧問もザラに存在しますので、先述の株マイスターの人的体制から鑑みると、物足りない印象を受けてしまいます。

 

株マイスターの総評

株マイスターは、買い場も売り場も「無難」にこなすという印象を受けます。基本的にスイングを多用しているようですが、今回のベクターのようなケースだともったいなく感じてしまいます。

 

また売り買いの判断を見ていても、極端に言ってしまえば個人トレードに似た手法を行っているように見受けられます。

 

無難な分、大怪我も回避しやすいという利点もありますが、昨今の精度が高い投資顧問だとしっかりと利幅を確保してしまいます。

 

無難はトレードにおいて決して悪い事ではありませんが、投資顧問の利用という観点からすると、顧客は決して安くない利用料を支払わなけれなならないので、それに見合う利益が提供できなければ、魅力は感じられないと思われます。

サイト名 株マイスター
URL http://kabumai.com/
運営会社 株式会社SQIジャパン
所在地 東京都新宿区神楽坂1丁目1番地
運営責任者 秋山伸之
メール info@kabumai.com
電話番号 0120-850-730
金商 関東財務局長(金商) 第850号

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