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3Dプリンターが送る、形成における無限の可能性

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3Dプリンター

日本の製造業に革命、SDプリンターの誕生

2014年頃、3Dプリンターという市場が話題となり、株式市場でも有望な分野として注目されていていた。

3Dプリンターとはその名のとおり、面に文字や画像を起こすという従来の2Dプリンターが進化版で、データを素に、立体的な形状を造り出す事ができるという画科的な物であった。また、造形にあたり、樹脂や金属といった様々な素材を使用できるという点も、注目の的となった。

この3Dプリンターの台頭は、金型を造形の主とする日本の製造業を一新するとまで言われ、市場が沸いた事もあった。しかし、2015年にかけて、3Dプリンターの市場は衰退を見せていく。市場の成長が乏しくなった原因は、2014年のブームの反動で3Dプリンタ本体の販売が落ち込んだことだ。

市場セグメント別で見ると、デスクトップ3Dプリンター本体の出荷台数が6,300台(前年比成長率マイナス19.3%)、売上額が9億2,500万円(同マイナス40.9%)。原因の一つとしては、ブーム後、造形物の限界が明らかになった事が、一般消費者の購買意欲が一気に低下したことが大きな理由であると見られている。

関連サービスの急成長

一方で、造形材料などの関連サービスは2014年から2015年にかけて急成長した。関連サービスの売上額は118億3,300万円(前年比成長率62.1%)、造形材料売上額が85億4,200万円(同77.3%)と、2015年に市場が大きく成長している。

関連サービス市場では、3Dプリントサービスの認知と利用が拡大したことに加え、前年の2014年に大きく導入が進んだプロフェッショナル3Dプリンターの保守や修理費用が売上額を押し上げる事となったためだ。

3Dプリンタ関連のビジネスは本体を買って終わりではなく、使い方勝負になってくるという事なのだろう。実際に、従来の2Dプリンタ-市場も、本体自体より本体購入後のメンテナンスにおける売上げが高い。ただ、個人向け製品への期待がしぼむ一方で、産業向け製品については堅調な成長が予測されている。

2020年には、3Dプリンター本体の国内市場が200億3200万円へ達するとみており、業者による出力代行サービス、保守サービス、材料供給サービスなどの周辺ビジネスが活性化しそうな見通しだ。2017年時点においても、産業界では3Dプリンターが開発期間の短縮化などに大きな効果があるとの評価が大半を占めている。

今や、3Dプリンターは数多の種類が生産され、メーカーや販売代理店のサイトには、無数の導入事例などが掲載されている。一時期に比べれば格段に価格は下がり、一般社会にも浸透しているものの、製品の特性上、用途があり過ぎる程あるため、こういった広報は非常に効果的であると考えられる。

今後は利用者の声を参考に、製品はさらに進化していくだろうし、企業においては3Dプリンターの利用を前提とした商品企画も増えていくだろう。クライアント側にしても、発注先が3Dのプリンターを所持しているという事だけで、大幅な時間やコストの削減が見込める。データを作成して入稿すれば成果物を得られるわけなので、非常にメリットは大きい。

また3Dプリンターを所有している企業側も、効率的な仕事をクライアントを提供できるという強味から、受注が増えるという事も望めるだろう。そうなると、3Dプリンターの耐性という懸念点も出てくるかもしれないが、そこは今後の進化に期待したいところだ。

3Dプリンターの慣例銘柄である【6143】ソディック

株式市場でも、3Dプリンターの関連銘柄に注目が集まっていたが、その先駆けとなったと銘柄と言えば【6143】ソディックであろう。ソディックは、1976年に創業された工作機械のメーカーだ。

株式会社 ソディック HP画像

株式会社 ソディック HP画像

NC放電加工機では国内最大手格の企業で、当初はその関連のみの事業を手掛けていたものの、現在では射出成形機、食品機械など幅広い分野の生産財を開発、製造、販売している。そして近年、金属3Dプリンタービジネスへ参入。業界パイオニアのOPMラボラトリーを傘下に収め、 2014年に金属3Dプリンター「OPM250L」を発表した。

研究開発体制も大規模な体制で事業を推進しており、 年間生産60台を製作している。2015年度から海外を対象に装置を投入し、3Dプリンターの世界トップシェアを目指している。

ソディックは、2016年7月16日に、金属3Dプリンター「OPM250L」を開発し、10月から実際に販売を開始するという発表をきっかけに、株価が約2ヶ月で5倍近くも急騰しました。3Dプリンターが、大きい規模で商品化されるという初めての報道であった事もあり、この時の急騰劇は、3Dプリンターセクターの象徴となっている。

ソディックの株価は、その後1/3の水準まで下降するも、2015年3月には、東証2部から1部への出世上場を経て、2016年6月に下値を付け現在まで堅調に推移している。東京の八重洲にもソディックのショールームはオープンし、工業用3Dプリンターのデモンストレーションを生で見れるという、当時では画期的な催しも行われている。

現在は他にも、3Dプリンター関連で注目されている銘柄は数多く存在する。

  • 【6861】キーエンス
    FAセンサーなど検出・計測制御機器大手。生産は国内工場軸に外注。
    持分にジャストシステム。
  • 【6947】図研
    プリント基板CAD/CAMの国内最大手。
    世界でもトップ級。
    自動車関連や生産管理に触手。
  • 【8226】理経
    IT機器を輸入販売する技術商社。
    新技術の目利きと衛星通信技術に強み。
    大学、官庁向け強い。
  • 【7752】リコー
    事務機国内首位級。
    複合機や商業印刷機のほか、ITサービスに注力。
    大規模な構造改革は一巡。
  • 【7013】IHI
    総合重機大手。
    航空エンジン、大型ボイラー、LNG貯蔵タンク等に強い。
    JFEと造船事業統合。

製造の強い日本は特に、3Dプリンターに関係しやすい企業の割合は多いだろう。現に、本体、および周辺企業を含めれば、数多の企業が関連している。やはり、インターネット関連の企業が台頭する昨今、3Dプリンターは、目に見える物を形成するにあたって極地と成り得る可能性を秘めている。その反応は、むしろ海外の方が顕著で、その反応が様々なサイトで公開されている。

3Dプリンターを使って住居を24時間で制作?

中国は早速、3Dプリンターで家を作り販売を始めている。耐久性は疑問は残るが、超破格の住居ができ、「低所得者でも家が購入できるようになるのでは・・・」と一時期の話題になった。

そしてロシアは、建築資材メーカー数社とサムスン電子の協力のもと、3Dプリンターにより、38平方メートルの住居を、24時間での製作に成功したと報道された。24時間という超短時間での製造が可能となった秘密は、その製造方法にある。

3Dプリンタを使った従来の建築方法は、工場でパーツを個別に3Dプリントしてから建設現場に運搬して組み立てるという方法が主流だった。しかし今回のロシアの住居は、3Dプリンタ自体を直接建設現場へと運び込み、「その場で、住宅そのものを1棟丸ごとプリントする」という突拍子の無いものであった。

その建設費総額は、1万134ドルで、内訳は基礎277ドル、壁1624ドル、床/屋根2434ドル、配線242ドル、窓/ドア3548ドル、外装831ドル、内装1178ドルとなっている。既存の建設工法との比較では、1平米当たり223ドルのコストカットになるとのこと。

今回の成功から、コスト削減、工期短縮、従来の形状にとらわれることのない住宅設計の自由度が上がる、という利点が確立された。そして、ホームレス対策や、オリンピック開催時の選手村、災害発生時の仮設住宅、格安別荘など、さまざまな場面に活用できると注目されている。

日本では3Dプリンターを利用した再生医療に成功

当然、3Dプリンターの開発国である日本は、活用面でも負けてはいない。

立体の造形物を、簡単に作製できる3Dプリンターと遺伝子工学を駆使し、人体に移植できる皮膚や骨、関節などを短時間で量産する技術を、日本の研究チームが確立した、との報道がされている。

東京大学医学部付属病院と富士フイルムなどが、立体の造形物を簡単に作製できる3Dプリンターと遺伝子工学を駆使し、人体に移植できる皮膚や骨、関節などを短時間で量産する世界初の技術を確立した。

移植において、難題となっている感染症の危険性を抑えられる効果があり、 肝臓などの臓器にも応用できるそうだ。これは、株式市場で昨今のテーマともなっている「再生医療」とも結びつき、当技術を大きく発展させる可能性を感じさせる。

元々この技術は、2014年時点で既にロシアで研究されていた。その時の概念も、3Dバイオプリンターを用いて、細胞を充填すれば臓器が出来上がるというもの。また、患者自身の細胞から作られるため、「拒絶反応を引き起こさない」という利点が挙げられていた。

この内容を聞いていると、まさに「再生医療」の概念と同様であることがわかる。つまりベースにiPS細胞を用い、「分化」による形成段階において、バイオプリンターが助力となるというわけだ。

株式市場でみる3Dプリンターの可能性

現在、株式市場では主に、バイオ、IoTという二大テーマが存在するが、3Dプリンターは、そのどちらとも協業でき得る。というより、この2テーマを繋ぐ架け橋にも成り得る。バイオにおける「再生医療」の概念自体、クローン技術と類似しているので、極地となれば人間一人を作ることは可能かもしれない。

しかしそれ以前に、先述の細胞分化と3Dプリンターにより形成したハードに、AIをソフトとして組み込めば、まるで、ターミネーターのような「人間に近い存在」が創れるかもしれない。

少し前まで映画の中だけの世界だった事が、近年は現実味を帯びてきている。株式市場で「テーマ株」と呼ばれるセクターには、本当に「無限の可能性が内包されている」のだと、改めて認識させられる。

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