DTCおすすめ銘柄の検証・評判・被害

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三社電機(6882)についての検証

前回検証した大久保貴広氏率いる株式会社ディーティーシーが運営するDTCの進捗です。DTCは、無料登録するとメールが送られてきます。メール上にも推奨銘柄が掲載されていますが、さらに推奨銘柄を確認することができる専用の会員サイトへのリンクが貼ってあります。

総体的に無料推奨銘柄は多いのは良いのですが、その分、選定精度が問われてくるでしょう。今回は、会員サイトの中に掲載されている三社電機(6882)を検証してみたいと思います。

銘柄名 三社電機(6882)
買いポイント 2017年11月20日/1,180~1,220円
目標ポイント 1,350円
ロスカットライン 1,140円

三社電機は、電源機器、半導体の生産事業が主となっています。金属表面処理用電源では国内首位に位置し、半導体はニッチに特化しています。

 

三社電機(6882)業績を確認する
三社電機【6882】業績推移

三社電機【6882】業績推移

2016年3月期に新たな中期経営計画をスタートさせましたが、電源機器の導入から運用、さらに周辺設備選定や据え付け工事までのワ ンストップサービスを提供するための子会社「三社ソリューションサービス」を2016年4月に設立。さらに従来の電源機器事業に加えて小型で小容量の電源機器事業を行う子会社「三社電機イースタン」を2016年9月に設立しています。

しかし、同期は受注の困難な状況が続き、当連結会計年度の売上高は前期比9.6%減少となりました。損益部門については、減収の影響と電源機器事業における製品の故障対応のための対策費を計上したこともあり、第3四半期累計期間までは赤字決算。

しかし、下期以降に受注が回復してきたこと、また上記で述べた子会社の「三社電機イースタン」の業績が寄与し、営業利益は前期比88.1%減少、経常利益は前期比87.9%減少、当期純利益は前期比89.2%減少に留まりました。

三社電機【6882】決算

三社電機【6882】決算

2017年度の電源機器事業においては、太陽光発電事業の減速による太陽光パワーコンディショナーの需要が引き続き減少する厳しい環境が予測されてます。

成長市場である新興国での需要を取り込むべく2017年3月期に開発したモジュール式表面処理用電源の拡販を推進するとともに、新エネルギー分野における積極的な製品開発を推進する方針。

半導体事業においては、主力のパワーモジュールにおいて太陽光パワーコンディショナ用逆流防止ダイオー ドの減速が予想されるも、スマートフォン並びに各種輸送機の生産設備用に使用されるパワー モジュールの需要については好調を維持する見通しとしています。

業績予想については、前期比9.6%増、営業利益は前期比 196.2%増、経常利益は前期比152.5%増加、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比256.4%増加が見込まれています。

なお、前提となる為替レートは1米ドル=105円の想定となっています。

 

三社電機【6882】チャート

三社電機チャート(6882)

DTCが、三社電機の株価が銘柄情報えを提供している7月20日は、買い判断に至るまでの過程がやや複雑です。まず、10月31日と11月9日の高値で形成されたと仮定とするダブルトップの想定ネックラインが二つ、これに加えた10月30日に空けた窓の上限のネックラインが一つ形成されています。

結局、ダブルトップのネックラインは二つとも下抜けたにも関わらず、その直下の窓の上限で反発。しかしDTCはどうやら、ネックラインを11月7日の安値でなく終値としているように感じます。現にその水準をロスカットラインとし、1σボリンジャーバンドの上抜けで参戦しています。

三社電機【6882】

三社電機(6882)

結局のところDTCは、レジスタンスとなっている1,300円手前で利益確定を行った模様ですが、ネックラインの反発が確認できたからといって、1,300円の上値の重さはあからさまで、ブレイク狙いはハイリスクでしょう。ロスカットラインをネックラインの下ではなく同水準で行っている事も含め、DTCの取引には違和感を感じざるを得ません。

アンジェスの検証(4563)

DTCという投資顧問業者の実態や評判を見定め、検証していきます。被害は起きていないのでしょうか?DTCのサイト上には、実際に過去に推奨している銘柄の実績といいますか、推奨した銘柄に対する報告が掲載されています。推奨銘柄の見通しは登録すると送られてくる「無料メルマガ」に掲載されているとの事です。

早速検証する為に登録をしたところ、なかなかメールが届かないという状況です。この段階でDTCという投資顧問業者に対して良い印象を持つことは難しいかと思われます。現在メルマガの配信待ちなので、先にDTCの推奨銘柄のひとつであるアンジェス(4563)について検証考察していきたいと思います。

DTC推奨銘柄アンジェス【4563】


DTC推奨銘柄アンジェス(4563)画像

アンジェスは、大阪大医学部の森下竜一教授が創業した創薬ベンチャーです。遺伝子治療薬の開発、研究を行っている、いわゆるテーマ銘柄であり、既に難病の治療薬も販売しているという企業です。

アンジェス業績推移

アンジェス(4563) 業績推移画像

ただ売上げはあるものの業績はやはり赤字続きで、やはり研究会社という側面を見せています。今期予想は、減収減損となっています。売上げと利益の推移を見ていると、反比例しています。詳細は今後突き詰めていきますが、これだけ見ると販売物が原価割れしているようです。

【4563】チャート


アンジェス(4563) チャート画像

DTCはまず「2016年5月の高値である848円をターゲット」にしていたとあります。おそらく、その1ヶ月前の高値である943円まで見ているのでしょう。ただ買い推奨が7月20日の755円、この水準は前日のレジスタンスを上抜けた事で、まず848円が意識されている事が再確認できたからだと考察できます。

しかしその値幅は小さく、かつ日数とその間の値動きもタイトです。目標到達毎に、いつ急反落してもおかしくない水準でしょう。

アンジェスのような銘柄は商いが小さいため、急騰による常勝率は大きいものの、上昇が長く続かず急反落する傾向があります。今回は、6月中旬頃から水準を保っており、かつ二段目の上昇の兆しを見せたため、買いの判断をしたというところでしょう。

サイトの中の「DTCが選ばれる理由」というページの中を見ると、DTCはレシオを指標のひとつにしているようです。おそらく6月中旬からのレンジをレシオに当てはめ、逆張りとしてではなく準張りの基準として見て、このような買い判断となったという考え方もできます。

DTCの基本情報

DTCは、これといった特徴はサイト上で見受けられませんが、果たしてその評判はいかがなものなのでしょうか?サイトを見た印象は、若干内容が薄い感を受けました。

目を引く点と言えば、サイト内の「今日の一人言」というページでしょうか。登録前にサイトからDTCの分析者らしい方が書いているコラムが読めるという点です。

また、DTCのサイトからは、著名な投資家や金融関連従事者といったバックグラウンドは特に見受けられませんでした。ただ、DTCの運営会社である「株式会社ディーティーシー」は、ブライアン投資顧問という投資顧問サイトも運営しています。

ブライアン投資顧問の運営責任者となっている畑添武志氏は、その人自体の名前で検索してもブライアン投資顧問関連以外のヒットは無いものの、サイトに顔を出し、何でもテクニカル分析のスペシャリストという事で推しだされています。

畑添武志氏は、アメブロでも自身の相場分析に関するブログを掲載しています。

その中には、銘柄情報の提供も頻繁に行っています。どのような意図でそれを行っているのかわかりませんが、これではブライアン投資顧問の有料サービスの価値は下がってしまうのではないかという疑問が生じます。

もしかしたら、提供する銘柄情報の精度の差別化を図っているのかもしれません。

運営管理者の大久保貴広氏の情報が少ない

ちなみにDTCの運営管理者は、「大久保貴広」氏となっています。大久保貴広は、株式会社ディーティーシーの代表者でもあります。という事は、DTCが本丸でブライアン投資顧問が派生サイトという事になるのでしょうか。

大久保貴広という名前を検索しても、特にヒットはありませんでした。ここまで情報が少ないと、初心者の方は、相談もし難いかと思われます。

では、DTCの運営会社である「株式会社DTC」の運営状態を検証するため、下記の項目に当てはめてみます。

  1. 登録番号の表記がある ○40
  2. 代表者名の表記がある ○20
  3. 分析者名の表記がある ○5
  4. 事業範囲の表記がある ○5
  5. 住所表期がある ○10
  6. 連絡先表記がある ○10
  7. その他、特商法の表記がある ○10

総計で100点となりました。

DTCには助言者として、代表取締役である大久保貴広氏の他に、「麻生絵夢」という名前があります。どことなく著名人のような名前だったので期待しましたが、麻生絵夢という名前で検索しても、それらしいヒットはありませんでした。

特に詐欺などで被害に遭うような不穏な匂いは、サイト上からは感じられませんが、口コミサイトでは、推奨面であまり評判が芳しくないようです。

DTCの総評

DTCの取引は、どちらかというと強気な短期トレーダー向きです。既に出ている上昇力に乗って「突っ込んだ取引をする」という印象を受けました。

しかし、これは配信により顧客の取引を促す方法には向いていないかと思われます。先述のとおり、いつ急反落するか判らない水準でのタイトな取引は、PCに張り付いていられる人が行うのが普通です。

顧客がもし推奨配信を見遅れて、目標に到達した後などに買いを入れてしまった場合、急反落による大怪我をする可能性もあります。それならば、6月初旬の急騰を捕まえた方が、元々が下値水準の推移であったため、リターンも取れて、かつリスクも低かったのではないかと考えられます。

一歩間違えると被害に遭う可能性を秘めているDTCの利用を検討している方は十分にリスクを考えた上で利用すべきでしょう。

サイト名 DTC
URL https://www.dream-trader.com
運営会社 株式会社DTC
所在地 福岡県福岡市中央区赤坂1丁目14番22号 センチュリー赤坂門ビル6F
運営責任者 大久保 貴広
メール kj@dream-trader.com
電話番号 092-986-6492
金商 福岡財務支局長(金商)第76号

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