プレミアムストッククラブはテクニカル面に難あり?推奨銘柄を分析

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プレミアムストッククラブは、株式会社トラヴィス・コンサルティングが運営する投資顧問です。

無料で会員登録ができますが、1日に10通以上のメルマガが届くので、利用手側からすると情報精査にも時間がかかり大変です。

また、無料推奨銘柄の配信数も多いため、何を買ったらいいのか分からなくなるのもマイナス評価です。無料提供とはいえ、利用者は自己資金を張って相場に挑む事になるので、損失が重む被害を被る可能性もあるでしょう。

 

何かと残念な点が気になりますが、今回は特典銘柄であるセイコーエプソン(6724)を検証してみたいと思います。

 

セイコーエプソン(6724)の検証

銘柄名セイコーエプソン(6724)
配信2017年5月17日/2,320円
配信後高値2017年7月28日/2,857円
騰落率23.15%

セイコーエプソンは、インクジェットプリンタで国内首位級に位置している企業です。またインク消耗品が好採算となっており、ビジネス用途の分野にも進出しています。

セイコーエプソン(6724)の業績を確認する
【6724】セイコーエプソン業績推移

【6724】セイコーエプソン業績推移

2016年度は、インクジェットプリンターの需要は、日本でのコンシューマー向け市場の縮小が継続し、北米・西欧でも縮小。一方で、他社の参入による認知度向上効果もあり、大容量インクタンクモデルに対する需要は拡大しました。

大判インクジェットプリンターの需要は、中国および南米では景気減速の影響により低調となるも、北米・日本では堅調に推移。シリアルインパクトドットマトリクスプリンターの需要は、上期に中国の徴税市場での特需があったものの、米欧では縮小が継続しました。

プロジェクターは、欧州での需要増加がありましたが、南米での景気減速影響、北米リテール市場が低調に推移、下期にかけては若干回復の兆し。アプリケーションの市場では、スマートフォンの需要は新興国メーカーが成長したことで堅調な推移となりました。デジタルカメラ市場の需要は低調。

ウオッチの需要は、日本でのインバウンド需要、および中国・北米の需要減に加え、ウオ ッチムーブメントも市況悪化により大幅に低下しました。産業用ロボットの需要は、米州、中国で堅調に推移し、日本でも自動車産業向けが堅調に推移。

為替は、米ドルでは10%の円高、ユーロでは10%の円高での推移、他の一部の通貨はさらに円高で推移しており、その結果、売上収益は前期比6.2%減、事業利益は22.5%減、営業利益が27.8%減、税引前利益は26.3%減で、当期利益は5.1%増となりました。

決算

決算

2017年度の、転換と開拓の成果を継続させる事と同時に、製品開発の仕込みや必要な投資を積極的に行い、強固な基盤を整備していく方針で、セイコーエプソン側では、増収、増益、アナリストのコンサンセスではさらに強い予想がされています。

 

セイコーエプソンを推奨銘柄として提供した5月17日は、下髭を付けて陽線、ほぼ高値水準で引けた事により、上昇すると判断したのでしょう。

【6724】セイコーエプソンチャート

セイコーエプソン(6724)チャート

しかしこの日は、5日移動平均線(水色の線)に頭を押さえられている事もありました。

また、2,300円辺りまでの下げ余地もあるため、ここでの買い判断は早尚ではないでしょうか。まだリスクがあります。

 

案の定25日移動平均線の水準まで売り落とされ、そこからの反発となっています。

プレミアムストッククラブは、配信後高値とする7月28日を高値として発信を行ったところから鑑みると、節目と捉えていたと考えて間違いないでしょう。

第1四半期決算発表の日は事前に判りますし、それが強い内容で材料消化を消化したため、売り判断をしている可能性が高いと思われます。

メール

メール

実際は、その翌営業日が高値となっていますが、これは上昇直前を起点とすると三段ゾーンの形成を目論む事が出来ます。

そのゾーンが二段目まで同種準の空間となっているため、三段目の同様の形成がされる事は予想に難しくないでしょう。そう考えると、決算発表直後の7月28日に売り推奨しているとしたら、プレミアムストッククラブはいささかテクニカル面での判断が甘い気がします。

テクニカルの安定さや騰落率の高さを見ても、TMJ投資顧問などの精度には及ばないかもしれません。

 

ロイヤルHD(8179)の検証

今回は銘柄動向レポートに推奨されていた、ロイヤルHD(8197)を抜粋して検証をしたいと思います。

ロイヤルHD【8197】銘柄動向

ロイヤルHD【8197】銘柄動向

 

ロイヤルHDは外食産業の老舗で、「ロイヤルホスト」と「てんや」が柱となっています。

他にも空港内の施設内食堂や機内食、ホテルも展開している企業です。業績にあまり変動はなく安定的な収益率を保っており、今期予想も若干の増収増益となっています。特に老舗の外食産業は、業績が安定していると株価も長い期間、安定して堅調地合を保つ傾向があります。

ロイヤルHDも同様で、2016年初頭から8月まで調整地合いとなるも、その後は堅調地合を続けています。

ロイヤルHD【8179】業績推移

ロイヤルHD(8197)業績推移

 

買い推奨の3月8日は、既に上昇基調の最中、5日移動平均線の上で緩やかな波を形成しながら推移しています。

ロイヤルHD【8179】チャート画像

ロイヤルHD(8197)チャート画像

プレミアムストッククラブは、その波が下降に入り5日線に到達した時に押し目の買い推奨をしたというところでしょう。ただこの押し目は浅く、その水準に留まる時間も短いため、推奨してもそこで実際に買える人は少ないでしょう。

 

大半の顧客が、再度上昇してから買いに入る事になると考察できます。現時点でも、このようなレポートが出されているという事は、プレミアムストッククラブは売り仕切りの推奨はしていないという事でしょう。

 

ロイヤルHDという銘柄の特性上、例えば4月や6月後半の調整に動じる事はないのかもしれませんが、利幅は大きくなくとも1ヶ月も続く調整なら高値で売り仕切って、調整完了後に押し目買いという事もできたかと思います。

 

プレミアムストッククラブのスタイルは、基本的に中期的な印象を受けます。たしかに仕切る事により、再度の買い意欲が薄れてしまう顧客もいるかもしれませんが、上昇を体感した銘柄の押し目は、特に日本人の初心者の投資家には魅力的に映るようで、むしろ意欲が沸くのではないのかと考察出来ます。

また、ロイヤルHDのような大きい銘柄は、統計理論が効きやすいので、サイクルもわかりやすいでしょう。

 

プレミアムストッククラブの基本情報

プレミアムストッククラブのサイトを見るとつくりが非常に整然としている印象です。

昨今の投資顧問サイトは、内容を詰め込み過ぎてゴチャゴチャしているものも多く、見ているだけで疲れてしまう為、プレミアムストッククラブの第一印象だけを見た顧客は、実態を知る前に登録してしまう方も多いのではないかと思います。

 

私自身の考え方として、第一印象だけで自分の大切な資産を預けるには、リスクが高いと考えます。

 

コラム提供している「仁科剛平」氏とは何者?

プレミアムストッククラブには、「株で1億円作る!」の著者として有名な「仁科剛平」氏がコラムの提供を行っているとの事です。

仁科剛平氏は、「株で1億円作る!」以外にもその他、金融・株式に携わる分野の著書を60冊以上を排出しており、ミクロからマクロまで幅広い視点で分析を行う解説者という側面も持っています。

仁科剛平氏 著書

仁科剛平氏 著書

元々ジャーナリスト出身としては有名な方ですが、金融業界でどのような職についているのかは耳にした事がありません。

「株取引で稼ぐ職」と言えば、ディーラーかファンドマネージャー、若しくは投資顧問業を連想しますが、恐らく業界人としてではなく、証券業界に名が通っている個人投資家ではないかと推測します。

 

下記が、仁科剛平氏のプロフィールとなります。

仁科剛平(にしな ごうへい)
1952年生まれ。日本大学理工学部卒業。
株式・金融専門誌の編集者を経て、株式・金融関係に強いジャーナリストとして活躍。
システムを駆使した独自の株価分析・企業分析とやさしい解説には定評がある。
投資家ならば一度は耳にしたことのある『株で1億円作る!』の著者であり、過去には兜町での職に就き豪腕ぶりを発揮。
出世株を見つけては大きく稼ぎ、業界内でも一目置かれる存在に。
生で渡り歩いた経験を活かし、投資関連、株式・金融関連の著書を数多く出版。その出版数においては株式会で右に出る者は居ないと伝わる「国内トップクラス」を誇る巨匠。

投資哲学・分析手法
独自のチャート分析などでも有名。
「未知への挑戦」を人生で心がけていると言い、従来のテクニカル分析に加え、酒田五法やらせんチャート、定性データを用いて“儲かる株”を見つけるシステムソフトを開発。
過去の個別発掘のノウハウを詰め込んだオリジナルの分析法で上昇株を幾つもあげています。
テクニカル分析にファンダメンタル分析を加え「テクニメンタル」という造語を生み出した経緯も。
現在はそれに「カオス」を絡めた分析手法を用いて、国内唯一の分析ツールを構築しています。
「株で一億円を作った人を増やす」というのが投資哲学。
どのような根拠でトレードしているのかはプレミアムストッククラブ内のコンテンツで明らかにして行きます。

 

運営状態を分析

では、プレミアムストッククラブの運営会社である「株式会社トラヴィス・コンサルティング」の運営状態を検証するため、下記の項目に当てはめてみます。

  1. 登録番号の表記がある ○40
  2. 代表者名の表記がある ○20
  3. 分析者名の表記がある ×5
  4. 事業範囲の表記がある ○5
  5. 住所表記がある ○10
  6. 連絡先表記がある ○10
  7. その他、特商法の表記がある ○10

総計で95点となりました。

株式会社トラヴィス・コンサルティングの分析者の表記はありませんが、「仁科剛平」氏となのでしょうか。

 

株式会社トラヴィス・コンサルティング代表取締役である「鈴木信宏」氏が分析者であるとするなら、何か情報が無いかと思い名前を検索するも、プレミアムストッククラブに関連する事以外にヒットはなく、また株式会社トラヴィス・コンサルティングの検索も同様の結果となりました。

この時点で実態がある投資顧問業者なのか、正直なところ不透明な状態です。

 

プレミアムストッククラブの総評

プレミアムストッククラブは、「銘柄選定」「売買タイミング」も、比較的保守的な印象を受けました。もちろん、中期かつ安定的な銘柄の取引は顧客も楽ですし、資産運用をしているという実感が持てると思います。

しかし、顧客はプレミアムストッククラブに利用料を支払っているので、もう少しリターンを見込める銘柄情報の提供をしても良い気もします。

何よりロイヤルHDのような安定重視で知名度が高い銘柄なら、投資顧問を利用しなくても、顧客自身で見つける事もさほど難しくないかと思われます。

 

いずれにしてもプレミアムストッククラブで被害を被った方からの情報や評判も特に現段階では多くない為、投資顧問業者としての実力を測るにはまだ検証が必要と感じました。

当サイトにて引き続きプレミアムストッククラブの情報が入り次第、検証をしていきたいと思います。

サイト名 プレミアムストッククラブ
URL http://p-sc.net/
運営会社株式会社トラヴィス・コンサルティング
所在地東京都中央区京橋2-11-5 パインセントラルビル9F
運営責任者鈴木信宏
メールinfo@p-sc.net
電話番号050-3774-5874

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