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発展とともに廃れる自動車に対するこだわり

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自動車

自動車産業の変革の背景にあるものとは?

現在、日本の自動車産業は大きな変革を迫られている。その内容は様々であるが、大きな要素の一つとして「運転の自動化」である。現時点で日本の自動車産業は、まだ完全自動運転という段階には到達していないものの、その経過となる「安全性能」という部分では、本日まで目覚しい発展を遂げてきている。

主にセンサーを駆使した「衝突防止システム」が筆頭となるが、これを全体化し且つ人工知能によってファジーな部分を埋め込み一貫性を持たせる事が、現時点で見込まれている「完全自動運転」のゴールとされている。ただこの「運転の自動化」が、近年の「車に対する意識の変化」に拍車を掛ける可能性がある。

近年の車を購入する際の選択基準は、「趣向やこだわり」の割合が縮小し、「実用性」の割合が拡大している。こうなった要因は多々あるだろうが、まず「経済的要因」が挙げられるだろう

自動車に対する価値観の変化

長きに渡り末端にまで行き渡らない景気の恩恵は、日本国民の車に対する購買意欲を削いでいったと考察出来る。車はこだわりを持てば、際限なく費用が掛かるものである。特に改造などをしだせば、その費用は実車価格を上回る事も珍しくない。

この様な無くても実質的に支障の無い出費は、現在の様な潤っていない景況下では排除されていくのも必然であろう。しかし郊外を主とし、車に対する最低限の需要は残っている。そこで選ばれる種類は、旧来の「乗る事に憧れていた車」ではなく、「沢山荷物が運べる」「燃費が良い」といった実用性重視のものである。

「車自体の個性が無くなった」事も間違いなく要因の一つであろう。加えて、その残った需要を満たす方法も購入に限らないものとなってきている。特に現在は、レンタカーやカーシェアリングといった環境が整っているため、それらを利用すれば最低限の需要を満たせてしまう。自身で保有している事で、おのずと掛かってくる様々なコストからも開放される事になる。

これがもし、「憧れの車」であったり「こだわりの車」であったなら、コストを背負ってでも自身の物としたいところだろう。それに加え、冒頭の「運転の自動化」により近い現在、「運転をする愉しみ」も消滅しつつある。

自動車業界に求められる変革

元々、昨今の車は性能向上により、「走行における車種独特のクセが無くなった」と言われている。しかしそれを愉しんでいるユーザーも少なくなく、わざわざ実用性の低いスポーツカーを購入する層にはこの傾向が強いだろう。

その愉しみすらも、運転の自動化が成されれば完全に消滅する。そしてそれは、車が「愉しみの一つ」ではなく、「ただの移動手段」に成り下がった事を意味するだろう。

今や「愛車」というワードは死語になりつつある。自動車業界もこれに対応してか、軽自動車やコンパクトカーなどの低コストな車種の開発に注力してきたが、それでも絶対需要数は低下しているので、生産台数の増加を前提としたビジネスモデルは成り立たなくなるのは必然だ。自動車業界は既に、価格競争や販売力の向上ではなく、運営自体の変革が迫られていると感じる。

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