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問題山積の中の内閣改造。新体制に掛けた安部政権支持の巻き返し

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新たに構成された第3次安倍改造内閣

第3次安倍改造内閣は3日午後、皇居での認証式を経て発足した。総務相に野田聖子元総務会長、外相に河野太郎前行政改革担当相を起用し、政調会長に岸田文雄外相兼防衛相を充て、新たな党四役を決定する。

また、衆議院の官房副長官に西村康稔氏が新たに起用された。内閣の骨格である麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官ら5閣僚は、予定とおり留任となっている。今回の人事は、安倍首相の麻生、額賀、岸田3派に対する気遣いがうかがえる。麻生派に関して言えば、麻生氏留任のほか河野太郎元国家公安委員長を外相に起用。

額賀派からは、茂木敏充前政調会長を経済再生担当相、加藤勝信前1億総活躍担当相を厚生労働相に抜てきした。岸田派は、安部首相とあまり近しくない林芳正元農相を含む4人が入閣している。改造内閣について「結果重視、仕事第一、実力本位の布陣を整えられた」とした上で「結果本位の仕事人内閣だ」としている。

独自路線を貫いてきた石破氏に対する安部首相の思惑は?

一方、事前に注目されていた石破氏の人事だが、要職には起用されなかった。会見時に、記者からこの事に対する質問をされた安部首相は、「人事のさまざまな過程については、発言は控えさせていただきたい」と言葉を濁している。

今回の人事では、挙党態勢を目指す首相周辺と、独自色を強める石破派との間で摩擦が生じていた。支持率回復の秘策として、石破氏に入閣を求め自民党比率を高める事で、一党体制首相周辺にくすぶっていたからだ。

しかし石破氏は、総裁選まで首相と距離を置き、政権批判の「受け皿」となる戦略を描いており、今回も内閣改造の動きを尻目に石破派の会合を開き、派閥としての政策作りを進める姿勢を保っている。「私どものグループは、自民党が野党の時の気持ちをもう一度思い出して、党が信頼を取り戻すことができるように、自己満足ではなくやっていきたい」という発言も、謙虚さを欠き、支持率急落に直面する安倍首相をけん制する発言と受け取れる

対して安部首相は、石破派から斎藤健農相や、石破氏と親しい小此木氏らも入閣させるという人事を行っており、石破派を切り崩し、目の上のコブである石破氏を孤立させたいという狙いがあるが見て取れる。改正憲法の2020年施行目標については「スケジュールありきではない」と述べており、「党主導で進めてほしい。スケジュールありきではない」と、従来路線からの軌道修正も示唆している

驕りに満ちていた前内閣、改造後の阿部首相の姿勢は?

当政策に関しては、実行するに生じ得る障壁の大きさから、後回しにされている感がある。表向きには、「党内の雰囲気や各党の考え方、国民の雰囲気を見ながら慎重に進めていきたい」という考えを示しているものの、実際には、止まらない国内の不支持への対策を講じる事が優先という考えだろう。憲法改正は、日本国民のためのものではなく、日本に連携を求める主に米国のためのものだ。

周辺国による緊迫した情勢や、米国からの実行圧力は掛かっているものの、政権に対して国民からの不信感が増大している現時点で、直接的な国民への恩恵が無い法案を通すにはあまりにも時期が悪い。実際に前内閣の度重なる強行採決という姿勢に、国民は不信を募らせていた。

その上に、南スーダン国連平和維持活動部隊の日報隠蔽問題、特に加計学園の獣医学部新設問題森友学園への国有地売却では、安部首相の意向をそんたくする政府・与党内の1強ムードが疑惑に拍車をかけ、「何でもありの政府・与党」というイメージが浸透した。

今回の改造改革のテーマである「人心一新」は、まさにそこを意識して命名されたものだろう。やはりそこは阿部首相も認識している様で、会見の冒頭で「国民から大きな不信を招く結果となり、改めて深く反省し、おわび申し上げる」と頭を下げ、「政権奪還したときの原点にもう一度立ち返り、謙虚に丁寧に国民の負託に応える」と訴えている。

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