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パナマ文書報道参加者殺害!租税回避者の心理とは

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ジャーナリスト殺害!正義感は潰される?

世界の富豪や権力者が租税回避地を利用している実態を暴露したパナマ文書報道は記憶に新しい。

日本にもリストに載っている者が何人もいたことで話題になっていた。

この暴露劇は、課税逃れを行っている富豪や権力者達へ鉄槌を下すつもりで行われたのだろうが、「よくもまあ、こんな危険な事をしたものだ」と当時は思ったものである。

こういうことを実行に移せる人間には、命も投げ出す覚悟があったのかもしれないが、権力者の復讐というものは当事者の親族や周囲の人間も狙うなど、歴史的にみれば非常に陰湿なものが多い。

今回は、実際に参加した女性ジャーナリストが16日、自宅のある地中海のマルタで自動車爆弾により殺害された。

同国では調査報道で知られる著名なジャーナリストである彼女が運営するブログは、政党を問わず政治家の汚職を追及し、高い支持を集めていたという。

こういったところから見ても、強い正義感を持っているということが頷ける。

彼女は、「あちこちに不正を行っている人たちがいる。事態は深刻だ」とブログで書いて更新、その30分後に殺害されている。

彼女は、自分の車を運転していたところ、突然車両が爆発し、爆風で車体が道路の外へ吹き飛ばされたとのことであった。

事件を非難したマルタ首相、キナ臭いその背景

マルタのムスカット首相は「報道の自由に対する野蛮な攻撃」と事件を非難したが、殺害された女性ジャーナリストはブログにて、ムスカット首相の妻がパナマ企業の実質的なオーナーであり、同企業とアゼルバイジャンにある複数の銀行口座の間で多額の資金が動いていたと報じられている。

ムスカット首相はこれを否定し、女性ジャーナリストを提訴していたというが、これらのことを鑑みた場合、もしこれが映画や小説の中だったらムスカット首相に疑惑が向けられるのが妥当であろう。

被告はパナマ文書に関する調査に参加しているジャーナリストということもあり、証拠収集能力は決して低くないだろうから、もしムスカット首相の妻の疑惑に対する証拠を突き付けられたとしたら、当裁判とは別件の動きが起こるだろう。

そうなれば、政治生命は絶たれるどころか非常に厳しい裁きを受けることになる。

現時点では相手は判らないが、女性ジャーナリストが、脅迫を受けたとして警察に被害届を提出していたと報じられていることからも、何らかの恐れがうかがえる。

「脅迫に屈しないから殺害した」と考えれば、これほど解りやすい行動原理も無い。

権力者の心理は、事件をさらに深刻化

結局人間は、私利私欲の為なら何でもする生物であることは、歴史的にも十分証明されている周知の事実である。

ただもし今回の事件がムスカット首相によるものではないとしたら、事態は一層深刻なものとなる可能性もある。

何故ならパナマ文書により恐れを感じている者は、世界中に大勢いるからだ。

 

女性ジャーナリストを殺害が、そういった富豪や権力者の誰かによるものだとしたら、ターゲットは、彼女一人に留まらず、パナマ文書報道の参加者全員が対象となるハズだ。

今回の事件が、そういった人達の今後の動きを封じる為の警告による見せしめであればまだマシだが、復讐のという側面で考えると、犠牲者はこれからも出てくる可能性が考えられる。

結局、権力者というものは、自身に少しでも危険が及ぶなら、殺害という方法を簡単に選択する。

どうせ実行は、自身以外の誰かにさせるだろうし、万が一自身に疑いが掛かっても簡単に揉み消せば良いだけのことだ。

議院解散前のどこかの国の首相を見れば、権力者は疑惑を揉み消そうとするという生物だということがよく解るだろう。

 

こういった心理は、権力者に限らず、自身の利益を犯される危機に直面したことがないだけで人間誰でもそうであろう。

権力者とは、権力を持っているが故にそういった危機に遭遇する機会が多いため、世間には非難されるような打開策を講じる頻度が高いというだけの事だ。

ただ権力者のそれは影響力が大きい為、時に世界的な技術の発展すら遅らせることもある

当然、そこには世界的な技術の発展を遅らせようが、人を何人殺そうが、国を壊滅させようが死守したい既得権益というものが存在するからに他ならない。

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