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【決着!】2017年衆議院選挙戦の行方は?

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決着!混沌に塗れた衆院選

2017年衆議院選挙戦の決着が着いた。台風21号の影響で、開票を翌日に持ち越した地区もあるため、結果は完全ではないが、自公合わせて、獲得は2/3を占めている。

2017年衆議院選挙の投票率は53.68%と、最低を記録した前回は上回ったものの戦後2番目に低い水準となった。

今回の台風21号はかの伊勢湾台風と同規模とも言われ、直撃した当日は交通機関ほぼ全滅、避難勧告が出ているような状況であった。

各地で大災害となっているような状況にも関わらず、投票所に行くように促されたり、テレビは選挙特番ばかりと、全国的な非常識な状況に対し強烈な批判の声が上がっていた。

それでも、過去最低を回避できたのは、期日前投票が概ね有権者の間で浸透している点が寄与しているだろう。

敗因ともなった野党の迷走とはどんなもの?

今回の選挙戦は、自民党の求心力というよりは野党側の混乱により国民離れが起きたのが大きい要素であった感は否めない。

やはり民主党からの合流に対し、フィルターを掛けたことで元民主党議員達の分裂が起こり、立憲民主党の発足と伴って野党内に対立的な空気が起こってしまったこと、安部政権に対し一枚岩の対抗勢力とならなかったことが挙げられる。

そのフィルターを掛けたことで、小池氏の求心力が急激に低下し、現に、小池氏が応援に駆け付けたなかでも、お膝元である東京都の反応は冷ややかなものであった。

加えて党首討論では、小池氏が挙げている消費税増税凍結案に対する財源についての言及に、企業留保課税という突飛な発言をしてしまっている。

これには、税金を取りたい側の財務省ですら「二重課税である」という懸念を示しており、この件を切っ掛けに、小池氏の提言は、「具体性の見えない思い付きばかり」という見方をされてしまう。

これらのことが結果として、希望の党の伸び悩みに起因していたのであろう。当初、野党の中では最も注目されていた政党ではあったが、後発の立憲民主党よりも得票が少ないという結果になっている。

 

小池氏も、出張先のパリで記者団の取材に「私の言動で不快な思いを抱かせてしまい、厳しい結果につながった。私自身もおごりがあったのではないかと反省している」と語っている。

こんな混乱もあってか、小池氏に限らず野党全体としてそれぞれの党が提示している代替え案に具体性が見えなかった点も否めない。

安部法案は有権者に本当に支持されたのか?

一方の安部首相は、「安定した政治基盤のもとでこれからも政治を前に進めようと力強く背中を押していただいた」と述べている様に、真からの国民指示を得られたという旨の発言をしている。

そして、改憲発議に向けた議論の進め方をめぐっては「与野党で幅広く合意形成することに努めることが必要だ」と述べる一方、「政治だから皆さますべてに理解をいただけるわけでははない」とも強調していたことからも、合意形成できない場合は、改憲に前向きな勢力だけでも発議に踏み切る、いわゆる強行姿勢を垣間見せている。

安部首相は、衆議院選挙で憲法改正に対しても、真から国民の後押しを受けたような言い方をしているが、今回に限って言えば、有権者の判断の基準となったのは北朝鮮リスクによるものと言えるのではないだろうか。

なにも無い平時で、憲法改正に対する支持を同じように得られるとは思えず、あくまで国民は今目の前に迫り来ている北朝鮮の脅威に迫られ、「選択肢として改正をやむを得ない」と取ったと考えて間違いないだろう。

消費増税に対しても、国民には「財政が逼迫している」という実際の日本の財政から鑑みたら過度とも取れる不安を煽った上で必要性を述べている感がある。

増税など一部の人種を除いて望む人などいないだろうが、何年も不安を煽られていれば有権者も「やむを得ない」と感じるようになるだろう。

財政の支えとする旨を述べているが、増税分の歳入がベーシックインカムに充てられたとしても、現在のバランスでは納税者側に不利に傾くことは必至だ。

これは、前回2014年の8%に上昇した時に現実に起きている。小池氏の提言ではないが、企業と労働者に対するアベノミクスによって教授できている恩恵が乖離している中で、増税をするとなれば消費は一層低迷することになるだろう。

 

そんな中で、安部首相は本来の消費税の目的とは異なる社会保障への充填を述べだしている。

現段階では、いかにも国民が納得しそうな名目を、その場しのぎで打ち上げている感が否めないが、やはり何と言っても、期限としている2019年10月までに、増税してもその分が国民の所得に繋がる、ニュートラルな景気状態を作れるかが課題であろう。

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