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【注目】10月26日のECB理事会で重大なプログラムが決定

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10月は重要?ECBによる資産購入プログラム決定

2017年10月26日のECB理事会は、資産購入による量的金融緩和(QE)をどうするかが一番の焦点になっている。

9月のECB理事会では、2017年内は資産購入のペースを月額600億ユーロのままで継続することを決めたが、次回の10月26日のECB理事会では、来年以降の資産購入プログラムの変更、および開始時期を決定すると目されている。

ドラギ総裁は9月理事会後の記者会見で「景気拡大は17年上期に予想以上に加速し、国境と業種を越えて広がっている」と述べた。

物価動向の見通しについては、6月の予想に比べ下方修正されたが、現在の上昇トレンドにある景気が支えとなり、先行きの物価上昇について楽観的な見方が多い模様だ。

回避不可?ECBの資産購入プログラムの変更

ECBの資産購入については、ECBに対する加盟各国の出資比率にも基づいて買い入れを行わなければいけないという「資本キー・ルール」が設けられている。

一方で、ECBの資産購入上限は各国の債券発行残高の33%を上限とするという「33%ルール」がある。

この2つのルールは相反している側面があり、例えば、資本キー・ルールに沿ってECBが資産購入を継続していけばドイツ国債の購入が多くなるが、そもそもドイツは財政赤字が少なく国債発行残高も少ないため、そのまま継続すると33%に到達してしまう。

買い入れ金額は、年末には累計2兆2800億ユーロに達する計算だが、これらのルールの下での買い入れ上限は2兆5000億ユーロ強とされており、現時点のルールではECBが目指すテーパリングを成し得る事が難しい。

したがって、10月のECB理事会では、月600億ユーロの資産購入は、来年1月以降200~300億ユーロに削減され、来年9月頃に資産購入は終了というスケジュールが、当初の市場の見方である。

ただ、9月での物価動向の下方修正も鑑みてか、このスケジュールが早急であるという見方も一部ではあるようだ。

スケジュールが早急という見方が蔓延すれば、金融市場に混乱をもたらし回復の腰を折りかねない。

それは、数年前のような債務危機が再燃する可能性すら考えられるだろう。

反面、スケジュールが後手に回るようであれば、ECBの資産買い入れに上限の設定に対する疑念が湧いてしまう。

FRBと比較、ECBのテーパリング示唆の影響は?

米国の量的緩和政策からの脱却の起源を振り返ってみると、まず、2013年6月にバーナンキ前FRB議長が突然テーパリングを示唆したことで、金融市場に大きく衝撃を与え、米10年国債利回りは1約1%ポイントと一気に急騰した。

これは、テーパリングなど予期していなかった市場に、前触れなくテーパリングというワードが投下された事による強烈なインパクトがあった。

当然、量的緩和政策を前提としたポジショニングに対し、一斉にリスクへの懸念が拡大するという効果を生む結果となったわけである。

しかし、ECBのテーパリングに関しては、FRBの前例があることや、ECB自体も2016年からがテーパリングを示唆していたことから、市場は既にある程度の身構えが出来ている。

債券相場の動向にも、織り込まれている感が否めないが、10月26日に打ち出される資産購入プログラムの内容、およびドラギ総裁の今後の見解による発言によっては、欧州は基より、世界の債券市場に一定の影響をもたらすだろう。

大方は、当初のシナリオである月間の債券購入額を現在の600億ユーロから300億ユーロに縮小し、来年9月までプログラムを続けると想定している。

しかし仮に、月間の債券購入額を400億ユーロまでしか減らさず、プログラムを1年継続するというスケジュールになれば、ユーロ相場は1.16ドルに下落し、ドイツ国債利回りも0.3%に低下するという見方もあるようだ

欧州をはじめとした投資家は基本的に、来年1月以降の資産購入額を、月600億ユーロから300億ユーロに削減し、来年9月頃に資産購入は終了という先述の結果を想定したポジションを取っているようだが、それより緩やかなスケジュールでの決定が行われた場合、通貨の上振れが起こる可能性が大きい

したがって一部では、そのためのリスクのヘッジに動いている事が、短期のリスクリバーサルから見受けられている。

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