注目のキーワード株探TMJ投資顧問503.7%上昇↑

巡航速度で景気拡大している世界経済 

 | 0件のコメント

IMF軒並成長率を上方修正

緩やかながら世界的な経済の拡大が現れた10月だが、その背景にはいったどんな要因があったのか考えてみたい。世界的なマーケット予測からするとIMF(国際通貨基金)は、10月の見通しで軒並成長率を上方修正した。

先進国では、米国・ユーロ圏共に 2% 前後の回復が続いており、日本も輸出が好調で、堅調な設備投資実績などにより、わずかながら上方修正されている。

新興国も引き続き高成長を維持しており、良好な拡大が続いている。但し例外もある。インドは消費税の導入により、一時的であるが7% を見越していた経済成長を下方修正している。

これは我が国においても一時的な観測として将来的には良いのではないか。また南アフリカは政治の混乱によるものだが今後も注視したい。

強固アメリカの経済からは目が離せない

アメリカ経済においては、強固な状況が続いている。失業率は 4.2% まで改善。どこまで低水準が維持されるのか期待したい。

ISM(米供給管理協会)の製造業、非製造業景気指数は、共に景況判断である50を大きく上回っている。製造業は60.8、非製造業は59.8。60前後となっている。

ちなみに最高水準にのぼったのはリーマンショック前で、製造業は04年5月に61.4。非製造業は05年61.3。どこまでその数字に近づいていくのか注目だ。

NAHB(全米ホームビルダー協会)の住宅市場指数も、住宅バブル時に匹敵する好調さを維持している。

平均賃金の上昇も確認されているが、住宅の購入を考えている人が多いのだろう。こちらも50ポイント以上は好調といわれているが、総合で68ポイント、見通しにいたっては実に78ポイントある。現在在庫不足が発生しており、供給がどこまで追いつくかが鍵だ。

また、自動車も好調だ。昨年の8月から鈍化していた自動車販売だが、ハリケーンの買換え需要により、もたついた在庫も一掃できた。

年末のクリスマス商戦へ向かい、アメリカの経済動向からは目が離せない。

米国低水準の物価と長期金利が株価を支えている

このように、景気の回復・拡大が進んでいると、物価と金利は上昇するものだが、アメリカの物価は低く長期金利も低水準に据え置きされている。

各国の金利は、アメリカは2%前半(29日現在2.428%)ドイツ0%台(同0.391%)日銀の金融緩和策が続く我が国も同0.069%となっている。アメリカとドイツ・日本を比較するのはどうかとも思うが、このように先進国の長期金利は低水準が続いている

一方、アメリカのPCEコア・デフレーターは1.7%で2%に到達していない。これまで賃金の伸びが弱いために、全体的にサービス価格が上がりにくいとされていたが、ここにきて賃金ベースがあがった。

今後物価動向には注意が必要だ。現状これらの背景が株高の大きな要因になっているのに間違いはない。

国内の動向と今後の展開

先進国の中ではやや鈍化しているものの、日本国内も緩やかながらも経済成長を続けている

4‐6月期においては、前期比年率2.5%の水準まで達している。IMFの年間の成長率予想値は1.5%だが達成できるのではないか。しかし、個人消費がなかなか大きく上昇に転じてこない。これは実質賃金が低迷しているためだ。

ニュースでも安倍首相が度々賃金上昇の要請をしているのを目にする。しかし、その恩恵を受けって売るのはごくわずかな人たちであろう。

なかなか庶民の財布の紐は緩まない。しかし、第4次安倍政権は「教育無償化」に力点をおいている。選挙公約した幼児教育の拡充を含めた「人づくり革命」の具体化が当面の政策課題となるだろう。

この浮いた教育費が消費に回るのか。何を買うのか、そんなところも今後の経済を先読みする材料だろう。

年内には具体案が発表される見通しで、年明けから施行されるのか。大きな動きがあるようだ。

コメントを残す

twelve − 10 =