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インド国立銀行再生へ、経済成長率は向上し続けることができるのか?

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インドの国立銀行を再生へ

インドの財務相であるアルン・ジャイトリー氏は、2017年10月~2018年3月までの下半期の間に、国債を発行して2兆800億ルピー、日本円でおよそ3兆6000億円を調達し、景気刺激策として国立銀行の再生に役立てると表明した。

インドでは2016年に500ルピー札と1000ルピー札の廃貨を決定したばかりで、大量の貨幣流通がストップしてしまっている。

廃貨が決定したことで国内に蔓延るブラックマネーの取り締まりはできたが、年間経済成長率は2016年に7.11ポイントだったものが2017年に入ると6.72ポイントへ減少してしまった。

これを受けてインド政府は、インドの不安定な国立銀行を立て直すことを目的に、新規資本金を注入し、再活性化を狙っている。

インドはこのような政策を実施することで今まで快進撃を続けてきた経済成長率をストップさせないようにしているが、成長が今後も続いていくかどうかというところがインドの課題と言えるだろう。

持続できる経済成長を示すには

インドが今後も経済成長率を伸ばしていくためには、インフラ整備が非常に重要な点となってくる。

道路や鉄道、配電など、インフラ整備により労働者の働き方などにも変化が現れるだろう。

しかし、経済コンサルタント企業のGavekal Researchによると、インドのインフラ整備に必要な資金は今後数年間で約12兆ルピーが必要になると見積っている。

政府自体がこの資金を全て支払うことは難しく、しかも現在インドの中央政府並びに州政府はGDP6.5%に相当する財政赤字を計上しているのだ。

これはインドにある21の国立銀行から資金を調達しなくてはならないことを意味している。

しかし、国立銀行側は政府を支援することができない。廃貨したことによって資本が不足し貸出能力が弱まってしまったためだ。

こうして、今回ジャイトリー氏は銀行に対して特別な政府支援債権を売却することにより、預金を利用することになっている。

その後、ここで得た収益は新しい資本金として銀行に返済され、不良債権の償却にあたり融資を再開し、インドの経済成長を高めさせようとしている。

ただ、これはあくまでも一時的なものであり、今後インドの経済成長を継続して高めていくためには、いくつかの欠陥を克服していかなくてはならない。

インド経済が抱える問題点とは

インド経済が抱える問題点として、様々なものが挙げられる。例えば、市場投資の脆さ所得格差の問題点などがある。

他にも教育や医療環境の整備がまだまだ不十分であることも、経済成長を妨げる要因の一つと言えるだろう。

これらはやはりインフラ整備の不足という課題の延長線として挙げられる問題ではあるため、一つずつ確実にクリアしていくことが重要である。

ジャイトリー氏は今回の動きによって資本再構成を実施しようとしているが、結局2兆ルピーという数字は国立銀行が持つ資本所得不足を元に戻すだけであり、国際基準の資本比率に引き上げるためにはさらに1兆ルピーが必要となると、アナリストは推定している。

また、地方政治家と州銀行の密接な関係を断ち切りブラックマネーの横行をなくすことや、信用調査の強化に乗り出さなければ、新たな銀行を作ったとしても意味がなくなってしまう。

ジャイトリー氏の銀行再資本化計画は、今後財政余裕度の上昇や貸出増加による銀行利益の増加を組み合わせることで、計画は成功する形となるだろう。

もちろん、銀行貸出の復活に一部依存してしまっていることを考えると、この計画を成功させることは難しい部分も大きい。

しかし、決して不可能であるというわけではないのだ。今後、インドの資本増強が成功すれば、より経済成長の伸びる国へと発展していくだろう。

この記事へのコメント(1)

  1. ちゃむ

    私は今野村インド債券ファンド毎月分配型に投資をして1年ですが、今の現状毎月分配だけ入るが
    元本はかなり減りタコ足以上に悪い状況になっている気がします。
    今後は財政は良くなっていくかもしれないですが
    今年はあまり良くならないと予想されてることから元本はどんどん減り、このままではかなりマイナスになりかねせん!
    今元本は解約するべくききたいです?

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