中国の電気自動車業界の世界的な支配力とは?

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中国の電気自動車業界

北京は2015年、2025年までに世界の電気自動車業界を支配する計画を宣言。その目標を設定する進捗状況の性能テストをするため、2016年に自動車メーカーが50万台の電気自動車を国内市場に販売する。

中国の電気自動車事情は、2016年は50万台(うちの約34万台が乗用車、残りはバス)の販売実績がありこの実績は世界最大となっている。

これに対し、世界第2位であるアメリカのメーカーは、わずか15万5000台という実績だった。中国は、地元の製造者による圧倒的な中国の技術に基づいて、中国の主要な電気自動車メーカーを作りだした。

このような事実からも、2025年までに世界的な市場支配を目指すというのは実現する可能性を予感させる。

中国の電気自動車販売が急増したのは、寛大な政府の補助金などによって支えられているからだ。昨年、政府はプラグインハイブリッド車のバイヤーに3万元で、純粋な購入者には5万5000元の補助金を提供した。

さらに、一部の自治体では自動車の表示価格の6割に相当する補助金を追加している。こうした中、従来の車と競合するため電気自動車の価格も値を下げた。

掘り下げて見てみると中国の電気自動車産業の成長はそこまで印象的なものではないと感じないだろうか?

電気自動車の本来の目的

中国政府は、これにプラスして従来のパワード車のバイヤーには、ナンバープレートのオークションで8万元の支払いが可能とし、電気自動車とプラグインナンバープレートを無料とした。

このような補助金の寛大さによって、電気自動車購入者は増加している。

その一方、電気自動車を充電するための充電ステーションが不足しておいるため、政府の補助金をもらいプラグインハイブリッド車購入を促し、従来のガソリンで使用させるという行動に出ているのだ。

こうした取り組みは、電気自動車の本来の目的である環境汚染緩和に繋がらず、むしろ悪化していくことを意味している。

さらに、補助金が蔓延することによって、中国にある169社の国内自動車メーカーのほぼすべてにおいて補助金をもらうケースが増加した。

その大多数は品質は劣っており、商業的な市場では販売は困難になるだろう。この時点で、自動車の最大の顧客となっているのは、補助金を提供してくれている地方自治体であると言える。

2016年、地方自治体は北京の年間目標達成に向けて購入をさらに増やし、全電気自動車売上高の40%が計上された。

過剰なまでの補助金を制限

北京は、このような補助金と本来の電気自動車販売の目的を取り戻すべく、補助金を制限する計画を発表

地方自治体の補助金は半分となり、電気自動車販売における中央政府補助金も5万5000元から4万4000元に削減される。

こうした影響で、電気自動車販売におけるバイヤーの懸念が広がっている。しかし政府は継続的な販売を期待しており、自動車メーカー・電気自動車産業には厳しい条件を課すことを明らかにしている。

一方、従来のエンジンを搭載した大手生産者は、電気自動車製造業者に補助金をかける必要がある。さらに、北京は外資系の合弁企業には電気自動車の先住民製造業者に補助金を支払わなければならない。

世界の電気自動車市場は、中国の技術的な支配を確保することは難しいだろう。

しかしながら、世界的な自動車支配に向けた中国の計画は、日本と韓国の自動車メーカーを置き変えることができなかった影響で、今後10年で失敗する可能性が高い。

中国は、電気自動車販売をますます強化してくるだろう。しかし、本来の目的から逸れることへの懸念も考えずにはいられない。

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