エージェントは金商無しの投資顧問、詐欺などの悪徳被害は?

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平和紙業(9929)についての検証

前回検証した赤井豊氏が運営者となっている株式会社ネクストが運営するエージェントの進捗です。

エージェントへの無料登録は済ませましたが、届くとされているメルマガは届きません。

 

前回の検証でも、サイト上に誇大広告などが多く見受けられた点から、エージェントに対しては良い印象がありませんでした。

 

したがって、今回メルマガが送られてきていない事も懸念材料の一つです。

ただ、サイト上で公開されている推奨銘柄は更新されているので、今回はその中から平和紙業(9929)を検証してみたいと思います。

銘柄名平和紙業(9929)
買い推奨1月30日/510円
売り推奨2月2日/1002円
推奨銘柄【9929】平和紙業

推奨銘柄 平和紙業(9929)

平和紙業は、高級紙、技術紙など特殊紙専門卸においてトップ級の企業です。オリジナル商品の開発、販売を行っているのが特徴的です。技術士育成にも注力しています。

平和紙業(9929)の業績を確認する
【9929】平和紙業の業績推移

平和紙業(9929) 業績推移

平成29年3月期の第9次3ヶ年計画の2年目を迎え、安定的に収益をあげられる高収益基盤の確保を、最重要課題として取り組んできました。

しかしながら、消費者の根強い節約志向や産業構造の変 化による紙需要へのマイナス影響等により、当社が主力としている特殊紙3品目のうちファインボードは前期実績を上回ったものの、ファンシーペーパーと高級印刷紙は前期実績を上回ることができませんでした。

残る品目につ いても、ベーシックペーパーが前期実績を上回ったのみで、取扱商品の売上金額全体では前期実績を上回ることが できませんでした。

その結果、売上高は195億77百万円(前期比3.6%減)となりました。

利益面では経常利益が2億66百万円(前期 比32.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1億72百万円(前期比27.4%減)となっています。

【9929】平和紙業 決算

平和紙業(9929)  決算

平成30年3月期は、平成27年度より始まった第9次3ヶ年計画の全体方針に沿いながら、引き続きそれぞれの部門において新しい取り組みを鋭意実行していくとしています。

 

顧客ニーズに沿っ た効果的な用紙提案、常備在庫品の安定供給及び物流面での対応はもとより、販売機能の様々な強化策を通じて、顧客へのサービス向上と自社の業績拡大をこれまで以上に図っていくとの方針。

 

平成30年3月期の連結業績については、 売上高 20,078百万円(前期比 2.6%増収)、営業利益は228百万円(同 14.5%増益)、経常利益は295百万円(同10.9%増益)、親会社株主に帰属する当期純利益は189百万円(同 9.7%増益)と予想されています。

【9929】平和紙業 チャート

平和紙業(9929) チャート

エージェントの銘柄推奨実績は、買値と売値は記されているものの、その時期が記載が無いので正確な取引期間が判りません。

 

しかし投資顧問業者の参戦指示は、大体が大引け後に翌営業日を対象に行われる事が多い事を鑑みると、エージェントが買値としている510円で寄付いている2018年1月30日が妥当かと思われます。

 

この日の平和紙業の急騰は、任天堂のテレビゲーム機「ニンテンドースイッチ」の楽しみ方拡張版の段ボール製組み立てキットニンテンドーラボ」にデザイン加工紙が使われているとの推測が出ていたとされています。

つまり市場では未確認とされていますが、何らかの思惑が蔓延していたという事です。

 

さらに当日は、直近安値から17日の変化日にも当たっていた事も、買い判断の後押しとなった事でしょう。

 

エージェントが売り判断を行ったという1002円の水準は、実績公開日から見ても2018年の2月2日で間違いないと思われます。

低位が概ね500円という事で2月1日に750円という想定節目を超えた事と、三空踏み上げにより1000円という計算値に到達する事は予想に難しくないと思われます。

 

買い場、売り場とも決して悪くない水準と見受けられますが、そもそも無登録業者であるエージェントが推奨実績のような取引指示を行っている事は違法行為です。

 

先述のとおり、サイトの一回目の検証時も誇大や虚偽が散見された事を鑑みると、この平和紙業の実績自体にも疑念が湧くところです。

レイ(4317)の検証

今回検証するのは、赤井豊氏が率いる株式会社ネクストが運営するエージェントの進捗です。

 

エージェントのサイトには、「厳選大化け候補銘柄」という推奨銘柄実績が掲載されています。

 

口コミサイト等では、エージェントも、被害報告が散見される悪徳業者グループのサイトの一つであるという評判が散見されます。

したがって、口コミや検証サイトにおける評価は決して芳しくありませんが、実際にエージェントはどのようなものか・・・まずは、実績として取り上げられている銘柄の一つであるレイ(4317)について検証していきます。

銘柄名レイ(4317)
買い推奨11月20日/335円
売り推奨12月07日/820円
エージェントの推奨銘柄【4317】レイ

エージェントの推奨銘柄レイ(4317)

レイは、イベント、展示会、テレビCM等の企画、映像制作や編集を行っている企業です。他にも、映像機器レンタルも手掛けています。

レイ(4317)の業績を確認する
【4317】業績推移

【4317】業績推移

2016年度の売上高について、第3四半期以降はイベントや展示会が多く開催される秋季期間だった事やコンサート・舞台案件を中心に受注が好調に推移。

しかし一方で、競合案件の受注が不調に推移したなどの理由で売上が芳しくなかった、第2四半期までの状況を回復するまでには至らなかったことなどにより11,314百万円(前年同期比1.2%減)となりました。

また、売上高が減少したことや第2四半期連結会計期間に発生した大型プロジェクトの頓挫による赤字取引が発生したことなどにより、販売費及び一般管理費等の経費抑制等の施策を実行しましたが、営業利益は363百万円(同22.4%減)、経常利益は353百万円(同 23.8%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は217百万円(同38.9%減)となりました。

【4317】レイの決算

レイ(4317) 決算

2017年度は、受注拡大を図るため、ここ数年積極的な設備投資を行ってきた映像機器レンタル部門は、業績が堅調に推移し当社グループの業績を牽引してきました。

しかし、第2四半期までは大型案件等の受注が見込めておらず、機材関連の経費も増加しており業績は苦戦を予想しているとの事です。

また、他部門においても仕事の引き合い状況は堅調なものの、価格値下げ圧力が強まる等の要因により、コストコントロールの徹底を図っているものの、利益面においては、低調に推移するものと見込まれています。

なお、安定した利益確保を図るべく、人材の採用と育成への投資を行っていく方針は継続していくとしています。

第3四半期以降の業績につきましては、イベント・展示会が多く開催される秋季期間が繁忙期ということもあ り、堅調に推移するとの見込み。

以上のことから、次期の業績の見通しは、売上高12,000百万円、営業利益440百万円、経常利益400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は280百万円と予想されています。

エージェントがレイを買い推奨したという11月20日は、5日と75日の移動平均線を上抜けてきた水準です。

【4317】レイ チャート

レイ(4317) チャート

25日線に頭を押さえられていますが、11月16日の安値が波の下限なので、ここも上抜ける事は予想に難しくありません。ただ、次の変化日となる9日目までに7営業日も残しているため、波が上値を取って下降してくる事も判断できるでしょう。

 

そこから1日遅れで、レイがテレビ朝日ホールディングスとの資本業務提携したとの報道で急伸、4連騰する事となりました。

 

「利益日」という違和感のある日本語で表現していますが、これは利益確定日という事でしょう。

 

三空空けた株価も寄付きからストップ高張り付きだったので、12月7日も躍進すると目論んだのでしょう。この日は寄付きと値幅上限と間に差があったので、手堅く仕切り、売り判断をしたのでしょう。

 

しかし、2006年1月からの上値目安となっていた750円を超えてきた事から、さらなる上昇も見込めたと思われます。

 

現に12月7日は高値引けとなっており、手堅くとも節目である1,000円手前までは狙えたでしょう。

 

エージェントの基本概要

エージェントは、投資情報レポートを配信している業者のようです。

コンテンツであるスポットプランの一部が、期間契約の料金より高いという点が理解できませんが、よほど優位性のある銘柄でも組み込まれているのでしょうか。

まずは、エージェントを運営する株式会社ネクストの運営状況を検証するため、下記に項目を当てはめてみます。

  1. 登録番号の表記がある ×40
  2. 代表者名の表記がある ○20
  3. 分析者名の表記がある ×5
  4. 事業範囲の表記がある ×5
  5. 住所表記がある ○10
  6. 連絡先表記がある ○10
  7. その他、特商法の表記がある ○10

総計で40点となりました。

エージェントのサイトには金商登録に関する表記がありません。

自己分析を行っているという表記は見当たりませんが、先のレイの推奨銘柄実績には、自己の判断にて売買推奨を行っています。

金商法

金商法

そうなると、エージェントは脱法行為を行っているという事になります。

 

エージェントの総評

サイト内の文章を読んでいると、エージェントは、投資銀行やファンドなど「法人投資家」から特別な情報提供をする立場にある、と書かれています。

まず、これは機関投資家という事を言っているのでしょうが、これ自体間違いなく嘘でしょう。

自身を調査会社だと言っているのに、依頼元と言っている企業を万遍無く明かしています。これは、立派な顧客情報の漏洩です。

 

また、例として挙げられてしまっている企業は、日米の代表的な証券系企業ですが、これらは系統が違うため、依頼するシンクタンクなども異なるでしょうし、自社の中で調査企業を保有しているものです。

サイトの文面を見ていても、そのような名門企業グループから調査を依頼されている企業の文章とはとても思えません。

 

他にも突っ込みどころは沢山ありますが、エージェントのサイトの中は虚偽と誇大表現に満ちた、検証するにも値しない低俗なサイトと明言できます。

したがって、先程のレイの推奨銘柄実績にも信憑性はなく、無登録業者でありながら売買指示を行っている点も加味すると、とても利用をお薦め出来るようなサイトではないと思われます。

サイト名 エージェント(AGENT)
URL http://www.agent-inv.com
運営会社株式会社ネクスト
所在地〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町1丁目2
運営責任者赤井 豊
メールinfo@agent-inv.com
電話番号03-5944-9017
金商-

この記事へのコメント(1)

  1. 匿名

    きっと国内最大手の投資詐欺集団、驚くほどの速さで投資サイトを作っては消してを繰り返していますよ。

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