2018年市場動向で押さえるべきポイントはこれだ!

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2018年は「戌笑い」な年になる?

株式市場では「十二支」によってその年の相場について占っていることをご存知だろうか?

「辰巳天井・午尻下がり・未辛抱・申酉騒ぐ・戌笑い・亥固まる・子は繁盛・丑躓き・寅千里を走り・卯跳ねる」と言われているのだ。

実際、申年だった2016年はイギリスがEU離脱の国民投票を行なった結果、賛成多数になったり、秋に行われた大統領選では専門家達の予想を大きく覆すようにトランプ氏が当選した結果、市場は乱高下に陥った

酉年の2017年は秋以降株価が上昇し、バブルのような高値を示し、申酉騒ぐ年となった。

2018年は戌年になるわけだが、本当に「戌笑い」の年になるのだろうか?現状を言うと、上昇期待もあったことから年始は戌も笑うスタートとなった

東証売買が再開された1949年以降、戌年は過去5回あったが、勝率は4勝1敗と大きく勝ち越している。1敗は1970年にあったいざなぎ景気が終わってしまい、構造不況論が浮上していたせいで騰落してしまった。

騰落率は十二支中7位で、そこまで大きくはない。しかし、騰落が起きない可能性は否定できないため、多少泣いてしまうこともあるかもしれないが、最終的には「戌笑い」な1年になる可能性も十分考えられる。

では、2018年は政治経済において、どういったことを警戒しておくべきなのだろうか?

アメリカと中国の動きに注目

2018年、戌笑いな年にするためにも冷静に経済状況を見渡し考慮する必要がある。例えばアメリカの経済成長がいつ失速してしまうのかという点が挙げられる。

アメリカでは2月にパウエル次期FRB議長の就任が決まっているのだが、人物が変わることで体制変更も行われるだろう。この体制変更によっては経済に何らかの影響をもたらしてしまうのではないかと考えられる。

また、それ以外にも現在東海岸側には寒波が到来しており、徐々に経済へ悪影響を及ぼし始めている。

1月~3月まではどうしてもGDP成長率が弱くなってしまう傾向にあるため、2018年前期は様子を見ておいた方が良いだろう。

原油価格の高騰も続いているが、こちらの方がアメリカ経済にも影響していると言える。

中国の場合、アメリカ・ブルームバーグ調査の結果、2018年中国のGDP成長率は年率6.5%で、2017年見通しよりも鈍化した動きになるとされている。

ただ、それでも成長率がもっと下がるといいわけではない。モルガン・スタンレーでは中国当局の「低所得層居住区」における再開発目標は予想以上となっていることを指摘し、市場流動性の低下は免れるのではないかとの見方を示している。

経済成長率は低下する可能性もあるが、2017年同様の成長率となる可能性は高いと言える。

2018年は原油価格がポイントになる

アメリカと中国の経済に注目することも大切だが、原油価格もぜひ注目しておきたいポイントの一つだ。

2014年から続いていた原油安だったが、中国などで需要が拡大してきていること、そしてアメリカのエネルギー産業内での設備投資が減少している影響から、原油価格が今後さらに高騰していく可能性は考えられる。

原油価格が高騰することで日本の個人消費にも大きな影響となってあらわれるが、2018年はその影響を受けそうな年になりそうである。

ただ、その一方でユーロドルはおよそ3年ぶりに高値を更新している。ドイツの連立競技合意を受けてのこともあるが、欧州中央銀行が緩和縮小に向けた動きを示す可能性が高いという予測から、ユーロ買いが続いている状況だ。

原油先物(WTI価格)とユーロドルの相関は0.8を超えており、高値更新につながったとされている。

日本の個人消費の視点で見ると原油価格の高騰は非常に痛いところではあるが、事前に高騰リスクがあることを知っておき注意しておけば、大きなリスクにはならないだろう。