株式会社リーブルが推奨する個別株銘柄の投資判断は・・

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株式会社リーブル

NTTドコモ(9437)の検証

今回検証するのは、坂本彰氏が販売責任者となっている株式会社リーブルです。株式会社リーブルは、れっきとした個別株専門の投資助言業者です。

販売責任者である坂本彰氏は、自身の資産を公開しており、2009年に始めた株式投資により、元手の130万円が現在1憶2000万円になっているとの事。

個人投資家としての成功経験を基に、坂本彰氏は公式ブログを運営したり、著書の執筆もしています。

坂本彰氏

坂本彰氏

口コミの評判を見ると、坂本彰氏の知名度、それと株式会社リーブルのスクリーニング能力について言及されています。

双方とも評価はイマイチのようで、坂本彰氏の知名度の低さに対する怪訝であったり、株式会社リーブルのスクリーニングは四季報を基にした誰でも出来るもの、という書き込みが散見されました。

投資顧問として特段、特徴的な部分が見い出し難い模様ですが、運営面での詐欺被害の報告などはなく、株式会社リーブルは決して悪徳業者というわけではないというのが、ネット上での見解のようです。

では、実際の株式会社リーブルの取引における実力はどの程度のものか・・・

サイト上には、推奨実績は公開されていないものの、過去の助言例が掲載されていましたので、今回は、そこに取り上げられている【9437】NTTドコモについて考察していきます。

株式会社リーブル助言例

NTTドコモ(9437)の業績を確認する

NTTドコモは、携帯電話で国内シェア4割強をほこる最大手企業です。NTTグループ中核企業であり、財務は良好。現在は、非通信事業も拡大中です。

【9437】NTTドコモ業績推移

NTTドコモ(9437)業績推移

平成29年3月期は、通信事業の強化とスマートライフ領域の発展に注力。日本マクドナルドでdポイントの利用を可能にし、取り扱い店舗の拡大に務めたとしています。

株式会社NTTドコモ HP画像

株式会社NTTドコモ HP画像

さらにドコモ・ドローンプロジェクトの開始、自動運転バスの実証実験を推進してきています。

顧客への還元強化にも取り組み、料金プランのさらなる充実、ドコモ・子育て応援プログラムの提供も開始しています。

当期の営業収益は、端末機器販売収入の減少、及び顧客還元の強化を目的とした料金プランの充実によるモバイル通信サービス収入の減少影響はあるものの、同プランの加入者におけるパケット利用拡大が進みました。

またスマートフォン利用やタブレット端末などの2台目需要が拡大した事、及びドコモ光の契約者数が拡大した事などによる通信サービス収入の回復、dマートをはじめとしたスマートライフ領域の順調な成長により、前期に比べ575憶円増の4兆5846億円となりました。

営業費用は、ドコモ光、及びスマートライフ領域の収入に連動する費用に加え、更新ありがとうポイントやドコモ子育て応援プログラムといったお客様還元の強化に伴う費用が増加したものの有形固形資産の減価償却方法の変更による減価償却費の減少や端末機器原価の減少、継続的ナコスト効率化の取り組みなどにより、前期に比べ1042憶円増の6525憶円となりました。

【9437】NTTドコモ決算

NTTドコモ(9437)決算

2018年3月期を中期戦略2020「beyond宣言」の実現に向けた第一歩を踏み出す「進化に挑む」年と位置付け、サービスの創造・進化、「+d」によるビジネスの進化、あらゆる基盤の強化・進化に取り組んでいくとしています。

これらの取り組みにより、2018年3月期の連結業績は増収増益を見込んでいます。

営業収益については、「ドコモ光」サービス契約数の拡大による光通信サービス、及びその他の通信サービス収入の増加ならびに月々サポート割引影響の縮小によるモバイル通信サービス収入の増加等により、1502憶円増加の3兆7900億円が見込まれています。

その結果、営業利益は前期に比べ153憶円増加の9600憶円が見込まれています。

株式会社リーブルの分析力

株式会社リーブルのNTTドコモの買い推奨価格は124,900円。これは、2013年の1:100の株式分割前の水準です。推奨価格の124,900円は、6月15日の終値との事なので、照合すると2012年のものでした。

この日の安値は、前営業日から-1σボリンジャーバンドを上抜け、またそこに支えられる事から下値が堅いという思惑で推奨価格としたのでしょう。また翌18日が直近高値から18日目の変化日であるため、そこを境に本格的な上昇を見込んでいたのかもしれません。

実際その日は、-1σを上抜ける前の5月31日の安値水準まで売り落されるものの、買いを呼び込み出来高急伸。その後、上昇に転じる事となりました。

【9437】NTTドコモ チャート

NTTドコモ(9437) チャート

株式会社リーブルは保有期間を1週間としていますので、6月22日と判断するのが妥当でしょう。実際に6月19日から上昇が始まり、20日には25日移動平均線、1σボリンジャーバンドを上抜けました。そしてこの時期のボラティリティから考察すると、21日に到達した2σが一旦の高値目安として良いと考えられます。

株式会社リーブルが6月22日を売り場と考えていたとすると、前後日の中で一番安いところを取った事になります。

さらに週明け6月25日以降に再度始まった上昇により、7月4日には134,600円を付けていますので、6月1日の高値を意識して一度仕切るのは良いとしても、ブレイクした時点で再参戦しても良い局面でしょう。

6月22日の売り仕切りの前に、株式会社リーブルは上値が判っていたのなら、見落とす事はなく、もし見送っていたのなら非常にもったいない展開と言えます。

株式会社リーブルの基本概要

それでは、株式会社リーブルの運営状況を検証するため、下記に項目を当てはめてみます。

  1. 登録番号の表記がある ○40
  2. 代表者名の表記がある ○20
  3. 分析者名の表記がある ×5
  4. 事業範囲の表記がある ○5
  5. 住所表記がある ○10
  6. 連絡先表記がある ○10
  7. その他、特商法の表記がある ○10

総計で95点となりました。

株式会社リーブルのサイトには、分析者名の表記はありませんが、恐らく販売責任者である坂本彰氏で間違いないかと思われます。

株式会社リーブルの総評

株式会社リーブルは、たしかに口コミにも書かれていたとおり、これと言って投資顧問としての優位性を感じる事が出来ません。

まず先述の四季報での進捗確認による優良銘柄の選出、低PER銘柄の選出、会社IR情報、四半期決算発表から好材料を探す、といった事は、根気があれば初心者でも出来ます。

最近の株価と独自の業績予想を比較し、割安だと判断した銘柄を株価が動き出す前に推奨するというのも基本中の基本ですね。

たしかに利用料は、他の投資顧問と比べても安価ですが、わざわざお金を払って株式会社リーブルを利用する事もない気がしてなりません。

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