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トランプ大統領 TPP離脱から再交渉への発言 その意図とは?

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TPP離脱から一転、再交渉に臨む動き

1月20日で就任から丸1年となったトランプ大統領は、先日スイスのダボスで開催された世界経済フォーラム年次総会に出席したのだが、その中での発言が日本や諸外国においても驚くべきものだった。

それは、今までTPPを離脱する意向を示してきていたのに、場合によっては再交渉に臨むという発言をしたのである。

トランプ大統領は就任当初からTPPに関して離脱すると発言し、手続きも行なっていた。

それどころか大統領になる前からもし就任したらTPPから離脱するという発言もしている。

では、なぜ今回TPP離脱から一転、場合によっては再交渉に臨むという発言をしたのだろうか?その理由は中国にあると考えられる。

同じくダボスでの年次総会においてデービッド・マルパス財務次官は、トランプ大統領の演説終了後、「TPP政策の変更は1年間の出来事が要因であること、中でも中国の経済的侵略が世界的規模で激しくなったことが挙げられる」と述べている。

マルパス氏は今まで国際通商関連における高官を務め続けてきた。

トランプ大統領からの信頼も得ており、選挙時も政策顧問としてトランプ大統領を支えてきていた。

そんな高官がTPP政策を変更した理由が中国だと述べたのだ。

中国の動きに激しく非難するトランプ大統領

トランプ大統領は先程の主張を行う前に、中国に対して激しく非難している。

アメリカ側の知的財産盗用、不当に扱われている産業補助金、不正な経済慣行が行われており、そのまま放置することはできない。このような略奪的行動はアメリカだけではなく世界市場全体を歪めており、多くの労働者にとって害を与えている」という内容だった。

トランプ大統領の保護主義という観点から見ると、中国は貿易面で近年不公正な膨張が見られていたため、

今回中国に対する非難、そしてTPPの再交渉に打って出たと言える。

これはアメリカの貿易による被害を防ぐためだけではなく、中国に対する抑止や圧力の意味も持たせているため、TPP再交渉の判断に至ったのだろう。

マルパル次官も、アメリカ経済が徐々に回復しており、国際経済協定の交渉が結びやすくなってきたこと、そしてアメリカ以外の国々で結ばれたTPP11の協定枠組みが22日に決定し、TPP全体像が分かってきたことで把握しやすくなったことなどから、TPP再交渉に向けた発言を示したのだろう。

TPP再交渉は実現するのか?日本政府側の見方は

TPP再交渉に向けた宣言を受けて戸惑いが隠せないのは日本政府である。

そもそもオバマ政権時代からアメリカからTPPに参加するように圧力をかけられており、国内で反対意見が出ていたにも関わらず何とか抑えきり、TPP参加の形となったのだ。

しかし、トランプ政権に代わるとアメリカ側の離脱手続きが始まってしまい、日本政府は取り残されるような形になってしまった。

何とか先日のTPP11において日本がリーダーシップを図り署名式への動きが決まったところである。

日本はかなりアメリカに振り回されている形となったが、今回の再交渉の件に関しては茂木経済再生担当大臣や安倍首相からは「歓迎する」とのコメントが出ている。

ただ、TPP11に関しての枠組みは変更せず3月初めに行われる署名式を行いたいとのことだった。

今後アメリカがどのような動きを見せるのかはまだハッキリと示されておらず、TPP再交渉に関しても決定しているわけではない。

そのため、日本はアメリカを歓迎しつつも今後再び離脱となった時でもTPPを進行できるようTPP11の発効を優先させたいのだと考えられる。

トランプ大統領はアメリカにとって有利な条件を取らなくてはTPP参加は難しいとも発言しているが、アメリカにとって有利な条件を示すには、かなり時間が掛かってしまうことは明白である。

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