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中英首脳会談開催、両国の金融・経済面はどうなっていく?

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中英首脳会談で語られたこととは?

2月1日、中国の習近平国家主席は中国を訪問していたメイ首相と会談を行い、イギリスがEUを離脱した際には2国間貿易協定を見据え通商・投資関係について見直すことで合意することとなった。

今回の会談では、メイ首相からイギリスがEUを離脱すれば独自の協定を結ぶことができると述べ、さらに合同で見直すことはイギリス・中国にとって意欲的な協定に向けた最初の一歩になると発言している。

さらに中国が描く広域経済圏構想に向け、イギリスの協力について協議を重ねる方針であり、この構想を成功させるための国際基準や透明性についても話し合われた。

 

今回の首脳会談において、イギリス・中国間における金融面での協力関係強化がかなり高まったと言えるだろう。

特に中国・河北省にあるフィンテック拠点の共同開発としてテクノロジーシティを作り出そうとしており、副都心計画の目玉になると言われている。

この開発で動いているのは中国側は中国銀行と雄安建設投資集団、そしてイギリスのカナリーワーフグループだ。

カナリーワーフグループは以前にもカナリーワーフを作り上げ国際的な金融街にした実績もある。

カナリーワーフ

カナリーワーフ

中国の金融街といえば上海の浦東新区が該当するが、中国識者の中には浦東新区以上の金融街となるのではないかと期待が寄せられている。

 

中国とイギリス、金融面での思惑の一致

人民元は、2015年にようやく国際通貨の一つにもなったのだが、元々人民元はドルや円のように自由化されておらず、政府の管理下に置かれているためまだ本格的に国際通貨となるには難しいとされているのだ。

 

一方で、対外決済は徐々に増加し始めてきている。

対外決済が増えていることもあって、中国だけではなく世界各国が人民元のオフショア市場設立に取り組んでいるほどだ。

特に中国側は人民元の国際化に向けてイギリスと協同で実現していくことも視野に入れている。

これは世界最大のオフショア市場と称されているイギリス・ロンドンのオフショア市場を最大限取り入れようという目論見から来ているものだろう。

既に2012年から中国とイギリスは人民元オフショアセンター計画を立ち上げており、金融取引の約4割を担っているロンドン市場の中で一定の地位を人民元が占めれば国際通貨として認められることになっている。

イギリスもEU離脱を前に”最大のオフショア市場”という立場や影響力を維持していきたい考えがあり、中国・イギリス両国の思惑は一致していると言えるだろう。

イギリスのネットワークに加わりたい中国

イギリスは世界中に影響力のある金融ネットワークを展開している。

元々産業革命で発展し、第1次世界対戦までは「世界の銀行」とも呼ばれる程であった。

そんなイギリスでは現在証券会社や運用会社の重要なポストにイギリス人を置くことが多くみられる。

そのため、世界的な規模の金融プロジェクトが話し合われる時は、イギリス人が中心となって話が進められているという。

 

こうした背景もあり、中国側はイギリスとの関係を深めて金融ネットワークの一員に加わっていきたいという考えなのだろう。

中国では現在国外の土地や資源を確保する動きもあり、こうした活動を広げていくためには金融ネットワークに入り込むことが不可欠だと言える。

イギリスの金融ネットワークの一員になれば、中国の金融面だけでなく、貿易関係などにも影響を与えるだろう。

 

今回の首脳会談で、習近平国家主席は両国の関係について黄金時代であることを強調し、さらにイギリスとの貿易関係を新水準に引き上げるとも語っている。

今後、イギリスと中国はどのように動きを見せていくのか、特にイギリスがEUを離脱した後にどう変化するのか、注目したい点である。

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