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ドル安円高の流れは続くのか?その要因を探る

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激しい動きを見せた1・2月

2018年に入ってから、株価上昇の動きを見せていたものの、アメリカでは2月に入ると株価は一気に急落し市場関係者に動揺が生まれたことは記憶に新しい。

その後も株価の激しい乱高下を繰り返していたが、2月16日現在の東京外国為替市場の円相場ではドル売りの流れが続き1ドル106円台を割り込んだ形で大方の取引を終えている。

 

この2ヶ月で大きな波が生まれた株式市場だが、このような動きとなった要因として考えられるのは、やはりアメリカの長期金利上昇によるものだろう。

金利上昇は決して悪いことではないが、徐々に景気を回復させていっているアメリカ経済にとって、金利上昇はその動きをストップさせてしまう可能性は高い。

そもそも金利が上昇することは株式にあまり良く働かないため、今回のような株価急落を招いたと言える。

勝つためのポイント

金利上昇は今後も継続?

ただ、今後このような金利上昇のペースが続くとは決して言えない。

急激な金利上昇は起こりにくいが、アメリカ金融当局では2018年も引き続き複数回利上げを実施することが想定されている

緩やかに上昇し限定的ではあるが経済や市場に影響を及ぼすこともあるだろう。

一方でトランプ大統領の減税政策や事業環境の改善など、企業業績は大きくなると予想されている。

ドル安が続く要因とは

アメリカは1月に中国企業がトップシェアを誇る太陽光パネルの緊急輸入制限を発動させた。

さらにトランプ大統領は日本や韓国に対して、同盟国ではあるものの貿易については同盟国というけではないと説明し、相互税の導入を検討しているという。

 

もしこの動きが実現されれば、輸入・輸出に大きな影響を与えてしまうことになるだろう。

こうした通商に関する発言によって投機筋によるドル売りが続いている。

 

ドル安なのは円相場だけではない

ユーロに関しても水準が上がり、ユーロ高の動きが見られている。

イギリスのポンドも選挙によってEU離脱が決定されて以降水準が下回っていたが、今回ポンドまで水準の回復が見られる。

日欧金融当局の中からはユーロ高や円高を懸念する声も聞こえてくるが、銀行側にとってはムダな遠吠えのようにしか聞こえていない。

 

現在円高が続いている状態であるが、これはドル円の下攻めを行っている投機筋が多く、より加速していると予想されている

特にトレンドを追随しているプレーヤーは経済の基礎的条件ではなく、チャートの観点のみで下攻めを行っている可能性が高い。

そのため、分かりやすい円安材料が現れない限り、円高の状態は続いてしまう恐れがあるのだ。

日銀は円高に歯止めをかけられるか?

先日、黒田日銀総裁の続投が決まったばかりだが、日銀が円高に歯止めをかけることはできるのだろうか?

3月に入ると岩田規久男副総裁中曽宏副総裁の2人が任期を迎えることとなる。

現在副総裁を務める2人は、一方が日銀プロパー、もう一方が学者ではあるもののエコノミスト的立場であったこともあり、非常にバランスが良い立ち位置であった。

 

次の日銀副総裁の候補とは?

現在の候補として挙がっているのは早稲田大学教授の若田部氏や現日銀理事を務める雨宮氏などである。

若田部氏はハト派だと言われており、若田部氏が就任すればハト派姿勢が強化されることになると予想される。

ただ、いかにハト派が副総裁に就任したところで為替インパクトは限定されてしまうだろう。

なぜなら金融政策委員会の中で黒田総裁の影響・発言力はかなり大きいものであり、副総裁の力で路線が変更されるということはあまり考えにくい。

ハト派が強化されることのデメリット

しかしハト派が日銀内に増えていけば追加緩和におけるデメリットを説明していかなければならない。

そうなると黒田氏のタカ派ぶりが主張されてしまい、結果的に円安ではなく円高材料が生み出されてしまうことになってしまうのだ。

今後は1月のような激しい動きにはなりにくいものの、ドル安円高の流れが続くことが考えられる。

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