ペットに浪費する中国、関連企業の株価上昇の理由

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中国が「ペット浪費社会」に!?

近年、ペットの犬に対して大金をつぎ込んでいる中国人が増加している。特に、中間層や都市部への移住者の増加、高年齢化、晩婚化などの様々な人口動態の変化が影響しているものとみられている。

着実にペットに浪費する社会を形成しつつあるのだ。そもそも中国のペット市場は年間約20%拡大しており、調査会社ユーロモニターの試算では、中国のペットオーナーは2022年までに年間463億元、日本円で約8000億円もの消費が見込まれている。

2017年の消費額は175億元だったが、これの2.5倍もの消費額となるのだ。

米国市場では、年間売り上げとして推定444億ドルと言われているが、年間成長率はわずか2%にとどまる。一方で、中国での需要急増は年間成長率が高いと言える。

中国では、世界的なペットフードの大手企業ばかりでなく、急成長している中国産ペットフードやペット製品を扱う企業、お手入れなどを手掛ける企業ドッグサロンやペットホテルまで、様々なペット関連企業で需要の高まりが見られる。

中国経済成長の理由

そもそも、中国では一昔前まではペットを飼うことは禁止されていた。実際、中国南部玉林市においては、犬肉を食べる祭りは未だに行われており、毎年抗議の声が後を絶たない。

今では、日本と同様に中国人にとってペットの存在は家族の一員のようなものであり、ペットに多く浪費するということは決してお金を惜しまないというのが特徴なのだ。

新希望集団においては、シンガポール政府の投資期間テマセクとプライベートエクイティー企業の厚生投資を含むコンソーシアムに参加し、オーストラリアのペットフードメーカーであるリアル・ペットフードを10億ドルで買収することに合意している。

 

中国の平陽では、中国のペット市場におけるペットタウンを目指している。

そもそも平陽では裕福な港湾都市である温州に程近く、100万人以上の人口を抱えている。

そんな平陽では犬の骨型をしたビジターセンターやペット製品の工場があり、ペット向けのホテルや小売店が集まるモールも今後建設が予定されている。全国的に見ても、ペット経済は人口動態の変化にも後押しされる形で繁栄していると言えるだろう。

関連企業の株価が上昇

中国社会は高齢化が進む中で出生率も低下している。特に、子供が成長して独り立ちすれば、自宅には親が残る。

そんな人達の精神的な支えとなっているのがペットなのだ。ペット製品ブームは、輸入においても中国の経済を大きく揺るがしている。

 

グローバルな大手企業におどんでいる中国国内企業においては上海ブリッジ・ペットケアやサンサン・グループなどが含まれている。ペットフードメーカーの煙台中龍食品は8月、深セン証券取引所に上場してから株価が60%ほど上昇している。

また、DogWhere.comはペット向けの休暇を提供し、北京ではペットホテルを経営しており、ペットのための様々なアメニティーも充実しているということからも、ペット関連市場小規模な新ビジネスとしても盛んになっているのだ。

 

中でも若い世代においては、年配の世代と異なる価値観からペットの手入れにこだわる傾向があり、大金をつぎ込むことを惜しまない。

ペットを飼う理由としては、精神的な部分が非常に大きい。実際に、自宅へ帰っても誰もいない状況よりも、犬を飼っていればドアを開けると喜んで飛びついてきてくれる状況の方が価値があると言えるだろう。

ただ、一部のペットは虐待され、正しいワクチン接種のおける知識や避妊、去勢についての知識もまだまだ十分とは言えないのが実態でもある。ペット社会となりつつあるとはいえ、犬肉を食べるという習慣の是非もさらに熱を帯びる可能性が高いと言えるだろう。

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