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急ピッチな需要が発生!?POSシステム関連銘柄の強みを解説します。

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こんにちは、シルバーホークです。早速ですが、本日はPOSシステム関連銘柄の強みを解説します。

4月4日のNY株式相場概況

4日のNY株式相場は結果として続伸となりましたね。

皆さんもご存知のとおりの米中貿易戦争が、4日のアジア時間に中国国務院が14種類106品目の輸入品に25%の関税を上乗せする措置を決定したことにより激化したと市場が懸念しました。

 

これによりNY時間に、ダウ平均が380ドル近く急落してスタート。

中国が報復関税として、航空機など対象に25%をかけるとしたことで、さらにボーイングが一時5%超下落し、ダウ平均も510ドル安まで下落幅を拡大することとなりました。

しかし午後になると、買戻しが強まり、まずボーイングが1.02%安と下落幅を大きく縮小、キャタピラーや主力のIT株も多くが上昇。

230.94ドル高でクローズすることとなりました。

ダウ平均の安値からの上げ幅は785ドルという展開となりましたが、午後の上昇の要因の一つとして、NYオープン前に発表された米3月ADP全国雇用者数が+24.1万人と予想の+20.5万人を上回ったことが挙げられます。

米中貿易戦争激化懸念がNY午前に一旦消化したことにより、午後は4月6日の米3月雇用統計の改善期待が市場を覆ったという見方がされています。

呼応するように、5日午前の日経平均も大幅続伸となっています。

寄付から21500円台に乗せ、その後円安に振れたことなどから一段高となり、21600円台を回復しています。

セクター別では精密機器、医薬品、不動産などが上昇、鉄鋼、非鉄金属、海運など上昇。

日刊工業新聞で中国のスーパーなどにPOSシステムの提供を始めると報じられたヴィンクス(3784)がストップ高を付けています。

ヴィンクス(3784)とは?

ヴィンクスは、東証1部に上場している小売り・流通向けソフトを開発している富士ソフト傘下の企業です。

主にイオン関連取引が柱となっています。2013年に同じ富士ソフト傘下の企業と合併しています。

このヴィンクスが取り扱うPOSシステムとは、POSレジとは、お客と金銭のやりとりをした時点での販売情報を管理するシステムを搭載したレジを指します。

これにより、ネットワークに繋がったレジから、販売情報が集約され、蓄積・分析されることで、お店や企業の売上改善を図れるという利点があります。

さらにPOSシステムは、必要な機能を持つアプリを追加したり、カスタマイズするなど臨機応変に対応することが可能です。

例えば幾つかの諸外国では、未だ現金決済が相変わらず主流な日本と違い、既にICクレジットカード対応だけでなく、電子マネー、モバイル決済等が主流となっています。

日本においても外国人観光客等による、多様な決済方法ニーズに応えていく必要に迫られています。

POSシステムの汎用性の多さは、まさにそのようなニーズに応えられるポテンシャルを持っており、今回のヴィンクスの「中国へのPOSシステムの提供」という報道が、市場に多くの期待を持たせたという点も理解に難しくはありません。

POSシステム関連のその他銘柄は?

POSシステム関連の銘柄は、今回のヴィンクス以外にもたくさん存在しています。

POSシステム関連銘柄

  • 3814 アルファクス・フード・システム(JASDAQグロース)
  • 6588 東芝テック(東証1部)
  • 6945 富士通フロンテック(東証2部)
  • 4287 ジャストプランニング(JASDAQスタンダード)
  • 6724 セイコーエプソン(東証1部)
  • 6724 富士通(東証1部)
  • 9903 カンセキ(JASDAQスタンダード)
  • 6775 TBグループ(東証2部)
  • 2471 エスプール(JASDAQスタンダード)
  • 4722 フューチャー(東証1部)
  • 6755 富士通ゼネラル(東証1部)

ざっと挙げただけでもこれだけあります。

基本的にお金をやりとりする店舗なら、ほぼ全てに設置され得るものなので、アジア諸国をはじめとして、それだけ大きな需要が見込まれているということですね。

ヴィンクスの値動きを考察

実はヴィンクスの株価は、2月16日の安値を境に上昇基調に入っていました。

特に2段目の強い上昇時の動意となった3月9日には「国内大手ドラッグストアが2025年までにすべての店舗で無人レジを導入する」という報道がされたため、後に1700円に到達しました。

 

2月1日の高値から反落した株価は、直近の安値であった昨年12月7日の594円をも下抜け、2月16日に52週移動平均線でサポートされる形となりました。

その日に合わせるように、パナソニックが店員がいなくても買い物ができる無人店舗の技術開発や事業化でヴィングスと業務提携することが発表されたため、999円まで値を伸ばす上昇に転じました。

これが1段目の上昇となるわけですね。

 

株式市場に限らず、この2月16日のように、まるでテクニカルに合わせたようなタイミングでIRが発表されるケースは、実は結構あります。

自社であればもちろん、発表した側の株価の上昇、若しくは相手方企業の株式を発表をした側が保有している等、様々な可能性が考えられます。

テクニカルにアクションを合わせることで、市場の買いも誘いやすいという利点もあるのでしょう。

999円を付けてからは、3月8日まで調整試合に入るわけですが、3月9日には先述の「ドラッグストアによる無人レジ導入」の報道により、2段目の強い上昇に転じるわけですね。

 

その後の調整も3月26が押し目となり反転、そして4月5日に先述の「中国へのPOSシステムの提供」という報道がされました。

具体的には「中国の騰訊などのIT大手が出資する現地スーパー等の店舗にノウハウやPOSシステムの提供を始める」ということですね。

このような協業先のバックアップが強力であることも、ヴィンクスの株価を押し上げる要因となっている模様ですね。

4月5日の上昇は3月15日の1700円の高値を超えたことで、3段目の上昇に入ったのが確認されることとなりました。

ヴィンクスの業績面を考察

2017年度のヴィンクスは、主に下記を活動、および実績として上げてきています

  • 大手小売業向けに事業展開を行っている株式会社エリアを子会社化。
  • AI・人口知能EXPOへの共同出展。
  • 関西地方を中心として展開する大手ドラッグストアにて本番稼働。
  • 関西地方を中心として展開する中堅スーパーや、首都圏を中心として展開する大手スーパーよりMD基幹システムの導入展開案件の受注を獲得。
  • 受注を獲得した大手総合小売業グループの中国現地法人よりショッピングセンター向けテナント管理システムのリプレイス案件のサービス提供を開始。
  • 連結子会社である「Vinx Malaysia Sdn.Bhd.」に対する平成29年12月を振込月とする増資。
株式会社VINX(ヴィンクス)ニュースリリース

株式会社VINX(ヴィンクス)ニュースリリース

これらのアグレッシブな活動により、成し得た実績も大きく、もうすぐ発表されるであろうヴィンクスの2017年3月期の業績予想も増収、増益と強いものになっています。

2017年3月本決算

売上高 27,430百万円
営業利益 1,309百万円
経常利益 1,243百万円
純利益 859百万円
1株利益 96.97円
配当 20円

2018年3月本決算予想

売上高 27,500百万円
営業利益 1,320百万円
経常利益 1,260百万円
純利益 860百万円
1株利益 48.54円
配当 15円

参考指標

時価総額 35,153百万 PER 40.87
発行済株数 18百万 PBR 4.58
最低購入代金 198,400 ROE 12.23
単位株数 100 EPS 48.54
売上高成長率 +0.26% BPS 432.79
経常増益率 +1.4% 1株配当 10.00
最終利益変化率 +0.1% 配当利回り 0.50%

株価が強い地合いであることもあって、PER、PBR共に割高ですね。

配当利回りは、現時点ではヴィンクスが属する東証1部の平均の1/3程度ですが、今後増配していく可能性はあるかもしれません。

2017年9月期の中間決算まで業績が落ち込んでいあたものの、下半期は懸命な活動の結果が徐々に出てきているようです。

2018年3月期の業績予想は、増収、増益に転じているものの、売上高成長、増益率ともギリギリ標準といった水準となっています。

まとめ

ヴィンクスの株価は、数値だけを見れば紛れもなく割高水準ということは否めません。

ここ2か月間、押しが浅く、かつ強いアップトレンドが継続されており、最高値を随時更新しているので、テクニカルの側面から見ても株価はかなりの高水準です。

対して業績が未だ発展途上といった様相なので、株価の先高観は否めません。

 

しかし今回の中国へのPOSシステムの提供報道の反応でも判るとおり、扱っている事業の市場が大きいこと、さらに急ピッチな需要が起こることは想像に難しくないため、将来性まで視野に入れれば株価が割高ということは決して無いでしょう。

特に、ASEAN諸国の新興国のPOSシステムの需要は驚異的なものでしょうから、ヴィンクスのような企業の供給は、現時点で全然足りていないと言っても過言ではないと思われます。

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