市場拡大が続くスマートホーム市場、日本ではどうなっていく?

公開日:  | 0件のコメント

世界で広がるスマートホーム市場

人工知能(AI)の技術が年々進歩を続けていく中で、現在は家庭の中で活躍するAI技術が注目されている。

例えばamazonGoogleなど、大手起業が続々とスマートホームの商品を開発・販売しているのだ。日本ではまだそれほど大幅に市場が拡大しているわけではないのだが、じわじわと出荷台数を伸ばしてきている。

この現象は日本だけではなく海外の市場でも見られているものだ。アメリカの市場調査会社であるIDCが行なった調査では、2017年のスマートホーム機器世界出荷台数は4億3310万台であり、前年度に比べると27.6%も増加しているという。

さらに今後5年間で年平均18.5%の成長率をみせると予測し、2022年には9億以上ものスマートホーム出荷がみられるのではないかとしている。

現在ではスマートホーム機器というとAIスピーカーのイメージが大きいが、それ以外にもネットにアクセスできるスマートテレビや屋内に設置して留守中の管理を行うホームモニタリング・セキュリティ機器、さらに部屋の明るさや温度を調整できるものまで、様々な商品が開発・発売されてきており、家庭にスマートホーム機器が欠かせない時代が今後やってくるかもしれない。

アメリカのスマートホーム事情

現在最もスマートホーム機器の売り上げが伸びているのはアメリカだ。そんなアメリカのスマートホーム事情を見てみよう。まず初めに注目したいのが、利用者のおよそ半数は若年層であるという点である。

例えば間取りを読み込んで掃除する場所としない場所を分けられるようなロボット掃除機Amazon-EchoGoogle HomeなどのAIスピーカーはアメリカの若年層に人気の高い商品であり、利便性が高い製品やエンターテイメント性を持ち合わせた製品に人気が集まっている。

一方で、若年層だけではなく高齢者にもスマートホーム機器を利用する人が増えてきている。高齢者の場合は利便性やエンターテイメント性よりも、家の中のセキュリティ関連やエネルギー消費を抑える省エネ化が行えるスマートホーム機器が利用されているようだ。

これは、近年アメリカ人の高齢者で単身者が増えてきていることも関係していると言えるだろう。高齢者が一人で住むと起こり得る様々なリスクを、スマートホーム機器を使って取り除いているのだ。

また、アメリカではスマートホーム機器を活用した見守りサービスも注目され始めている。高齢者自身がスマートホーム機器を買うのではなく、家族が購入し見守りとして導入していることも、高齢者の利用率の高さにつながっていると考えられるだろう。

日本のスマートホーム事情

アメリカでは若年層・高齢者層、どちらにおいてもスマートホーム機器が年々活躍の場を広げているが、日本ではどうだろう。

まだあまりスマートホームに対して関心が薄いという方も多いのではないだろうか?

ある調査結果では、スマートホームに興味があり、住宅を購入する際にはスマートホームの導入も検討していると答えた人はわずか1割程度に留まっている。これを見るとまだまだ日本ではスマートホームに関する認知度も低く、さらに興味はあるが購入には至らないという声が多いようだ。

スマートホームの興味があまりない日本人ではあるが、着実に少子高齢化は進んでおり、今後も介護に関する問題は広がっていくだろう。そういったことも受けて政府ではスマートホーム機器の利用を推進し、市場拡大を狙っている部分がある。

特に、現在では大和ハウスやアキュラホームなど、大手建設メーカーで既にスマートホームが活用された家のモデルも発売されている。このようなことから日本でも今後より一層スマートホーム市場は伸びていく可能性が高いと言えるだろう。

コメントを残す

8 − one =