注目のキーワード株探TMJ投資顧問503.7%上昇↑

同業他社と一線を画す技術を持つヒュートレックの強みとは

 | 0件のコメント

こんにちは、シルバーホークです。17日のNY株式相場は続伸となりました。

17日の米国、18日の東京市場概況

企業の決算が総じて強い結果であったほか、経済指標が市場予想を上回った事も好感された模様です。前日に強い内容の決算を発表したネットフリックスは9.19%高と急伸。

これがFAANG株の上昇を牽引する事となり、アマゾン・ドット・コムが+4.32%、アルファベットが+3.18%、フェイスブックが+2.32%、アップルが+1.38%と軒並み高となりました。

市場予想を上回る増益決算や見通しを引き上げたユナイテッドヘルスは3.57%高の急伸を見せ、これがダウ平均を56ドル押し上げる恰好となりました。案の定、ダウ平均採用銘柄で上昇率トップでした。

ゴールドマン・サックスの1-3月期決算も収入・利益ともに市場予想を上回る結果となり、株価は一時1.69%高まで上昇。しかしその後は利益確定売りに押され1.65%安でクローズしています。

クローズ後の決算発表銘柄では、インテューイティブ・サージカルが約5%高、CSXが約4%高、ユナイテッド・コンチネンタルが約3%高とそれぞれが上昇。

対して、IBMが約5%安と大幅に下落する事となりました。結局のところ、S&P500の業種指数は10業種が上昇となり小幅に下落した金融を除いてほぼ全面高。主要3指数はダウ平均が0.87%高、S&P500が1.07%高、ナスダック総合が1.74%高と揃って続伸。

ダウ平均は年初来の0.27%高となり、3指数が全てが年初来でプラス圏を回復する形となりました。18日の日経平均の昨日の米国株高が好感され、それを引き継ぐように大幅に続伸。

因みに日経平均の続伸は4日目となります。寄付き直後から安値に上げ幅を広げ、早々とに22000円台に乗せました。為替も円安に振れるいたため、その後も買いは継続。ほぼ高値圏での前引きとなり、午前中の日経平均は282円高と非常に強い動きとなりました。

マザーズ指数も大きく反発し、2%超の上昇を見せています。東証1部の売買代金は概算で1兆3200億円。セクター別では海運や建設、ガラス・土石などが上昇しています。一方で、銀行、鉱業、空運が軟調で、この3業種のみが下落する事となりました。

個別では、韓国のSKグループ企業とパートナーシップ契約を結んだフュートレックがストップ高。反面、中古マンション投資の融資で不正が相次いでいると報じられたスルガ銀行が急落しています。

フュートレックの概要

フュートレックは、大阪市に本社を置く音声認識・UIソリューション事業等を行っている東証二部上場企業です。携帯電話用音源LSIの開発を主軸に、現在、学習塾向けのメモリカード事業を強化中。

主な事業内容は、音・画像・個人認証など、モバイル機器に必要な様々なマルチメディア機能を実現するIPの提供、最新の開発ツールを用いた設計手法のコンサルティング、設計技術ノウハウを生かした受託設計となっています。

中でも音声認識技術やアプリケーション開発に強みを持っており、特に翻訳事業や映像企画事業とのシナジーを追求しています。

フュートレックは、平成12年4月に大阪市淀川区西宮原一丁目8番48号にて設立されました。設立当初の事業は、携帯機器におけるビジネスモデルの提案から具現化まで、システムLSIの設計技術ノウハウを活かした受託設計でした。

次にケータイ用の音源に進出すると、それが2005年1月にNTTドコモに採用される事となりました。これが切っ掛けとなり東証マザーズに上場。その後、音声認識の事業も手掛け、2008年3月期にはこの分野での売上げが立つようになり、この頃から収益源が音源から音声認識にシフトしています。

音源は携帯電話専用に作られたものでしたが、音声認識は全ての機器が対象になりえる。 声で機器を動かすというのは新しい技術です。またフュートレックの音声認識は、ATR(国際電気通信技術研究所)、NICT(情報通信研究機構)と組んで、モバイルの音声認識である応用を実現しています。

この技術には、下記のように同業他社のそれとは一線を画す3つの優位性があります。

  1. 優れたノイズリダクションによる雑音に強い
    通常のスマホも、業務ソリューションも雑音の多い屋外で使う事が多いので、 会話音声のみを認識するという事が重要となります。
  2. 幅広いラインアップ
    音声認識も、音声合成も、対話も出来るという点ですね。
    さらにそれぞれの部門にアプローチが可能であるため、利用用途によって最適なものを選択出来ます。
  3. システムや辞書のカスタマイズが可能
    様々な業界用語や社内で使う特殊用語を辞書に追加登録する事で、一般的にはあまり使用しない言葉すら認識する事が可能になります。
    音声認識の同業他社としては、グーグル、アップル、アドバンストメディア、ニュアン ス等がありますが、フュートレックは音声認識機能を、各社仕様にカスタマイズをしたり、個別の業務ソリューションシステムを構築出来る技術を有しています。

一時期、フュートレックは半導体設計データのみで半導体の製品作りを手掛けていないという点で、NTTドコモからそのフレキシブルな対応の可能性を買われていました。これによりコンペに勝った事で、当社の経営基盤が固まっていきます。

フュートレックの事業の主力はライセンス事業です。フュートレックの音源は当時のNTTドコモのフィーチャーフォンの標準採用されていたため、そのライセンス収入は利益貢献の高いキャッシュ・ジェネレーターとして貢献してきました。

現に2010年3月期以降の3期は、売上の6割近くがNTTドコモ向けとなっていまいます。ただ、その後のスマートフォンの普及により、従来の音源ロイヤルティは大きく減少していきます。

当初は、海外メーカーの機種が増えるということで逆風になるという懸念もされていましたが、逆にiPhone4Sにて音声認識機能が注目された事により、逆に音声認識機能の需要がさらに急拡大する事となります。

あとはスマートフォンの急速な普及が追い風となった事で、2013年3月期からは上昇局面に入っていきます。同時にフュートレックは、ドコモからの売上依存の脱却も図り、現在は音源や音声認識だけでなく、それ以外の分野にも事業を拡張しています。

主要事業

  • 音声認識・UIソリューション事業分野
    現在もフュートレックの主力事業となっています。
    人が話す自然な言葉を機器が認識して、操作や入力をサポート。
    音声合成などと組み合わせ、機器との対話によって操作や入力を行う音声対話技術などの音声言語関連技術を取り扱っています。
  • CRMソリューション事業分野
    企業とその顧客の関係維持に有効な統合CRMシステムを中心に、様々な提案でクライアントのビジネスをサポートしています。
  • 翻訳事業分野
    フュートレックの翻訳事業分野では、音声認識事業と連携した機械翻訳による音声翻訳などを行います。
    機械翻訳は、ビジネスで使用するような高度な翻訳ではなく、インバウンドや観光向けの、簡単で使い勝手の良いものが中心。
  • 映像・メディア事業分野
    メディアジャパン株式会社及びメディアジャパンエージェンシー株式会社にて展開。
    テレビ番組やその他の映像制作、広告代理業務を行っています。

その他の事業(基盤事業分野、書き起こし事業分野、国際事業分野等)

  • 基盤事業分野
    創業期から続く受託開発事業。
    現在は高いハードウェア設計技術を活かして「E検定~電気・電子系技術検定試験~」を展開。
  • 書き起こし事業分野
    日本における販売代理店となり、2014年夏から提供を開始している音声書き起こしサービス。
    独自の音声処理技術により、一つの音声データをマイクロタスク化。クラウド・プラットフォームとグローバルで大規模な書き起こし専門チームにて作業を行います。

現在においてもやはり、音声認識やUIソリューション事業がフュートレックの主観事業となっていますが、そのノウハウを活かし、取り扱い分野は随分と拡大していますね。

フュートレックの競合

フュートレックの事業の根幹は、やはり音声認識機器の開発・製造です。この分野にて競合企業を挙げるとするなら、アドバンスト・メディアが該当するのではないでしょうか。アドバンスト・メディアは、東京都豊島区池袋に本拠を置き、鈴木清幸氏が代表取締役社長を務めるマザーズに上場している企業です。

音声を文字変換する独自技術核にした各種業務用ソフト開発が柱となっており、現在は文字起こしサービスにも参入。アドバンスト・メディアは、音声認識技術として「AmiVoice」を開発しています。

「AmiVoice」は、従来の機械が中心となる音声認識ではなく、人間が機械に話しかけると、人間のような自然な受け答えや記録等の動作を行う音声認識を中心とした知的ヒューマンインターフェースです。

この「AmiVoice」を用い、現在アドバンスト・メディアは下記のような事業を手掛けています。

  • ソリューション事業
    AmiVoiceを組み込んだ音声認識ソリューションの企画・設計・開発。
  • プロダクト事業
    AmiVoiceを組み込んだアプリケーション商品をライセンス販売。
  • サービス事業
    企業内のユーザーや一般消費者へ「AmiVoice」をサービス利用の形で提供。

またアドバンスト・メディアの「AmiVoice」は、頻繁にメディアに取り上げられており、2018年4月だけでも下記のような出演実績があります。

  • 2018年4月17日
    日刊工業新聞に当社ビジネスと代表取締役会長兼社長の鈴木清幸が紹介されました。
    「成長企業チカラの源泉 アドバンスト・メディア−音声認識“当たり前”に」
    媒体名:日刊工業新聞
  • 2018年4月12日
    フジテレビ「FNNプライムニュースα」に音声認識 多言語翻訳アナウンスサービスAmiVoice TransGuideが紹介されました。
    媒体名:フジテレビ「FNNプライムニュース α」
  • 2018年4月9日
    MonoMaxに音声認識 多言語翻訳アナウンスサービスAmiVoice TransGuideが紹介されました。
    「3STEPで理解する差がつくAI総ざらい! STEP2 AIを知る 身の回りがみるみる便利になっていく、生活を変えるAIグッズ8選!」
    媒体名:MonoMax
  • 2018年4月6日
    ITmedia Mobileに音声認識技術「AmiVoice」が紹介されました。
    「機械と対話できる日は来るのか アドバンスト・メディアに聞く、音声認識の課題と可能性」
    媒体名:ITmedia Mobile

アドバンスト・メディアの取り扱い事業や経歴を見ていると、フュートレックのそれと非常に似通っているのが分かります。

ただ、日本において音声認識の草分け的存在とも言われているアドバンスト・メディアですが、その根幹となる同社が開発した「AmiVoice」は、不特定話者に対応しているという点から非常に画期的なものでした。

これを活用し、アドバンスト・メディアは今や多くの企業と取引実績を誇っています。もちろんアドバンスト・メディアも手掛けていますが、フュートレックの方がライセンス事業に傾倒していますね。

両社の業績を比較すると、両社の売上高はほぼ同規模ですね。では、両社の音声認識システムの優位性を挙げてみたいと思います。

フュートレック

  • 優れたノイズリダクションによる雑音に強い
    通常のスマホも、業務ソリューションも雑音の多い屋外で使う事が多いので、 会話音声のみを認識するという事が重要となります。
  • 幅広いラインアップ
    音声認識も、音声合成も、対話も出来るという点ですね。
    さらにそれぞれの部門にアプローチが可能であるため、利用用途によって最適なものを選択出来ます。
  • システムや辞書のカスタマイズが可能
    様々な業界用語や社内で使う特殊用語を辞書に追加登録する事で、一般的にはあまり使用しない言葉すら認識する事が可能になります。
    音声認識の同業他社としては、グーグル、アップル、アドバンストメディア、ニュアン ス等がありますが、フュートレックは音声認識機能を、各社仕様にカスタマイズをしたり、個別の業務ソリューションシステムを構築出来る技術を有しています。

アドバンスト・メディア(AmiVoice)

  • あらゆる一、言葉、会話スピードに対応
    事前に自分の話し方のクセを学習させる必要がなく、老若男女を問わず誰もが簡単に音声認識を行えます。
    アクセントや会話スピードも関係なく音声を認識するので、より自然な発話を認識する事が可能。
  • ハイクオリティー且つハイスピードな処理能力
    音声認識速度は、音声を認識する精度に左右されます。
    AmiVoiceは、一定程度以上明瞭な発話に対し高い認識率を誇っており、ほぼリアルタイムの認識処理が可能。
  • 元のテキストデータとともに保存可能
    音声認識に利用した発話者の音声は、テキスト化したデータとともに保存しておくことが可能。
    再編集することや、議事録として保存しておく事にも向いているため、音声とテキストのデータベース化に活用が可能。
  • 強力なノイズ排除技術で利用場所を選ばない
    認識率に大きく影響する周囲の騒音や雑音を、会話から可能なかぎり除去。
    騒音、電話などの聞き取り難い場面でも対応が可能。

両社の音声認識システムには複数の長所がありますが、まずフュートレックで特筆すべきは、「様々な機器にカスタマイズして適応出来る」点、アドバンスト・メディアは「事前準備なしに誰でも利用出来る」といった点でしょう。

この2つは、性質が全く異なる優位性となるので比較のしようがありません。

因みに両社とも挙げらている「ノイズリダクション」という点に関しては、過去にNTTドコモが主催した音声認識システムのコンペにおいて、アドバンスト・メディア等のものよりフュートレックが優れているという事で採用されたという経緯があります。

先述のとおり、これがフュートレックの躍進に繋がる事になっていますね。結局、両社の同じ音声認識システムを取り扱っているとは言っても、それぞれの長所は異なるので、そのニーズがある得意先に特化して発掘すれば良いと言えるでしょう。

例えるならNTTドコモをはじめとした携帯電話キャリアは、多くのメーカーの機種を扱うため、まさにカスタマイズが容易に可能なフュートレックのものにニーズがあるでしょう。

一方、音声認識の即応性が求められるシステムを取り扱う得意先であれば、アドバンスト・メディアのものに優位性があります。現にアドバンスト・メディアは、大量の文字データ化作業が必須である議事録と医療領域をターゲットにし、議事録や医療現場の電子カルテの音声入力システムを提供した事で躍進しています。

フュートレックの株価推移を考察

フュートレックの株価は、2017年1月に直近高値を取ってからは緩やかなダウントレンドを形成していました。その間、フュートレックには下記のように材料も頻発しています。

  • 2017年4月17日:17日に韓国SKグループで人工知能(AI)サービス事業を展開しているSKホールディングスC&Cと、音声認識技術と音響処理技術に関するパートナー契約を締結したと発表。
  • 2017年6月12日:フュートレックは、ウィラーが新しく展開する「移動ソリューション」に関する事業において、業務提携契約を締結したと発表。
  • 2017年6月12日:フュートレックは、TV番組・ビデオパッケージ・CM・Web動画など映像の企画制作を行っているメディアジャパンの全株式を取得し子会社化すると発表。
  • 2017年9月21日:フュートレックと近畿日本ツーリストが、ホテルや旅館などの観光事業者向けに、フュートレックが開発した接客シーンの翻訳をサポートするネットワーク型音声翻訳アプリ「ToTeMo(トテモ)」と株式会社ログバーが開発したウェアラブル音声翻訳デバイス「ili(イリー)」の法人向けサービス「ili for Guest(イリーフォーゲスト)」の提供を9月22日より開始すると発表。
  • 2017年10月23日:フュートレックは、ユニロボットが2017年10月23日に法人向けに一般販売を開始する次世代型ソーシャルロボット「unibo(以下、ユニボ)」の音声認識機能に、フュートレックが開発した音声認識技術vGate ASRが採用されたことを発表。
  • 2017年11月1日:フュートレックは、2017年10月27日(金)~11月5日(日)に東京ビッグサイトで開催中の「第45回東京モーターショー」に出展している自動車メーカー、部品メーカー等の企業5社に「映像展示システム」を開発・納入した事を発表。
  • 2017年11月17日:フュートレックが11月17日の日刊工業新聞で、「従来に比べて処理速度が10倍速い人工知能(AI)スピーカー向け音声認識技術の提案を始めた」と報じられる。
  • 2018年12月5日:フュートレックは、資本業務提携先である株式会社ログバーが、ウェアラブル翻訳デバイス「ili(イリー)」の最新版を、2017年12月6日(水)より「2018台限定」で、先行販売開始する事を発表。

これらの材料で随所に小幅に反発する場面はあったものの、ダウントレンドの転換とはなりませんでした。

フュートレック チャート

フュートレック チャート

直近では2017年12月14日の830円を高値とし横ばいとなるも、その後2018年2月5日から日経平均の急落に伴いフューレックも下窓を空けて下落。2月9日の大引け後には、下落に追い打ちを掛けるような弱い内容の決算発表がされました。

フュートレックの2018年3月期3Q累計の連結経常損益は4億1800万円の赤字転落。併せて、通期の同損益を従来予想の1億円の黒字から2億8000万円の赤字に下方修正。

フュートレック側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、試算されたた下期の連結経常利益も従来予想の3億8300万円から300万円と99.2%の減額。一転して94.6%減益計算となっており、伴って無配の継続も発表されました。

週明け13日の株価は当然の如く値を飛ばして下落し、翌14日に564円の下値を付ける事となります。この日から-3σボリンジャーバンドからの反発するも3月16日を波の上限として下落。その後、3月26日に604円の安値を付け、2月14日と合わせてダブルボトムの様相となります。

ただ、2月14日に-3σボリンジャーバンドにタッチした事に対し、3月26日は-2σで反発しているので、案の定、反対側の3σまで到達する事となっています。この時、784円の高値を取った4月9日は2017年12月14日を基準にしたフィボナッチ2/3戻りの水準であり、そのまま4月17日まで反落する事となります。

そして同日に、韓国SKグループで人工知能(AI)サービス事業を展開しているSKホールディングスC&Cと、音声認識技術と音響処理技術に関するパートナー契約を締結した旨の発表が成される事となります。

先述にもあったように、既に2017年9月から韓国SKグループはフュートレックのパートナー企業となっていましたが、AIビジネスのさらなる拡大のために今回の契約に至ったとの事です。これにより4月18日の株価は上窓を空けて急騰。ただ上値は、0.618戻りの水準で上値を抑えられています。

フュートレックの業績面を考察

2018年3月期のフュートレックの推移は直近決算であった3Qにて、主に下記のように挙げられています。

  • 開発した「vGate ASR2 powered by SpeechRec」の改善、拡販に努めるも、3Qにおいて前々連結会計年度、及び前連結会計年度のような大型ライセンスの計上には至らず。
  • 13%の出資していた株式会社みらい翻訳の全株式を平成29年10月31 日に、連結子会社であった株式会社メディア総合研究所の全株式を平成29年11月15日に株式会社翻訳セ ンターに譲渡。
  • 平成29年10月2日に連結子会社であった株式会社メディア総合研究所の映像事業部をメディアジャパン株式会社に統合。
  • メデ ィアジャパン株式会社の完全子会社であるジャパンエージェンシー株式会社の主要顧客であるアディーレ法律事務所の業務停止に伴い、 広告収入が一時的に大きく減少。

2018年3月期3Qのフュートレックは、NTTグループであるNTTテクノクロス株式会社の音声認識ソフトウエア「SpeechRec」 の最新版をベースとして開発した「vGate ASR2 powered by SpeechRec」の改善、拡販に努めたとしています。

しかし先述のとおり、前々連結会計年度、および前連結会計年度のような大型ライセンスの計上には至らず、前年同期比で54.8%減と、減収となっている他のセグメントの中でも際立つ事となりました。

ただ、この2018年3月期3Qにおける売上高の減少に対しフュートレックは、期初に計画していた想定の範囲内としています。2017年3月期通期決算、2018年3月期通期予想の内容は以下のとおりです。

2018年3月期本決算

売上高 3,957百万円
営業利益 325百万円
経常利益 325百万円
純利益 161百万円
1株利益 17.35円
配当 0円

2019年3月本決算予想

売上高 3,300百万円
営業利益 -270百万円
経常利益 -280百万円
純利益 -130百万円
1株利益 -13.94円
配当 0円

 

参考指標

時価総額 7,280百万 PER
発行済株数 9百万 PBR 2.37
最低購入代金 76,800 ROE 5.03
単位株数 100 EPS
売上高成長率 -16.6% BPS 324.05
経常増益率 -% 1株配当 0.00%
最終利益変化率 -% 配当利回り 0.00%

2018年3月期の通期決算の発表時では、フュートレックは2019年3月期の業績予想について、現時点で不確定な案件が存在するため、合理的な業績予想の算定が可能となった時点で開示するとしていました。

その後、公開されている業績予想は、減収、および各利益部門においては赤字転落としており、その要因を下記のように挙げています。

・連結子会社であった株式会社メディア総合研究所、および13%出資していた株式会社みらい翻訳の株式譲渡で連結子会社であった株式会社メディア総合研究所の全株式を譲渡したため、3Q会計期間以降、連結の範囲から除外。

株式会社メディア総合研究所の業績が当社連結グループの業績に含まれない事となり、売上高と各利益部門が減少しています。

親会社株主に帰属する当期純利益については、株式会社メディア総合研究所の株式譲渡に伴う関係会社株式売却益、および株式会社みらい翻訳の株式譲渡に伴う投資有価証券売却益が発生。その結果、連結除外による減少と特別利益による増加分を集計し、前回発表予想と比較して増加しています。

・連結子会社であるメディアジャパンエージェンシー株式会社の主要顧客であるアディーレ法律事務所の業務停止に伴い、広告収入が一時的に大きく減少。その結果、前回発表予想と比較して減収、減益の見込み。

・受託案件の開発工数が計画以上に増加した事などにより、やむなく新規案件の受注を抑えたため、計画時に想定していた受注額の未達。

このような業績予想がされているため、当然、2019年3月期は無配としています。

まとめ

フュートレックの2019年3月期は、試練の年となっているようですね。

ただ、内容としては一過性な感もあり、現に各利益部門の赤字転落の割には、売上高の前年同期比は比較的、小幅な減収に留まっています。したがって今ある障壁を地道に消化していけば、業績の回復にはそれほど時間を要さない気もします。

フュートレックの主要業務である音声認識システムは、世界中ではまだまだ需要があります。特にフュートレックのシステムは「適応出来る」という優位性があり、その技術もさらに進歩していくでしょうから、その需要は繰り返されるという事も予想に難しくありません。

音声認識というテーマセクターの先進的な企業であるため、収益を地力は当然あります。むしろ2019年3月期は株価にしたら良い押し目となっているのではないでしょうか。

既に2018年2月14日に底打ってアップトレンドに転換している感がありますが、上値余地はとりあえず1,500円近くまであるので、フュートレックの株価の躍進は、まだまだこれからなのかもしれませんね。

コメントを残す

one × 5 =