5月末から6月以降の株式相場はどのような動きを見せる?

公開日:  | 0件のコメント

5月の日本株の傾向は?

日本の株式市場において、ゴールデンウィークの長期休暇や1〜4月の推移から天井をつけて調整に入るため、5月に入ると株価が下がるというのが近年の傾向である。

また、5月始めは株価が下がりやすくなるが、本決算が発表され、1〜3月期のGDP速報を受けた5月末になると徐々に株価が上昇していく傾向にある。この動きは5月末から6月の株主総会に向かっていくため大きな変動は起こりにくいと言える。

ただし、気を付けなくてはならないのがアメリカの株式市場で言われている「Sell in May」の動きだ。Sell in Mayは、5月に株を売ってしまい9月中旬まで株式相場を離れた方が良いというものである。

根拠があるわけではないのだが、比較的5月から9月初頭にかけて株価は下がりやすい状態にあるためそう言われているのだ。なぜ、アメリカの株式相場ではSell in Mayの動きが見られるのかというと、やはり欧米の夏季休暇によって相場の閑散が要因と言えるだろう。

日本の株式相場でSell in Mayの動きが現れる可能性は高い。ただ、4月から5月にかけて買いが入っていないようなら起こる可能性は低いと考えられる。いずれにせよ5月は変動の起きやすい時期なので注意が必要だと言える。

ここからは、2018年の5月末から6月以降、どのような相場になっていくのか、もう少し詳しく見ていこう。

 

適温相場になる可能性が高いが、不安要素も

2018年の5月末以降は適温相場になる可能性が高いという相場観の見方が多い。その理由として、6月12日に行われる米朝首脳会談での内容が期待されているという点が挙げられる。

米朝首脳階段によって非核化の話し合いが進み、朝鮮戦争の終戦宣言も近づくのではないかと言われているのだ。

ただ、ここに来て少し不安要素も出てきた。北朝鮮側が5月16日にアメリカが一方的に核兵器放棄に関して要求を続けるようであれば、12日の米朝首脳会談を中止するという意向を明らかにしたのだ。

北朝鮮側はアメリカ大統領補佐官でもあるジョン・ボルトン氏を名指しし強く批判したほか、5月11日に開始された米韓合同空軍演習に反発したことで南北閣僚級階段も中止となっている。

アメリカ側は北朝鮮のこうした対応に想定の範囲内であるとしているが、もし米朝首脳会談が行われなかった場合、相場の動きに変動が見られる可能性が高いと言えるだろう。

日本の相場展開はどうなっていく?

今後の相場展開として、考慮したい材料が2018年度企業収益見通しである。日本経済新聞の集計によると、売上高2.7%増加・経営利益1.0%増加となっているものの純利益は2.0%減少している。この結果から日経平均の1株あたりの利益も1週間でマイナス80円にまで陥ってしまった。

しかし、企業収益見通しだけで相場を判断するのは間違っている。四半期決算がある7月後半から8月前半にかけては上方修正となる発表がされるのではないかという期待や、この情報を加味した上で7月に2万4000円を推移を見せるのではないかという噂も出てきている。

6月に入ると大手証券会社からの今期予想も発表されるため、それらを受けて相場展開も動きを見せるのではないかと考えられるだろう。

日本では5月が上昇月の中で最も上げ幅が低いと言われているが、この5月を乗り切り6月以降の動きを冷静に考えることで上昇気流を維持したまま9月を迎えられると言えるだろう。日本の株式相場は海外投資家の動向も関係している可能性も高いが、アノマリーだけを信用するのではなく現在の情報を正しくキャッチすることが重要となってくる。

6月からは上記でも挙げたように米朝首脳会談が開催予定となっているため、相場にも変化が現れる可能性が高い。どのような動向になるのか注視していった方が良いだろう。

コメントを残す

13 − ten =