ぐるなび(2440)|好調なインバウンド関連銘柄の波に乗れるのか?

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ぐるなび(2440)の概要

株式会社ぐるなび HP画像

株式会社ぐるなび HP画像

会社名:株式会社ぐるなび
証券コード:2440
本社:東京都千代田区有楽町1-2-2 東宝日比谷ビル6F
設立日:1989年10月2日

株式会社ぐるなびが設立されたのは1989年ですが、株式会社ぐるなびが発足されたのは2000年に入ってからです。主にパソコンやスマートフォンで見られる飲食店のネット検索サービス(ぐるなび)に関連する事業を手掛けています。

子会社には飲食店へのセールスプロモーション事業を行う株式会社プロモーションコミュニティや中国国内の飲食店PR・販促活動をサポートするぐるなび上海社、食にまつわる調査研究や情報提供を実施している株式会社ぐるなび総研、事務関連業務の請負事業や福利厚生などのサービスも担っている株式会社ぐるなびサポートアソシエなどがあります。

 

ぐるなび(2440)の株価推移を考察

ぐるなび(2440) チャート

ぐるなび(2440) チャート

ぐるなびの株価推移を見てみると、2017年年末から2018年年始にかけては1,300〜1,400円台を推移しています。

その後2018年2月2日に2018年3月期第3四半期累計の決算が発表され、連結経常利益は前期比20%以上の減少となったことを明らかにしましたが、通期計画である45億円への進捗率は88.9%に及んでおり、5年平均も上回っていることからあく抜け期待など先行し、株価上昇につながっています。

2月20日には飲食店を紹介する動画の撮影・編集・ぐるなびの店舗情報ページへの投稿までをまとめて行えるサービスを提供したことが発表され、株価が上昇しました。

動画はぐるなびの外国版ページにも掲載されることはもちろん、店舗の公式サイトや店内での使用も許可しており、飲食店のPRにつながることが考えられます。

 

決算の発表後の推移

その後は堅調な推移を見せていましたが、5月9日の大引け後に発表された決算で、2018年3月期の連結経常利益が前期比29.4%減となったこと、2019年3月期予想として前期比73.0%減となる見通しであることが発表されました。また、年間配当も31円減となる13円に落ち込む方針としています。

この影響を受けて、5月10日の株価はストップ安となり、5月10日の取引時間内に取引成立とならず、3万6400株もの売り注文が残った状態にまでなってしまいました。

5月17日に訪日外国人数が過去最高を記録し、さらに4月25日時点で累計1000万人突破を過去最速で記録したことから、インバウンド関連の銘柄が買いを集める形となり、ぐるなびでも5月18日にはリバウンドの期待も含めて株価上昇へとつながっています。

しかし、そこからなかなか好材料がないまま、6月27日現在は890円となっています。

ぐるなび(2440)の業績面を考察

ぐるなびの業績面を考察してみると、下記のポイントが挙げられます。

  • 2018年3月期の連結業績は売上高・営業利益・営業利益率・当期純利益などを含め、ほぼ全ての項目で前期比よりマイナスとなった。
  • 上記理由として考えられるのは、売上高の低下もあるが、業務支援サービスの提供を開始したことで機器の仕入れコストが発生したこと、さらに新サービスを構築したことで労務費が増加したことなど、全体的なコスト増加が原因であると考えられる。
  • 人手不足の深刻化によって飲食店側が成長投資に目が向けられない状態であること、消費者行動が変化しており「ぐるなび」のサイトを利用せずに飲食店を見つけられるようになってきていること(検索サービスの領域拡大など)、ぐるなびが実施している1000人サポート体制による価値があまり飲食店側に伝えきれていないことなども売上高の減額が長期化している背景につながっている。

2018年3月期の売上高が大幅に減少してしまったことはもちろん、2019年3月期の業績予想の段階ですでに大幅な減少見通しとなっていることは大きな痛手とも言えるでしょう。結果としてこの業績が株価にも大きく影響しました。

しかし現在は課題を一つずつクリアするために取り組みがすでに始まっています。インバウンド関連の銘柄が伸びている中で、着実に課題をクリアしていくことで株価上昇にもつながっていくのではないでしょうか。

ぐるなび 外国語版

ぐるなび 外国語版

また、直帰通期決算である2018年3月期、及び2019年3月期の業績予想は以下のとおりとなっています。

 

2018年3月期本決算

売上高 36,226百万円
営業利益 4,742百万円
経常利益 4,809百万円
純利益 3,192百万円
1株利益 68.3円
配当 44円

2019年3月期本決算

売上高 33,000百万円
営業利益 1,300万円
経常利益 1,300百万円
純利益 900百万円
1株利益 19.2円
配当 13円

参考指標

時価総額 43,759百万円 PER 46.26
発行済株数 49百万 PBR 2.17
最低購入代金 89,000 ROE 17.17
単位株数 100 EPS 19.24
売上高成長率 -8.91% BPS 410.50
経常増益率 -73% 1株配当 13.00
最終利益変化率 -71.8% 配当利回り 1.46%

ファクターを見ると売上高成長率や利益変化率、ROWなどから現時点で成長性は低いと言えます。比較的割安性も高くなっているため、買い傾向にあります。

今後、インバウンド関連銘柄がさらなる伸びを見せ、市場がトレンドとなればぐるなびも同じく引き上がる可能性は高いですが、以前ほどの株価に戻るためにはやはり業績面での好材料がなければ難しいと言えるでしょう。

まとめ

ぐるなびの企業規模は決して小さいわけではありません。また、市場的に2020年東京オリンピックに向けてインバウンド市場はより大きくなると予測できます。

それに合わせた形で業績も伸ばしていけば、株価の推移も一気に上昇する可能性は秘めていると言えるでしょう。

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