ZUU(4387)|IPO・初値・上場後の値動きはどうなる?

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幅広い金融関連支援を行うZUU(4387)の強みとは

ZUU(4387)は、資産運用を支援するプラットフォーム「ZUUonline」を中心とした金融商品やフィンテックサービス、ユーザーのマッチングを行うフィンテック・プラットフォーム事業を展開している企業です。

ZUU online

ZUU online

ターゲットはアッパーマス以上の富裕層向け。金融領域特化型ウェブやスマートフォン・メディアのプラットフォーム事業の運営が主幹事業となっています。いわゆる「メディア・サービス」ですが、金融や不動産企業を中心に広告収入などを得ています。

また自社メディアを活用したプロモーション支援を行っており、主に同メディアに訪問するユーザーに対し当社の顧客企業への転職斡旋を行うことで、フィー収入も得ています。
※フィー収入:プランニングを行い直接顧客から得る収入

「フィンテック化支援サービス」では、金融や不動産企業等向けに業務効率化の施策として、情報発信サイトの構築/運営、及びデジタル・マーケティング領域におけるコンサルティング等で支援しフィー収入を得ています。

基本的にZUUは、金融関連周辺事業を幅広く手掛けており、業務において限定をしない姿勢が感じられる企業と言えるでしょう。

ZUUのIPOにおける注目点とは

ZUUは2018年6月21日に東証マザーズに上場を果たしています。

上場前のIPOの概要は、以下のとおりでした。。
IPO情報

公募株数 150,000株
主幹事 野村證券
売出株数 100,000株
OA分 37,500株
吸収金額 460,000,000円
単元株数 100株
仮条件 2,590~2,670円
公募価格 1,600円
初値 5,550円
上場市場 東証マザーズ
業種 情報・通信業

IPOスケジュール

ブックビルディング期間 2018年6月5日~2018年6月11日
購入期間 2018年6月13日~2018年6月18日
上場日 上場日:2018年6月21日

ZUUのIPOの規模は、新興市場である東証マザーズの中でもかなり小規模と言えるでしょう。公募株式数、OA分を含めた売出株式数を見てもそれは如実です。

さらに公開比率もは最大で約14%とかなり低めで、株価の動きは相当軽くなる事が予想出来ます。つまり大きな初値リターンが市場で期待されていたという事になります。

ZUUの事業は金融市場に関連する周辺サービスですが、主幹であるメディアプラットフォームは金融関連に特化しているという点は希少性が高い事から、IPOにおける人気度は高めです。何より、ZUUonline自体が高い知名度を誇っているというのは大きな強みでしょう。

またユーザー金融機関に向けたフィンテック化の支援という将来的に需要の大きい業務を担っている事からも、大きな要因となります。

極めつけに東証マザーズにおいてネット関連企業は訴求力の高いという点も、大きな強みと言えます。ベンチャーキャピタル保有株が一定程度あるものの、需給主導で初値水準を切り上げる展開が見込まれる事は、想像に難しくありません。

ZUUは、IPOで得た資金をコンテンツ制作にかかる外注費や自社メディア開発にかかる人件費、および人材採用教育費、そして海外進出等に充てる予定との事でした。過去5年の業績を見ると、売上高は飛躍的に伸びているものの利益面での安定感がありません。

ZUU(4387) 業績推移

ZUU(4387) 業績推移

これらはまさに、事業拡大における先行投資が影響している事。

加えてZUUは2017年3月期から連結決算へ移行していますので、グループ会社のP/Lも加味されているため、業績の安定性が落ちるのも無理はないでしょう。これらを鑑みると、今回のIPOは、その意義が比較的明確に反映されているように思えます。

当初の想定価格であった1,370円から換算すると、PBRが3.98倍という事で既に財務面から換算した割安感はありません。

EPSに関しては2017年3月期は-22.7円とマイナスになるのは必然ですが、今回のIPOにより財務基盤が堅固になる事により安定的な運営に移行する可能性は十分考えられるでしょう。

既に2018年3月期の通期決算で黒字転換を果たしていますが、2019年3月期の通期決算においては、さらに強い予想がされており、特に利益面での飛躍には目を見張るものがあります。

ZUU(4387) 業績推移2

ZUU(4387) 業績推移2

売上高成長率は23.94%、利益面においては経常増益率が115.7%、最終利益変化率は134.1%と驚異的な超優良水準です。今回のIPOは最新の人気テーマであるフィンテック関連に属するZUUが、極めて少ない株数での公開を行うという事ですから、かなりの高騰が期待されるところでしょう。

利益がまだまだ安定していると判断し難いところですが、今後、将来性を見込んで買いが随所で入ってきてもおかしくはないでしょう。6月21日には、コーア商事ホールディングスとSIGも同時上場しますが、規模が極めて小さいため、受ける影響は少ないと考えられます。

ZUUの初値とその後の展開

ZOOは先述のとおり、6月21日に東証マザーズに上場を果たしました。

ZUU(4387) チャート

ZUU(4387) チャート

当初の市場予想である3,200円から4,800円に対し、初値は5,550円を付けました。この時点で既に、公募価格の3.46倍です。

上場初日は特別買い気配となっていたため、10:30を過ぎてから初値を付ける事となりました。その後も一本調子で上昇し、結果的に初日は安値寄りの高値引けとなります。

週明けの25日は、上窓を空けて寄り付くも反落。初値付近まで下げ、翌26日には初値を割り込んで5,200円の安値を付けます。この辺りは、マザーズの先物に仕掛け売りが入っていた模様です。

しかし、市場のZUUへの期待はやはり大きく、そこからは買いが入ってきています。これが動意となり、27日には25日の高値も上抜け、ZUUは4日連続で値を伸ばしていく事となり、29日には8,600円の高値を付けています。

まさにZUUの初値と、その後の株価の躍進は市場の期待どおりといったところでしょうか。しかし、まだまだZUUの躍進の期待は消えていないようですね。市場では、10,000円超えを見込む声もあります。

たしかに、5,550円の初値とその後の推移、想定サイクルから換算した計算値では、10,000円超えも考えられるあり得ない範疇ではありませんね。

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