資産の外貨建てが投資家に注目されているワケとは?

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分散投資の重要性

資産運用において1本集中型の投資におけるリスクを回避するため、分散投資という手法を取る投資が基本となっている。

長期的に企業や株式相場が成長するとしても、長い歴史の中では企業の倒産やテロ、自然災害などによって株式市場が暴落するケースも少なくない。

投資期間が長くなればなるほど1つの銘柄のみの集中投資はリスクが高いと言えるのだ。分散投資はそんなリスクを分散することができるという点のほかにも、相場全体の動きを気にしなくて済むというメリットも特徴ではないだろうか。

資産運用においては100%安全で有利に資産を増やせる運用先は残念ながら存在しないが、預貯金だけでなく株式や債権などに分散しておくことが非常に重要と言える。

分散投資をしておくことで、金融市場で何らかの金融ショックが起こっても、それに伴うダメージを抑えることができ、別の市場が急成長したときにはその恩恵を受けやすくなるだろう。

ただ、日本の資産だけに分散した場合、経済規模を示すGDPで日本が世界全体を占めるシェアは約6.5%で10%にも満たない。そんな日本経済の中で分散させるよりも、世界経済に広く分散する方が効果的であると言われている。

 

外貨建てが資産形成に適している

日本は少子高齢化や人口減少が深刻化しているが、人口が増えている若い国と比較しても将来経済が縮小する可能性が高いと言える。資産を100%日本で形成するには、リスクが偏り外貨や外貨建て資産に置いておくことが安全なのだ。

分散投資を検討しているのであれば、投資対象を外貨であったり外貨建て資産に広げることで選択できる金融商品の種類が大幅に増える。

日本以外の株式に注目すると、先進国中心でリスクを抑え好調な米国株に絞ることや、新興国を加え積極的なリターンを狙うことができる。

 

それは債権の場合も同様であり、日本の債権だけに絞っていることで国債中心になってしまう一方で、海外債券であれば比較的リスクの低い米国債を購入したり、ハイリターンを狙えるハイールド債、新興国債券などに投資する投資信託商品を選ぶことも可能なのだ。

このように自分が取れるリスクに応じた商品を選ぶことや柔軟なポートフォリオ設計も非常に重要と言える。分散投資を検討するにしても、自分自身のポートフォリオを確立させていくことが大切なことなのだ。

また、外貨や外貨建てを分散投資で選択する投資家は少なくなく、今後は日本円のみで分散投資を行うリスクを踏まえ、検討する人が増えてくるのではないかと言われている。

 

インフレ時のリスクを軽減するには

外貨や外貨建ては為替変動のリスクが大きいとして好まず、持たない人も少なくなく、わずか数年で価値が大きく変動することを懸念している人がいるのも事実だ。

実際に、米ドルに対しての日本円は2011年には一時75円台になったものの、4年後に125円を突破しドルやドル建て資産は約1.7倍変動している。

また、日本はデフレ経済が続いているということもあり、政府の物価上昇目標の2%に届いておらずインフレの危機感も薄くなっている。このような状況が今後も長く続くのであれば、資産を円建てで所有しておくというのも1つの手法であると言えるだろう。

しかし経済がいつインフレに転じるかは予測しづらく、実際にインフレに転じたときには日本円の価値は下落の道を辿ることになる。そんな状況になってから資産の一部を外貨に替えようとしても、円安が進んでいる以上不利なレートで購入せざるを得なくなってしまうだろう。

分散投資を検討する段階で外貨や外貨建てで資産運用することで、インフレに転じた際のダメージは軽減できる。外貨や外貨建て資産を含めて分散投資することは、資産を守るためにも必要な対策と言えるのではないだろうか。

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