グラーツ投資顧問がACCESS(4813)推奨後に年初来安値更新・・

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ACCESS(4813)の検証

以前検証したグラーツ投資顧問についての評判が、最近口コミサイトなどで増加しています。

内容は「グラーツ投資顧問が推奨した銘柄の株価が下落し、買い推奨後年初来最安値を更新した」ということです。

 

今回は口コミサイトで書き込まれているACCESS(4813)に対するグラーツ投資顧問の取引判断について考えていきたいと思います。

 

(コード)銘柄コード 株価上昇率 獲得利益(詳細)
(4813)ACCESS 65%(↓) -525,000円

2018年7月23日に1040円で推奨。同年9月3日には953円まで下落、年初来安値を更新しました。

さらに書き込みには、その時まで損切り指示を出されなかったという内容が見られます。

 

これは素人ならばいざ知らず、プロである投資顧問がするような判断ミスではないでしょう。

相場への判断が外れることはもちろん投資顧問でもあり得ることですが、問題最安値を更新するまで損切りしなかったということです。

 

グラーツ投資顧問 錦野氏

グラーツ投資顧問 錦野氏

 

グラーツ投資顧問は、錦野 旦氏がサイトのトップページに載っていることが強い印象となり、比較的名前の挙がりやすい投資顧問サイトです。

しかし、口コミサイトなどでの評判は正直なところあまり良くありません。

コンプライアンス面は表面上クリアしているようですが、評判が悪くなってきたタイミングでサイトをリニューアルするので、世間の不信感は強いですね。

 

投資助言の精度に難アリ?

悪評のなかで最も多く指摘されているのは、やはり投資助言の精度です。

今回に限らずグラーツ投資顧問の分析力に対する口コミなどの不満の声は少なくありません。

 

グラーツ投資顧問は「藤井英敏」氏「横山利香」氏「伊東聡」氏といった、著名な分析者達のバックボーンを持っていますが、実際に彼らが提供しているのはコラムのみとのこと。したがって、利用者への投資助言には関わっていないようです。

 

そうなると実際のグラーツ投資顧問の分析者の力不足ということになるのでしょうが、果たしてグラーツ投資顧問はどのような相場分析を行っているのでしょうか?

 

ACCESS(4813)の業態は?

株式会社ACCESS HPより

株式会社ACCESS HPより

ACCESSは、1979年創業し1984年創立された東京都千代田区に本社を置く企業です。

インターネット接続機能を有する家電や情報端末向けウェブブラウザのNetFrontシリーズの実装の開発・販売。他にも電子出版プラットフォームの提供など手掛けています。

 

十数年前は米国のPalmSourceやIP Infusionを買収し傘下にしたりと、事業の拡大にも積極的でした。しかし近年ではM&Aに関する目立った動きはありません。

 

かつては組み込み用途向けTCP/IPの実装やBluetooth関連、Java実行環境、USB On-The-Go、IrDAといった開発も行っていましたが、ここ数年は同事業に関する情報は公開されていません。

業種自体は近年のテーマであるIoT分野に直結した事業を手掛けています。

そのなかでも、株価への影響が強いコンテンツを提供する企業への配信プラットフォームを提供するなど、業種としての注目度は高いと言えるでしょう。

 

ACCESS(4813)の直近の業績は赤字転落

ACCESSは2018年1月期において売上高の増加を重要課題に掲げ、IoT分野、電子出版分野及びネットワーク分野を注力事業として拡大に取り組んでいました。

結果として、連結売上高は8期ぶりの増収に転じました。

(4813)ACCESS業績推移

(4813)ACCESS業績推移

ただ、以下の要因により、利益面においては全体的に減益となっています。

  • 国内事業の一つであるIoT分野電子出版分野における減益、アジア事業での人材確保等の費用増が先行し損益が悪化。
  • 営業外費用として、投資事業組合運用損99百万円及び持分法による投資損失82百万円を計上。

2019年1月度における事業分野ごとの動向指針は下記のとおりです。

POINT

・IoT分野
IoTゲートウェイ製品・ソリューションの立ち上げ等を軸とした事業成長、電子出版事業分野は新規顧客の獲得推進と機能・サービス提供範囲の拡大。

・ネットワーク分野
「OcNOS ®」の通信キャ リア品質ネットワークでの本格商用化に向けた継続的な機能強化。

以上から業績予想は増収増益とされています。

 

しかし直近の2019年1月期第1四半期、第2四半期累計共、業績は売上高は前年同期比で減収、利益面においては大幅な為替差損が響き、赤字転落しています。

したがって予想PERが103.45倍にも膨れ上がっており、ACCESS株は「投資への醍醐味がある」とはとても言えない状況でしょう。

 

グラーツ投資顧問が推奨し保有期間となっている時期は、ファンダメンタルが下降している最中であったと考えられます。

 

グラーツ投資顧問の買い判断がもたらした結果とは?

基本的にACCESSの株価は、ダウントレンドの最中です。

5月中は急激な下落となっていますが、これがまさに第一四半期決算の発表によるものです。

ACCESS(4813)チャート

ACCESS(4813)チャート

口コミの投稿を見ると、グラーツ投資顧問はその戻りの最中である7月23日に買い推奨を行っていたとされます。

しかしこの日は、戻りを狙うには遅いものの直近の戻り高値となる7月10日の高値は超えていません。

 

なにかグラーツ投資顧問が独自で掴んでいた情報でもあったのならまだしも、この23日の1,040円という水準はかなり中途半端な金額であり、買い判断につながる根拠が見当たりません

 

結果として、買い推奨後に小幅に10日の高値である1,049円は上抜けましたが、その後グラーツ投資顧問が買い推奨を行う直前の安値まで反落しています。

この戻りの範囲内で形成されたアップトレンドはまだ崩壊していませんが、そもそも大局がダウントレンドであるということを考慮すると、ここで損切りしても良いくらいです。

なぜならこういった局面は、三尊を形成しやすくなり、下降中の戻りが終了する可能性が高いからです。

 

つまりこの時はネックラインの真上にいるということになり、もし下抜ければ大きな損失になることが予想されます。

グラーツ投資顧問が三尊の形成を想定していたかどうかはわかりませんが、左肩の上昇で含み損を消化しようとでも目論んだのでしょうか。

 

しかしそれは及ばず、8月末の第2四半期の決算発表でネックラインを割り込むこととなります。

口コミでは、下落後の9月3日でも損切りの指示は無かったとのことでした。グラーツ投資顧問は結局その判断に至れず、最悪の結果を作り出したということですね。

 

シルバーホーク総括

結局のところグラーツ投資顧問は、利用者の含み損を膨らませています。

ダウントレンドの最中で、わかりやすい戻りが終わることが予想できるチャートパターンまで出ているのに、撤退判断ができないその分析力はもはや素人と変わりません。

 

そもそも第一四半期決算が、当初の予想に反して赤字転落しているような銘柄を推奨すること自体がどうかしています。

これらを総合して考えればグラーツ投資顧問の失敗は、投資判断力の欠如によるものと考えざるを得ません。

そしてこのような失敗は、今後も起こり得る可能性は否めないでしょう。

 

投資顧問業者を利用するには業者の選定が最も大切です。

著名な分析者を集めコラムを書かせたり、予算を使って芸能人を広告塔に利用し、集客をするのは簡単です。

しかし結局のところは、利益を上げられるのか実績が大事になりますからね。

私も何度か利用をしている雅投資顧問の様な、取引力の定評のある業者をよほどおすすめします。

サイト名 グラーツ投資顧問
URL https://graz.jp/
アナリスト名 石川賢一
利用料金 100,000円~
運営会社 株式会社IIR
所在地 東京都千代田区東神田1-3-9
運営責任者 石川賢一
メール info@graz.jp
電話番号 03-5835-5520
金商 関東財務局長(金商) 第2396号

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