泉忠司とは何者なのか?
「泉忠司とは何をしている人?」という問いをネット上で見掛けることがよくありますが、この問いに答えるとするのであれば「何でもしている人」と言うのが最も当てはまるかもしれません。
いわゆる、時流に沿ったものがあれば何でも着手するということですね。本人も言っていますが、自身の活動はボーダレスであるとしています。
つまり、泉忠司氏は「~屋さん」という括りをつけようとするのがナンセンスだということですね。
泉忠司氏のプロフィール
泉忠司氏は1972年1月14日生まれ、香川県出身のB型です。元々勉強は得意ではなく、偏差値30程度だったそうですが、独学で勉強を行った末、半年で全国模試1位を獲得したそうです。
その後、ケンブリッジ大学への留学を経て、早稲田大学の研究所客員研究員や、横浜市立大学、青山学院大学、日本大学などの講師を担っていました。
このような軌跡から、同氏にはリアルドラゴン桜という通称があります。
そして現在行っている活動は、自身をボーダレスと言っているだけあって、非常に多岐に渡ります。
仮に、泉忠司氏を本物のWikipediaにまとめようとすれば、非常にハイボリュームな内容になるでしょう。活動内容を大きく分けるとしたら下記のようになります。
1.教育
泉忠司氏は複数の大学での講師を担っていますが、自身でも学習塾グループを運営しています。
この教育分野は、一般教養はもちろん、泉忠司氏のマインドやメゾットを伝授するドラゴンアカデミーというものも主催しています。
2.プロデュース
プロデュースの分野で泉忠司氏は、多くの実績を持っています。
まず泉忠司氏は、2009年10月にアラフォー女性100名によるアイドルユニット「サムライローズ」を結成しています。サムライローズは、シングルCDを発売し、2010年2月14日インディーズデビューしました。
その結果、NHKの番組で特集を組まれ、それをきっかけに口コミで全国に広がり、新規メンバーを募集するまでになっています。
また、自身でも河村隆一氏とタッグを組み、音楽と小説のコラボレーションを実現させた出版物を書いています。
プロデュース業の代名詞イベントとして、映像やミュージカル、プロレス、書籍などを融合した、総合エンターテインメントの「ラブ&ハッスル」を開催。このイベントはマスコミなどでも大きな話題になり、大々的に取り上げられました。
3.出版
泉忠司氏は、出版物の執筆も多く手掛けています。
有識者がメゾット的な著書を執筆することは珍しくありませんが、同氏の場合、大学講師という側面もあるため学術書も執筆しています。
様々なエンターテイメントをプロデュースしていることもあり、小説の執筆も多く手掛けています。中には、誰もが知っている著名人との共同執筆も行っているようですね。
同氏が執筆する著書は52冊にものぼり、累計発行部数は350万部を超えるそうです。
また泉忠司氏は、出版物に関するプロデュースも提供しているようですね。
他にも多くの企業の顧問や役員を務めており、経営コンサルティング等を行っています。
近年では、各種サロンや飲食店の店舗プロデュースも手掛けているそうです。このように様々な企画をプロデュースしていることから、泉忠司氏は「クロスメディア時代の寵児」と称されています。
また、泉忠司氏の開催しているセミナーに「グローバルトレーダーズスクール」などの投資教材も手掛ける与沢翼氏が登場したり、手掛ける分野が多い分、話題の人物との人脈の広さも窺い知れます。
泉忠司と仮想通貨の関わりとは?
以前、当サイトでも同氏が手掛ける仮想通貨バンクという商材の検証を行いましたが、泉忠司氏はKING of COINという通り名も有しています。
フォーブスでも2017年12月発売号に仮想通貨に関する記事で、泉忠司氏のインタビューが掲載されたことがあります。
同氏は、以前より仮想通貨の普及活動に積極的で、特に世間で印象が強いのはエイダコインとノアコインのICOですね。
「エイダコインの価値が上がる」と公言し、同じように大々的なセミナーを各所で開催しながら、広く販売していました。
エイダコインのICOの頃は、さらに以前より誕生していたビットコインやリップルが急激に値を上げてきていた時期でもあったため、有望性を説くことはそれほど難しくなかったかもしれません。
現在と違って、仮想通貨の種類が少なかったですからね。
それより話題になったのは、ノアコインでしょう。
ICOの販売セミナーは一層派手なものとなり、対象国となっているフィリピン政府高官の人達や、関係性の薄い芸能人やハリウッド女優までゲストとして登場していました。
ただ、泉忠司氏はその中で、ノアコインがフィリピン国公認の暗号通貨という誇大表現をしたため、フィリピン側から反発を食らい一時返金請求に応じていたこともあります。
結果としてはノアコインも上場し、当日は大きな値上がりを見せました。
結局エイダコインもノアコイン等の仮想通貨、そのほとんどが発行目的に対する進捗がまだ計画段階であるため、あくまで話題性として買われたというところでしょう。
良くも悪くも、泉忠司氏は話題作りには貢献したと言えるかもしれません。
泉忠司についての総評
泉忠司氏は手掛けている事業が幅広い分、悪い評判も多いです。ノアコインをプロデュースしていた頃は、特にそれが如実でしたね。
先述のとおり、結果的に話題性で価格の上昇はありましたが、仮想通貨の価値がその時点の実用性を問われる時代であったらこうはいかないかもしれません。
言ってみれば泉忠司氏は仮想通貨自体の有識者ではなく、それを広報するのに長けた人物です。それを見込まれ日本国内での販売権を得ている訳ですから、「仮想通貨バンクは詐欺」=「泉忠司」と矛先が向けられるのはしょうがない事です。
そもそも、その案件に携わること自体が彼の失敗でしょう。
様々な知識やノウハウを持っているのは間違いないですが、スピーカーとしての評価が高いことを見ても、泉忠司氏が長けているのは販売戦略でしょう。
小説の執筆といったクリエイティブなこともできるようですが、特段なにかの専門知識を持っているという情報は見受けられません。
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