VIP投資顧問「買い推奨」の日本和装が45.3%下落・・。

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VIP投資顧問の推奨銘柄を検証

2019年に入りネット上で、VIP投資顧問から推奨された銘柄により「株価が半分近くになり損を被った」という書き込みを見かけました。

そういえば同顧問は以前、当サイトでも検証したことがありましたね。検証当時は運営元会社は「AMオンライン」となっていましたが、2016年に行政処分を受けたことから運営元会社名を「PLUSSO」に商号変更しているようです。

当時の印象では、それほど分析力に長けているという印象は受けませんでした。

では今回の投資助言は、一体どのようなものなのでしょうか。早速、検証してみたいと思います。

対象銘柄は、日本和装ホールディングス(2499)です。

(コード)銘柄コード株価上昇率獲得利益(詳細)
日本和装ホールディングス(2499)45.3%(↓)-26,500円

推奨前の日本和装ホールディングス(2499)株価

日本和装ホールディングスに明確な動意が出たのは、2017年11月ですね。

2017年10月31日の引け後に、2017年12月期の第3四半期累計連結決算が好調であったことが好感されています。

特に通期の業績、および配当の予想を上方修正したことが強い追い風となった模様です。

VIP投資顧問 日本和装 ストップ高ニュース

ストップ高ニュース

さらにこの時、東証1部上場に向けた準備として、20万株の立会外分売を行う計画も明らかにしていますね。

この出世上場の思惑が、以降3ヵ月にわたり日本和装ホールディングスの株価を堅調に推移させた要因となったのだと思われます。

VIP投資顧問 日本和装 2499 株価

日本和装ホールディングス(2499)株価

2018年2月から4月に掛けては利益確定と調整の売りが入っていますが、350円辺りは買い意欲も旺盛ですね。

そして2018年4月30日には、2018年12月期第1四半期の連結決算を発表が成されました。

ここでは営業損益が黒字転換したことが好感され、株価は再び急伸し687円の高値を付けることとなります。

VIP投資顧問 日本和装 ストップ高ニュース②

ストップ高ニュース②

その後は、2017年11月と似たような株価推移ですね。ただ2018年8月には、支持されていた6ヵ月移動平均線を大きく割り込んでいます。

基本セオリーを無視したVIP投資顧問の買い推奨

VIP投資顧問が日本和装ホールディングスを推奨した2018年7月26日は、まさに先述の6ヵ月移動平均線を割り込む前でした。

当日は、抵抗ラインとなっていた2018年7月15日の高値である568円を超えてきた日でもあります。

VIP投資顧問 日本和装 2499 株価2

日本和装ホールディングス(2499)株価②

したがってVIP投資顧問は、これが新たな動意の始まりと捉えたのでしょう。

しかし上記チャートを見るとVIP投資顧問が買い推奨した585円と、2018年6月21日から25日に支持されていた597円との間に窓が空いています(画像:黒枠四角)。

これは、6月26日に売りがかさんだことにより597円の支持線を割り込んだということですね。

つまり当時のしこりが残っていると考察される水準であるため、597円近辺は株価が上昇し難い水準となっていることが分かります。

VIP投資顧問は、こんな基本的な相場のセオリーを見逃していたのでしょうか。

2018年5月の後半に推移していた直近高値付近を起点としたレジスタンスラインが引けていることからも解るとおり、上値は切り下がってきています。

この直近高値に至る上昇前の下値を見ても、まだまだ調整途中であり、下余地も大きいです。

これだけ上昇が見込み難い要素があるにも係わらず、585円という高位で買い推奨するとは理解に苦しみます。

損切りされず株価は45.3%も下落…

VIP投資顧問の投資判断は、買い推奨のポイントに関しても如何なものかと思いますが、もっと問題なのはそれ以降です。

損失を含んだまま半年も損切りをしなかったということですね。

最終的に2019年1月15日に325円で売り推奨しているようですが、ここまでの間に株価は45.3%も下落しています。

VIP投資顧問 日本和装 2499 株価3

日本和装ホールディングス(2499)株価③

つまり保有者が日本和装ホールディングスに充てた資金の半分近くが溶けているということになります。

損切りポイントは2つあった

しかしチャートを見れば、買い推奨から売り推奨の間に損切りポイントが幾つも点在していますね。

細かく見ればキリが無いほど出てきますが、最も持ち越すことなど考え難い大きなポイントを2つ挙げたいと思います。

VIP投資顧問 日本和装 2499 株価4

日本和装ホールディングス(2499)株価④

一つ目は上記株価画像「損切り1」の2018年8月1日ですね。買い推奨ポイント直下の支持ラインを割り込んでいますので、株価の棲息ゾーンが一つ下に下がったことになります。

この時点で買い推奨値まで戻すためには、抵抗ラインを一つ上抜けなければならなくなったため、損益分岐点に到達可能性が低くなります。

まず、この2018年8月1日時点が損切り判断をすべきタイミングだったでしょう。案の定、その後はボックス相場に移行しています。

下落一段目ということを鑑みれば、このボックスは下方にブレイクアウトする確率が高いです。

にもかかわらずVIP投資顧問は、ブレイクアウトに至るまで損切りの判断を下していません。

それどころか上記株価画像「損切り2」のブレイクアウトをしたポイントでも保有の姿勢を続けています。

結局、株価の下降は延伸してしまい、下げ止まった後の1月15日にやっと売り推奨を行ったというわけですね。

シルバーホーク総括

先述のとおり、VIP投資顧問は買い判断もさることながら、それを失敗した場合の処置も甘いと言えます。

そもそも、買い判断が優れている投資顧問より、損切りできない投資顧問の方が遥かに問題です。

自身の判断を信じたいという心情なのでしょうが、そのツケは全て顧客の資金に伸し掛かってきます。

投資顧問ベストプランナーなどの損切り判断にも長けた投資顧問と比較すると、損切りができない投資顧問は安心して利用をできる投資顧問ではないでしょう。

サイト名 VIP投資顧問
URL https://vip-toushi.jp/
運営会社株式会社PLUSSO
所在地東京都千代田区神田三崎町三丁目10番18号 マルキビルディング4F
運営責任者-
メールinfo@vip-toushi.jp
電話番号03-3556-2950
金商関東財務局長(金商)第2599号

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