駅探(3646)下落。7月末をピークに株価続落の理由は?

 2018/08/31

投資家が見た「駅探」への期待度

駅探とは、インターネットを利用した情報提供サービス・情報処理、それらの調査・コンサルティング業に加え、ソフトウェア・ホームページ等の企画・開発・デザイン・制作・ 販売を行っている企業です。

 

と言っても、これだけではよく分からないですね。

 

ざっくり説明しますと、交通機関の乗り換え案内情報コンテンツサービスを提供しています。

スマートフォンのアプリでこちらの乗り換え案内アプリを利用している方もいるのではないでしょうか?

駅探

 

もともとは、東芝の社内で活用されていたものですが、2003年に分社・独立に至ったとされています。

そして2011年には、東証マザーズに株式上場を果たしたというわけです。

 

ちなみにこの駅探、2018年に入ってから要注目銘柄とされ、2018618日にはストップ高となる急騰を見せました。

 

この急騰の真相は、これです。

駅探は615日の取引終了後、法人向けの交通費精算サービス「駅探BIZ」を7月にリリースすると発表

駅探BIZ

駅探BIZは、オフィスに設置したNFC(近距離無線通信)対応のスマートフォン・タブレットに「Suica」「PASMO」などの交通系ICカードをかざすだけで、カード内の乗車履歴を基に精算データを自動生成し、クラウド環境に転送する仕組みで、手入力に要する手間を大幅に削減できるシステムです。

独自の乗車ルート解析技術を生かし、従業員の移動経路が適正であったかを判定する「運賃チェック機能」も備え、これにより、従業員が適正でないルートを移動して本来より高い交通費を請求し、管理職が気付かず承認してしまうというケースを防ぐことができます。

交通費精算の手間を解消するFinTechに対する期待だけでなく、「経路の妥当性を評価する」という独自性の高い機能を持つ同サービスが注目されました。

 

これによって、15日の出来高3,400株から18日の出来高725,100と実に出来高200倍を超える大きな期待を寄せた。

 

 

駅探下落の背景に急騰の影が?

この駅探の急騰は、615日の安値711円から719日の高値1,708を比較すると、実に240.23%増加しました

 

駅探に限らず上方修正や業務提携と言ったケースでは、期待値の高さから急騰することが多いこともあり「駅探BIZ」に対する期待度の高さも例外ではありません。

ただ、こうした急騰の後には、急落となる傾向が強く、駅探も例外ではなかったのです。

この急落の背景には、株式市場独自の傾向が隠れています。

 

株価急騰の仕組み

通常、株価は、その企業グループ全体に対する金銭的な評価だと言われています。

そして現在の株価は、23ヶ月後の銘柄の状況を織り込んだ株価、つまり、このままのペースで経営したとすると、この位の評価になると市場が評価していることになります。

 

とすると、上方修正や業務提携と言った材料が出ると、その材料によって企業価値が上がるようなものであれば、企業価値と株価の間に乖離が生じるものです。

株式市場ではこの乖離を埋めようとする傾向が強い

 

ちょっとした上昇要因であれば通常の取引ペースでカバーできるのですが、あまりに期待値の高い材料となると、通常の取引幅ではカバーが追い付かないのです。

そのため、想定されているペース以上に株価が買われ、急騰することとなります。

 

急騰から下落の流れ

これを踏まえると急騰した銘柄があった場合、その後、概ね短期間で急落が入る可能性が高まります。

お分かりの通り、想定以上に上がってしまった株価を想定される株価に戻そうとする動きが入るからです。

これが、急騰と急落の原理になる訳ですね。

 

駅探は719日の年初来高値を転換点として、その後下落傾向に入りました。

その下落も、8月に入り1,000円を下回ると、徐々に強気傾向に相場が転換しました。

今は1,000円前後を推移している状況ですが、これは、適正な企業価値を示すラインに到達したためです。

 

この時点での駅探の適正な株価は、13週移動平均線だったことを表しています。

今後は「駅探BIZ」を評価した取引が行われることから、移動平均線も上げ下げを繰り返しながら少しずつ上昇していくことが予想されると思います。

 

ちなみに、過去に駅探を推奨していた投資顧問もありました。それは雅投資顧問です。

雅投資顧問の公式サイトには6月15日の安値日に721円で推奨し、10日後の6月25日に1,220円で売却しています。

1,000円前後の株価に落ち着く前の市場で、ちゃっかり利益を上げているところは流石です。

 

 

最後に

いかがでしょうか?駅探暴落の背景に、急騰の影が見えてきたのではないでしょうか。

これはあくまで私の一考察に過ぎず、他の考え方もきっとあります。

 

色々な相場の見え方、考え方があり、その相場状況によって、また見え方、考え方も変わってくるものです。

次のチャンスを掴むためにも、過去にこんなケースや見え方、考え方があったことを思い出し、是非投資に活かしてみてはいかがでしょうか?

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