えんどう豆と株の木の評判は、投資初心者には不向き?銘柄売買を検証!

 2017/12/21

えんどう豆と株の木
http://www.endomame.com/

大和証券グループ本社(8601)の検証

前回検証したえんどう豆と株の木の進捗です。えんどう豆と株の木の会員専用サイトには推奨銘柄情報が掲載されており、更新され実績数が増えていました。

えんどう豆と株の木は、銘柄の無料推奨などは行っていませんが、サイト内には、日々の株価によるBEPの推移が公開されています。

 

今回は、これを経過実績として検証していきたいと思います。対象は、大和証券グループ本社(8601)です。

えんどう豆と株の木 推奨銘柄

えんどう豆と株の木 推奨銘柄

大和証券グループ本社は、国内2位の証券会社である大和証券を核に投資顧問、ネット銀行等を併営している企業グループです。海外はアジアを中心に、提携網を拡大しています。

大和証券グループ本社(8601)の業績を確認する
【8601】大和証券グループ本社 業績推移

大和証券グループ本社(8601) 業績推移

2016年度において、まずリテール部門では、米国大統領選以降、市場環境が好転したこともあり、株式取引や株式投資信託の販売額が増加したも のの、活況な株式相場であった前年に比べると減収。

ホールセール部門では、債券トレーディング収益が堅調に推移したことに加え、M&Aアドバイザリー業務など、投資銀行業務収益が前年に比べ増加。

アセット・マネジメント部門においては、運用資産残高は期末にかけて増加しているものの、公募株式投資信託や公募公社債投資信託の期間平均残高が減少。

 

投資部門においては、投資案件の回収等が進んだものの、大型投資案件の回収が寄与した前年に比べると減収。

当企業集団の営業収益は前連結会計年度比 5.7%減の6,164 億97百万円、純営業収益は同 8.2%減の4,727億50百万円となりました。

 

販売費・一般管理費は同 3.0%減の 3,536 億87百万円となり、経常利益は同17.9%減の 1,356億23百万円。これに特別損益、法人税等及び非支配株主に帰属する当期純利益を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は同10.9%減の 1,040億67百万円となりました。

大和証券グループ(8601) 決算1

大和証券グループ(8601) 決算1

【8601】大和証券グループ本社 決算

大和証券グループ本社 決算2

2017年度の業績予想は、業務の特性上、市場動向に影響されるため大和証券グループ本社からは発表されていません。アナリストのコンサンセスでは、小幅な増収とするも各損益部門では減益が予想されています。

【8601】大和証券グループ本社 チャート

大和証券グループ本社(8601) チャート

えんどう豆と株の木の中期BEP上昇予測の画面表記は、いつ時点の事を指しているのか全く解りません。

終値が437円と記されていますが、まずこれはいつ時点の値段か全く記されていません。

 

まず、現在は12月なのにサイト上の表記が10月となっている事から、既に更新がされていないという事が判ります。

日毎のBEPらしきものが表記されており、その並びからすると終値は10月時点のものかと思われますが、10月で437円の水準にあったのは2009年です。

 

また、掲載日が3月2日と記され、掲載値が332円となっていましたが、こちらが該当するのも2009年でした。

つまりこれは、2009年3月2日時点で、大和証券グループ本社の株価が中期的に目標値とされている432円に到達すると予測していたという事なのでしょう。

 

2009年3月は、世界金融危機による株価暴落後に安値を取った月でもあります。

同時に、2008年6月の戻り高値から9ヶ月目に当たり、そこから反発し月内に目標株価とされていた432円に到達しています。

 

そして翌月には、6ヶ月移動平均線を上抜け、フィボナッチ2/3戻りを果たしダブルボトムを形成していく事になります。

年数が記されていない事もさながら、このBEP上昇予測画面は論外です。この表記を理解出来る人はいるのでしょうか。

2009年から更新されていないようですし、閉鎖されている移行出来ないリンクも多いので、放置されているのではないかと考えます。

 

三菱商事(8058)の株価予想を検証

今回検証するのは、えんどう豆と株の木という投資顧問サイトです。

えんどう豆と株の木には、推奨銘柄の実績などは公開されていませんが、株価推移の予想が記されていますので、今回はその中から三菱商事(8058)を検証していきます。

えんどう豆と株の木 推奨銘柄

えんどう豆と株の木 推奨銘柄

三菱商事(8058)の業績を確認する

2016年度の収益は、市況悪化に伴う販売数量の減少や為替の影響などにより、前連結会計年度を4,998億円(7%)下回る6兆4,258億円となりました。

三菱商事(8058)業績推移

三菱商事(8058)業績推移

売上総利益は、一部連結子会社の連結区分変更の影響があったものの、主に豪州石炭事業における生産コスト改善 に加え市況上昇が大きく寄与したことなどにより、前連結会計年度を2,297億円(21%)上回る1兆3,286億円。

 

販売費及び一般管理費は、一部連結子会社の連結区分の変更及び為替の影響などにより、前連結会計年度から834億円(8%)負担減の9,326億円となりました。

 

有価証券損益は、関係会社の経営統合に伴う一過性利益や前連結会計年度に計上した減損の反動などにより、前連 結会計年度を370億円(80%)上回る833億円。

 

持分法による投資損益は、前連結会計年度に計上した資源関連資産の減損損失の反動などにより、前連結会計年度 を2,929億円上回る1,175億円。

 

以上の結果、連結純利益は前連結会計年度を5,897億円上回る4,403億円となりました。

【8058】三菱商事 決算

三菱商事(8058) 決算

2017年度の見通しについて、三菱商事は、タイ、インドネシアで、日本の自動車メーカーと協同で自動車の組立工場、販売会社、販売金融会社を設立し、広範な自動車事業を展開。

これにより自動車の販売台数はこれらの国の内需に連関するため、タイ、インドネシア両国の経済動向は自動車事業から得られる収益に大きく影響を与えることになります。

 

世界経済は、金融市場のボラティリティが上昇、新興国では、投資や輸出の伸び悩みに国内の構造問題も加わり、成長速度の減速が見られます。

これらを鑑み、2017年度の連結純利益は4,500億円を見込んでいます。

 

三菱商事側では、業務の多さと規模の大きさにより、様々なリスクが想定出来るため、最終利益の過程を予想する事は困難としていますが、アナリストのコンサンセスでは、増収、増益が見込まれています。

三菱商事は総合商社の大手です。三菱グループ中核であり、原料炭等の資源筆頭に機械、食品、化学品等の事業基盤に厚みがあります。

 

えんどう豆と株の木が、10月26日から30日にかけて、三菱商事の株価が上昇すると判断したのは、まさに10月19日から20日にわたり上値抵抗となっていた25日移動平均線を、23日に超えてきたからという事が起因しているでしょう。

【8058】三菱商事チャート

三菱商事(8058) チャート

そして25日に一旦の高値を付け、26日は小反落。

この日は安値を付けた10月13日から9日目の変化日となっており、本来であれば高値の1日後という事で下方転換する判断も出来るところです。

 

移動平均線は5日、25日、75日線の上向き加減が緩やかながらしっかりしており、かつ5日と25日線のゴールデンクロスを果たしたばかりという事なので、ここから角度を付けた上昇を見込んだのかもしれません。

実際に翌27日は高値を更新してほぼ高値引けとなるも、週明けの30日には5日線を下回ってきます。

 

結果として、えんどう豆と株の木の10月26日から30日にかけての推移は上昇した事になりますが、非常にきわどい水準です。

本来であれば、えんどう豆と株の木はもう少し強い上昇を見込んでいたのでしょう。

 

何故、それに至らなかったかというと、まず26日の押しが甘かった事が挙げられると考えます。

5日移動平均線にも到達せず、この日一日は方向感を失っている事が判ります。

 

結局推進力を得るためには、31日程度の売り落としを経て、買いを呼び込む必要があったという事です。

こうなると、えんどう豆と株の木の予想は、方向性は間違っていないまでも、指定期間の中においては運半分という事にもなってしまいます。

最終的にえんどう豆と株の木の株価予想を見て検討をする場合には、予めご注意ください。

 

えんどう豆と株の木の基本概要

えんどう豆と株の木のトップ画面は非常に簡素です。

  • 何らかの被害を利用者に及ぼしかねない
  • 運営がいい加減な詐欺サイトのパターン

などを想像しましたが、他ページではロイターやクイックのような専用モニターさながらの画面に入ります。

そこにはテクニカル分析による株価予想が載せられています。

 

口コミや批評サイトでは、この部分に対しての評価どころか、触れている書き込みや評判自体がほぼありません。

実は、このえんどう豆と株の木のサイトは、呼称や言い回し、分析の表記が玄人向けなので、何を示しているのか解り難いのかもしれません。

 

それでは、えんどう豆と株の木の運営会社である有限会社遠藤雅幸投資顧問の運営状況を検証するため、下記に項目を当てはめてみます。

  1. 登録番号の表記がある ○40
  2. 代表者名の表記がある ×20
  3. 分析者名の表記がある ×5
  4. 事業範囲の表記がある ×5
  5. 住所表記がある ○10
  6. 連絡先表記がある ○10
  7. その他、特商法の表記がある ×10

総計で60点となりました。

 

代表者、および分析者については社名のとおり遠藤雅幸氏で間違いないでしょう。

えんどう豆と株の木のサイト上には、コンテンツについての記載が無く、特商法の記載もありません。

 

えんどう豆と株の木の総評

えんどう豆と株の木は、サイトからの市況モニターに自身のテクニカル分析を加えていますが、これは先程述べたとおり、ある程度株式投資の世界に馴れている人でないと理解するのは困難な内容となっています。

 

えんどう豆と株の木の市況モニターでの表記の仕方は、とても初心者目線に立っているとは思えないものなので、最初から「解る人だけ解れば良い」という姿勢なのかもしれませんね。

 

運営面については、投資顧問業法に基づく報告義務も果たしている節もあり、運営面での不備は無さそうに見えます。

投資顧問業法

投資顧問業法

ただ、インターネットサイトによる投資顧問業務の提供は特商法に当たるのに、えんどう豆と株の木はのサイト上には、その表記がありません。

コンテンツ情報も掲載されていないため、課金されない投資情報の一方的な提供サイトと捉えてしまいそうですが、サイトの下部には、無料お試しメール申し込み、というフォームがありますので、有料コンテンツがその後ろに控えているはずです。

 コメントを残す

コメントを残す