ブライアン投資顧問のメルマガ内容に間違い有り?売買取引も確認

 2017/12/21

ブライアン投資顧問
http://www.bullbear-dtc.com/

ブライアン投資顧問では無料推奨銘柄の提供は行われていません。

その代わりにブライアン投資顧問から送られてくるメルマガには、これまでに推奨した銘柄の動向が綴られています。今回はその中から、細谷火工(4274)を分析していきたいと思います。

細谷火工(4274)の分析

ブライアン投資顧問からのメルマガには、以下推奨日と株価が記載されていました。

細谷火工は、自衛隊向け照明弾、発煙筒などの火工品製造の大手企業であり、防衛関連銘柄としても物色される銘柄ですね。

銘柄名     :細谷火工(4274)
メルマガ配信日 :2018年2月21日/3090円
高値      :3,160円

細谷火工(4274)の業績を確認する

花火の火薬技術を生かしエアバッグ用など民間分野にも展開しています。

ブライアン投資顧問 細谷火工(4274)業績推移

細谷火工(4274)業績推移

平成29年3月期の売上高は、防衛省からの受注の落ち込みや民間向けの火工品受注も伸び悩んだこ とから前期を下回る成績となりました。

一方、利益面においては、委託試験等の特別な受注が利益の減少を補い、期初に予定していた利益予想よりも上 回る成果を上げています。

以上の結果、当事業年度の売上高は1,466百万円(前期比7.4%減)、営業利益164百万円(前期比28.4%増)、 経常利益163百万円(前期比6.0%増)、当期純利益114百万円(前期比15.0%増)となりました。

セグメントごとの業績は、まず火工品事業は、防衛省他官公庁の受注額の減少が大きく影響し1,310百万円(前期比8.3%減)の売上高となり、減収となりました。セグメント利益は、111百万円と前年同期と比べ41百万円(58.4%増)増加しました。

賃貸事業に関しては、賃貸先に大きな変動はなく賃貸売上高は156百万円(前期比0.1%増)となり、若干増収となりました。セグメント利益は、86百万円と前年同期と比ベ7百万円(7.6%減)減少となっています。

ブライアン投資顧問 細谷火工(4274)決算

細谷火工(4274)決算

ブライアン投資顧問 細谷火工(4274)決算②

細谷火工(4274)決算②

平成30年3月期の見通しについては、主要な取引先であります防衛省向けの訓練用火工品の受注が前年度と同様に減少することが予想され、高エネルギー物質の評価試験や実験等委託試験の受注促進、民間用火工品では海や山での遭難時に使用できる救難用発煙筒など販売増加に注力し、売上増加に結びつけるとしています。

こうした状況から、細谷火工は厳しい売上予想を見込んでいます。平成30年3月期の業績見通しについては、売上高1,494百万円、営業利益119百万円、経常利益112百万円、当期純利益77百万円を見込まれています。

 

メルマガ表記の株価に大幅なズレを確認

メルマガの記載内容をもとに、さっそく分析を進めていきたいのですが、分析云々の前に衝撃的な事実がわかりました。

ブライアン投資顧問のメルマガ記載の細谷火工の株価の価格帯がおかしいのです。

ブライアン投資顧問 細谷火工(4724)株価

ブライアン投資顧問 細谷火工(4724)株価

このメルマガが届いたのは2月21日であり、細谷火工の株価は3,160円と記載されています。しかし、実際に確認2月21日の細谷火工の株価は高値でも1,586円・・。

株価に大幅なズレが確認できます。

 

別銘柄と株価がごっちゃになっている!

また、同じメルマガには別の銘柄も記載されています。その中に石川製作所(6208)の2月21日株価が1,575円と記されていました。

しかし、石川製作所の2月21日の株価は安値でも2,995円です。

ブライアン投資顧問 石川製作所(6208)株価

ブライアン投資顧問 石川製作所(6208)株価

以上を踏まえると、2つの銘柄の株価は逆になっていることが考えられます。

メルマガを書いているのは人間なので、このような凡ミスはあり得るかもしれませんが、情報発信する株価は利用者にとって資金の増減に直結する重要事項です。

したがって、ブライアン投資顧問のこのようなミスは緊張感の欠如を感じると言わざるを得ません。

 

細谷火工と石川製作所の類似点

また細谷火工と石川製作所は、北朝鮮等の地政学リスクに影響を受ける同じ軍需産業ということもあり、株価の推移が似通っています

ブライアン投資顧問 細谷火工(4724)株価 比較

ブライアン投資顧問 細谷火工(4724)株価 比較

ブライアン投資顧問は、両銘柄とも2月21日の14時に有望銘柄として紹介していますが、これは2018年に入ってから頭を抑えられ続けてきた5日移動平均線を上抜け、25日線、そして75日線を上抜けたことによるものでしょう。

たしかに1月16日には両銘柄とも売り落とされ、その後の株価調整期間が済んでいるとすれば、今後上昇を見込める可能性はあります。

 

しかし、目先では2017年末の高値はまだまだ超えておらず、2月21日の立ち合い中に利用者が買ってしまっていれば高値掴みとなってしまいます。

2月21日の上抜けを確認できたならば、押し目を狙った方が良い地合いであったと言えないでしょうか。

 

ブライアン投資顧問の推奨実績には物足りなさを感じました。一度、投資顧問ベストプランナーなどの売買に優れた投資顧問と比較してみるのもいいかもしれません。

 

ニッカトー(5367)の分析

今回はブライアン投資顧問の「銘柄の情報進捗」で取り上げられたニッカトー(5367)について分析していきます。

銘柄名  :ニッカトー(5367)
買い推奨 :2017年12月11日  890円
売り推奨 :2017年12月14日  1,040円
上昇率  :16.8%

ニッカトー(5367)の業績を確認する

2016年度は、前半でセラミックス事業、後半はエンジニアリング事業がそれぞれ堅調だっ たことで、両事業共に前年同期比売上高を伸ばしました。

ブライアン投資顧問 ニッカトー(5367)業績推移

ニッカトー(5367)業績推移

この結果、受注面では8,818,249千円と前年同期比0.7%の微増に止まりました。

しかしながら、売上面では 8,919,074千円と当事業年度予想の91億円には届かなかったものの、前年同期比4.0%の増収となりました。

損益面については、セラミックス、エンジニアリング両事業共に前年同期比増収となったこと、そして工場の合理化も進みつつあることで、営業利益は前年同期比12.2%増益の667,673千円、経常利益も前年同期比11.1 %増益の703,641千円と何れも2桁の増益となり、こちらは当初予想を上回ることができました。

当期純利益についても、当年度は特別損失等に大きなものがなかったことから、前年同期比15.8%増益の477,665千円となり、損益面はすべて2桁の増益となりました。

ブライアン投資顧問 ニッカトー(5367)決算

ニッカトー(5367)決算

2017年度についてはさらなる合理化でコストダウンを図ると共に、本年1月に開設した厚木営業所の活用で業績の拡大を目指していくとしています。

業績予想については、売上高94億円、営業利益7億8千万円、経常利益8億円、当期純利益5億4千万円が予定されています。ニッカトーは、工業用耐摩耗・耐熱セラミックスにおいて中堅のメーカーです。ベアリング用にも参入しており、エンジニアリングも併営しています。

 

効率の悪い銘柄選定

ブライアン投資顧問がニッカトーを推奨した2017年12月11日を検証すると、12月8日の押し目から反発後、移動平均線を上抜けした日でもあります。おそらくこれを根拠に買い判断を下したのでしょう。

ブライアン投資顧問 ニッカトー(5367)株価 買い判断

ブライアン投資顧問 ニッカトー(5367)株価 買い判断

背景としては一度の上昇を経ていながらも11月28日の高値時点でPERとPBRがまだ低水準と言えるため、タイミングとしては間違いではないでしょう

しかし、そもそもニッカトーの躍進は、11月21日にTDKが「セラチャージ」(オールセラミックの全固体電池)の開発を発表したことに影響されたもので、安値から17日目の変化日でもある翌11月22日から動意が出たものです。

押し目からさらに延伸することは想像に難しくはなかったでしょう。

 

ターゲットは1990年の株価か…?

1990年の最高値1,700円をターゲットにするのは、いささか気が長過ぎる気もします。

なぜなら過去の株価推移から見ると、1,200円前後、さらに1,400円台には売りが小刻みに多くなってきそうな形となっているからです。

そして現時点でも乖離が大きいため、都度調整を経て伸びていくと考える方が現実的でしょう。

ニッカトーは上値余地はたしかにあるものの、何か特段の材料をブライアン投資顧問が掴んででもいない限りは、この期間中にもっと他銘柄で効率の良い銘柄も出てくると考えられます。

ブライアン投資顧問 ニッカトー(5367)株価 売り判断

ブライアン投資顧問 ニッカトー(5367)株価 売り判断

 

早すぎた売り判断

結局、ブライアン投資顧問は株価上昇の一波目が一服したタイミングの2017年12月14日/1,040円に売り判断していますね。

日経平均が下げている中だったため、保守的に利益確定したかったのかもしれません。

しかし、この売り推奨後もニッカトー株価は続伸し、12月20日高値1,160円をつけていますね。

これは、先述したTDKの開発発表による期待に加え、12月15日に発表されたトヨタ自動車(7203)とホンダ(7267)のEV連携の報道で、全固体電池関連銘柄として再度ニッカトーが人気化したことによります。

全固体電池関連銘柄の物色人気がネット上でニュースとなったのは12月13日からであり、過去の株価推移から見ても、調整が入るとすれば1,200円前後と予測が立つため、2017年12月14日のタイミングでの売り判断は早まったように思えます。

 

ブライアン投資顧問の有料会員

有料会員種別は、週二回の短期ターゲットにおける投資助言を提供するA会員

それに加えて、中長期ポートフォリオ用の週一度の特別銘柄が配信されるB会員で構成されています。

利用料は他の投資顧問と比較しても目に見えて安価です。しかし、先述した細谷火工(4274)とニッカトー(5367)の実績を踏まえると、安価なだけに利益もさほど期待は出来なさそうです。

2つの実績の株価推移を振り返ると上昇の波の端から端を捉えた的確なタイミングでの指示には至っていないことがわかりますし、売買判断の根拠も薄いと感じます。

 

運営元の株式会社ディーティーシーは信頼できる?

ブライアン投資顧問の特商表記には、特に運営状況における問題は見受けられませんでした。

運営元として記載されている株式会社ディーティーシーは、投資顧問DTCの運営会社でもあります。

運営管理者(代表者)はどちらも大久保貴広氏となっていますね。おそらく、DTCが本丸でブライアン投資顧問が派生サイトということでしょう。

ブライアン投資顧問 株式会社ディーティーシー

株式会社ディーティーシー

DTCもサイト上にて「5営業日以内の売買を目指す短期銘柄専門の株式投資顧問」といううたい文句を掲げています。

強気な短期トレーダー向けの投資顧問といった印象ですが、いつ急反落するか判らない水準でのタイトな取引は、PCに張り付いて行うのが普通です。

推奨配信を見遅れてしまった場合、急反落による大損失を負う可能性も考えられますね。

 

分析者兼助言者は畠添武士氏

ブライアン投資顧問は畠添武士氏という分析者が要となっており、「畠添武士の独り言」という項目で推奨銘柄の進捗情報を掲載しています。

畠添武士氏は「株式投資教室」や「為替教室」も展開しており、ブライアン投資顧問とリンクしている「Mrブライアンの投資情報」というブログも展開しています。

 

しかし、畠添武士氏の名前は、ブライアン投資顧問と畠添武士氏自身が運営しているブログ以外の部分では検索結果に挙がってきません。

経歴などの記述も見当たらず、どうやら株式投資の世界では無名であると思われ、証券系企業従事者、もしくは個人トレーダーなのかもしれません。

分析者の経歴が判らないというのは、株式投資の世界にこれから足を踏み入れようとしている利用者からすると、懸念の材料になるでしょう。

 

ブライアン投資顧問の評判は?

複数の口コミサイトでブライアン投資顧問の評判を見ると取引指示に対しての評価が二分しているという印象を受けます。

中には、損失を積み重ね資金を無くすような被害を受けたという口コミまで見られました。

ブライアン投資顧問は、デイトレから短期スイングを主軸としています。やはり、急反落によって損失を負ってしまった利用者も多く居るようです。

さらには、畠添武士氏のブログのように中立と思われるサイトの中でも賛否両論が繰り広げられていますね。こうなってくると利用を検討している方も判断に迷うところしょう。

 

ブライアン投資顧問の総評

もちろん、投資顧問の分析者兼助言者の経歴はその人の投資に対する実力や姿勢を測る指標の一つです。

しかし、投資顧問業者についてある程度調べてみたことのある人であれば、実際の取引における売買判断精度を見て判断しようという発想に行きつきます。

幸い畠添武士氏は、自身のブログにて自身の銘柄選定・売買・株価動向を逐一挙げているのでそれは可能でしょう。しかし畠添武士氏のブログの文章は端的すぎて、初心者が書いてある内容を理解できるかは怪しいものです。

ブライアン投資顧問 畠添武士氏ブログ

畠添武士氏ブログ

となると、口コミや検証サイトでの評価情報を頼ることになりますが、ブライアン投資顧問の取引精度についての評判は酷評の方が多い印象です。

実際に推奨された銘柄を分析してみた結果からも、ブライアン投資顧問については積極的におすすめできないのが正直なところです。

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