グラーツ投資顧問 信頼できる投資助言パートナーになり得るか調査

 2019/05/09

グラーツ投資顧問
https://graz.jp/

グラーツ投資顧問は、スグにでも利益を望む投資家の、信頼できる投資助言パートナーを目指しているようです。

「急騰銘柄に強い」「無料推奨銘柄で資産を倍に」「推奨銘柄に絶大な自信アリ」というグラーツ投資顧問が、どんな腕前を発揮しているのか、元証券マンの管理人が銘柄情報を検証して確かめていきます。

グラーツ投資顧問はワンランク上の株式投資を実現して、あなたの期待に添う投資顧問か、読み進めてご判断下さい。

 

グラーツ投資顧問 個別銘柄の選び方と売買判断

グラーツ投資顧問が推奨した銘柄情報を見つけたので、それぞれの個別銘柄の選び方と売買判断を探っていきます。

グラーツ投資顧問 ① エムアップ(3661)

グラーツ投資顧問は、携帯コンテンツやPCコンテンツの配信、eコマース事業などを手掛けるエムアップ(3661)を注目銘柄として4月8日に取り上げたようです。

チャートを見ると、エムアップの株価は2月頃から上昇、4月5日に3,035円の高値を出すなど、右肩上がりでした。

グラーツ投資顧問が注目した理由は、上昇チャートと合わせて、PCコンテンツ配信事業の期待から、引き続き上昇するのではないかという思惑があったのだと思います。

グラーツ投資顧問 無料銘柄エムアップ(3661)株価

グラーツ投資顧問の無料銘柄エムアップ(3661)株価

4月5日に3,035円の高値となったのは、エムアップが運営を担っている「IZ*ONE」という韓国アイドルグループの日本公式ファンクラブの開設されたからです。

この「IZ*ONE」には元AKB48グループのメンバーが3名加入おり、AKB48グループのファンの方はグッズ購入に力を入れることも多いので、日本での盛り上がりにも投資家が期待し株価が上昇したのでしょう。

しかし、4月5日を境に株価は下落へと転じます。ボリンジャーバンドで見ると4月5日時点で+2σに触れていたため、株価が下落したことはなんら不思議ではありません。

不可解なのが、下落に転じた翌営業日の4月8日にグラーツ投資顧問が情報公開をしたことです。
テクニカル面で説明できる明確な理由も、好材料となるニュースもありません。

多少強引ではありますが、チャートに下値支持線を引いた時に、2800円くらいで反発して株価上昇となると見込んでいたかもしれないということくらいで、グラーツ投資顧問がエムアップに注目した合理的な理由が見当たらないのです。

結果、4月8日に売りが一気に増え株価は急落していきました

購入当日にロスカットという残念な投資結果ですが、ロスカット目安値を2,800円と設定していたようなので、情報公開通りに損切りした投資家の方は大損とまではならずに済んだかもしれないというのが救いでしょうか。

ちなみに目標値は、週足で見るとボックス相場が確認できたので、前回高値の3,225円を意識したと思われます。

 

グラーツ投資顧問 ② 北の達人(2930)

北の達人コーポレーションの銘柄情報は3月18日に公開されたようです。

グラーツ投資顧問 無料銘柄北の達人(2930)株価

グラーツ投資顧問の無料銘柄 北の達人(2930)株価

グラーツ投資顧問の情報公開通り、北の達人は3月に買いサインが出ていました。

3月15日の大引け後には一目均衡表が上抜けており、また、同日発売の四季報では「連続最高益」「人材投資」「業績良好」と条件が揃っていました。4月の決算発表でも今期経常45%増の4期連続最高益を記録 したこと。そして、配当金が0.5円増配になったことなど、好材料が次々と入ってきました。

そのため、3月18日の公開時株価で買えていたら12.8%上昇で利確できたようです。

しかし、残念に感じた判断もありました。それはグラーツ投資顧問の「目標値の見定め」です。

グラーツ投資顧問が目標値を500円と設定した理由は、チャートをボックス相場と捉え、レジスタンスラインの500円を付けたら株価は反発すると考えていたのだと思います。ただ実際にはボックス相場を上振れ、目標値を大きく超えていきました。

上手く相場を読めていれば、約40%の株価上昇で利幅を取れていたと思います。

 

グラーツ投資顧問 ③ JIA(7172)

2月にはJIA(ジャパンインベストメントアドバイザー)の銘柄情報の公開があったようです。

しかし、グラーツ投資顧問が情報を出した翌日から売りが強まり大きく下落してしまいました。

グラーツ投資顧問 無料銘柄JIA(7172)株価

グラーツ投資顧問の無料銘柄JIA(7172)株価

JIAは2月7日の本決算(9期連続過去最高益)が好材料となり、2月8日には高値4,450円を記録しました。

グラーツ投資顧問はこれは初動ではなく本格的な上昇の前触れと読み、「上昇に乗り遅れるな」という理由でJIAの情報公開をしたのでしょう。

ただ、その考えとは裏腹に、2月11日から利食い売りの投資家に巻き込まれ株価は下落します。

2月14日にはエアバス社が2階建て旅客機「A380」の製造を中止 するという報道が発表あり、メイン事業の航空機リース業を行っていたJIAにも何らかの影響があるのではないかと不安視され、売り傾向がさらに強まりました。

ロスカットラインは、クリスマス相場から下値支持線を考えると3500円付近にあたるので、ここから考えたのかもしれません。

情報公開から3ヶ月後の5月現在には、1,700円台まで下落したので、ロスカット値の設定はせめてもの救いでした。

 

グラーツ投資顧問 個別銘柄の選び方と売買判断の評価

グラーツ投資顧問ですが、正直なところ不安を感じました。

銘柄選びでは、収集した材料から先読みする姿勢はうかがえましたが、相場の過熱感を読めていないので、買われ過ぎの銘柄を選んでしまっていました。これだと高値掴みするリスクが上がります

売買の面では、投資のルールを定めている点は評価ができます。取引前に目標利益・ロスカット値を決めているので、株価下落時の損失を最低限に抑えられていたと思います。

しかし、売買の判断は、買いタイミングの判断が遅いです。タイミングが遅れるが故に高値掴みになっているとも言えます。

個別銘柄の選びやトレード手法は投資顧問によって違うので、高値付近での利益確定が確認できているTMJ投資顧問の売買手法の事例 などを参考にしてみるのもいいと思います。

 

アエリア(3758)の検証

グラーツ投資顧問のサイト上の実績を見ると高パフォーマンスなものが多いですが、口コミなどを見ると、必ずしもそのようなことはないようです。

グラーツ投資顧問の実力を探るべく、推奨後に大きく上昇したというアエリア(3758)を分析します。

銘柄名アエリア(3758)
買い推奨11月28日/1283円
高値6190円
アエリア(3758)の業績を確認する

アエリアは、決済やデータセンターなどのITサービスが柱事業となっている企業です。
スマホゲームは、女性向けニッチ分野にウエイトを寄せています。

グラーツ投資顧問アエリア(3758)業績推移

アエリア(3758)業績推移

平成28年12月期は、ITサービス事業について安定した収益基盤を強化。

コンテンツ事業においても、スマートフォン・タブレット等のモバイルコンテンツの開発事業及び配信・運営事業を強化するとともに、ニ ッチ・マーケットでの基盤を作り、深耕を進めてきたとしています。

グラーツ投資顧問

当連結会計年度において、平成27年12月期の株式交換により完全子会社といした株式会社アスガルド、株式会社リベル・エンタテインメント、株式会社 GESIにおいて、平成28年12月期第4四半期にアスガルドは売上が伸びず、またGESIは当初想定していた売上に至らず、リベルは新規タイトルの開発費、及び広告宣伝費等の支出が重なり、株式交換時の収支計画を下回ったため、のれんの一 時償却及び減損損失を計上。

今回ののれんの一時償却及び減損損失の計上は、グループのキャッシュフローに影響を与えるものではないとしています。

その結果、当連結会計年度の業績については、売上高5,906,631千円(前期比41.1%増加)、営業損失 1,596,810千円(前期は営業損失612,160千円)、貸付金の回収可能性に懸念が生じたことに伴う貸倒引当金繰入額 40,000千円を計上したことにより経常損失1,420,412千円(前期は経常損失388,649千円)、親会社株主に帰属する 当期純損失に関しましては、2,147,939千円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失778,725千円)となりました。

グラーツ投資顧問アエリア(3758)決算

アエリア(3758)決算

平成29年12月期は、ITサービス事業におきましては、株式会社ファーストペンギンの電子出版・販売のポータルサイト運営、及び株式会社エアネットのデータセンター運営において、既存顧客との取引関係の強化と新たな顧客獲得を目指す方針。

コンテンツ事業につきましては、スマートフォンの利用者増加に伴う市場拡大によって、プラットフォームの多様化に対応できるよう、既存のタイトルの改良及び新たなコンテンツの開発を行い、複数のアプリケーショ ンの配信を予定。

また、ニッチ・マーケットでのトップを目指し、相互連携するとしています。以上により、次期の売上高は6,700,000千円(前年同期比13.4%増加)、営業利益600,000千円、経常利益700,000 千円、親会社株主に帰属する当期純利益500,000千円となる見通しです。

存在しない高値日の実績!

実はこのグラーツ投資顧問が表記しているアエリアの実績は意味不明です。

推奨日は11月28日の記載を確認できますが、推奨された年がどこにも記されていません。

グラーツ投資顧問 アエリア(3758)

グラーツ投資顧問 アエリア(3758)

そのため、直近の2017年から2005年まで遡りましたが…グラーツ投資顧問が推奨日としている11月に1283円という値を付けている年は存在しませんでした。

グラーツ投資顧問 アエリア(3758) 株価

グラーツ投資顧問 アエリア(3758) 株価

さらに高値を6190円としていますが、2017年11月時点のアエリア上場来高値は5234円です。

したがって、グラーツ投資顧問の実績は誤りということになります。

これがミスなのか故意なのか判りませんが、推奨日も高値も間違っているというのは考え難いところがあります。

存在しない高値と上昇率が一致しているのもどうもおかしいです。

グラーツ投資顧問の実績は先述の通り派手なものが目立ちますが、今回のアエリアも派手な方向に誤ったものとなっています。そのため分析をすることも出来ませんでした。

誤った情報で判断するほど危険なことはないので、TMJ投資顧問などの高評価の助言業者と比較しながら投資顧問の選定を行うのが良いでしょう。

 

JMC(5704)の検証

グラーツ投資顧問のサイト上には過去の推賞銘柄実績が公開されていますが、一番最新でも今年の初頭に推奨したものとなっています。

今回はその最新であるJMC(5704)を検証していきたいと思います。

銘柄名JMC(5704)
買い推奨2017年1月5日/1,451円
売り推奨不明

グラーツ投資顧問のサイト上には売り推奨日などの記載はありません。

したがって買い判断を行った日からの株価の推移から、グラーツ投資顧問の銘柄選定力を分析してみたいと思います。

JMC(5704)の業績を確認する
グラーツ投資顧問JMC(5704)業績推移

JMC(5704)業績推移

3Dプリンター出力事業では、取引社数、販売件数は前事業年度と同程度、販売金額につい ては、前事業年度の第1四半期に自動車向けの高額案件が集中した反動により減少となるも、医療分野において、自社製品「HEARTROID(ハートロイド)」の新モデルをリリースしたことにより、販売金額が増加。鋳造事業においては、大手自動車メーカーからの直接受注が増加し、更には短納期対応が評価され産業機器メーカーからの直接受注も増加。

グラーツ投資顧問

加えて、顧客の製品などの評価・測定を行うCTスキャンサービスの受注も増加し、販売金額 及び販売件数が堅調に推移したほか、安定顧客からの大型案件も増加となっています。

この結果、経営成績は、 売上高が前期比で11.3%増、損益部門においては、株式公開など、組織体制整備に積極的な投資による販売費及び一般管理費が増大したため、営業利益が18.1%減、経常利益が11.5%減、当期純利益3.4%減となりました。

またJMCは、2017年度の売上予想は、第2四半期でのCT事業では、産業用CT販売をはじめ売上は堅調なもの、3Dプリンター出力にて売上予想の設定が高すぎたこと、鋳造事業の製造の不具合による機会損失等により下方修正しています。損益部門に関しては、この売上高減少に加え、産業用CT販売等の売上見込追加に伴う仕入原価、外注加工費増加により大幅な減益が予想されています。

 

時期尚早な買い判断

JMCは3Dプリンター関連銘柄であり、2016年11月29日に東証マザーズに上場を果たしています。

その取引先は自動車や電気機器産業、医療機器業界にも広がります。

グラーツ投資顧問 JMC(5704)株価 買い判断

グラーツ投資顧問 JMC(5704)株価 買い判断

グラーツ投資顧問の推奨日前後のJMC株価を見てみます。

2017年1月5日の下降後、25日移動平均線に支えられているように見受けられますね。グラーツ投資顧問はこれを根拠に買い判断したのだと考察できます。

しかし、1月5日は安値引けとなっている点や、前の波の上限を超えておらず、かつ下値余地がもっと低い水準にあるところから、グラーツ投資顧問の買い判断は早尚だった印象を受けます。

実際に推奨直後のJMC株価は下降が見られますね。

 

いささか効率の悪い売買判断

JMCの2月20日からの株価急騰は、非破壊検査装置分野での業務提携が発表されたことや、CTスキャンをPRするウェブサイト「CT生物図鑑」を開設したことなどが市場で材料視されてのことです。

グラーツ投資顧問 JMC(5704)株価

グラーツ投資顧問 JMC(5704)株価

高値は2月28日の3,240円ですが、その2営業日前まで張り付いていた+3σボリンジャーバンドが27日に離れていますので、通常、売り逃げるのであれば2月27日・28日辺りが売り判断となるでしょう。

また計算値から判断するなら、上昇中の2月24日の高値は上昇前の下値からほぼ2倍に達していますので、その水準も売りどころの選択肢の一つとなるでしょう。

先述したようにグラーツ投資顧問のサイト上には売り推奨日などの記載はありません。

しかし、2月24日・27日・28日のいずれかで売り推奨をしていたとしても、上昇までに1ヶ月半を消費しているので、いささか効率が悪い売買判断であったと考えられます。

 

グラーツ投資顧問の基本情報

次にグラーツ投資顧問の運営会社の実態を探っていきます。

 

最強!株トレード投資顧問の後継サイト

グラーツ投資顧問のサイトを見ると、記載されている文言が過去に検証した「最強!株トレード投資顧問」と内容が同じです。

この旨は10月20日に着いた最強!株トレード投資顧問の無料メルマガにも記されていますが、最強!株トレード投資顧問は、グラーツ投資顧問というサイトに移行となった模様です。

グラーツ投資顧問のサイト上では、何故か広告塔であるタレントの画像が全面に鏤められていますが、こちらでも最強!株トレード投資顧問に引き続き「藤井英敏」「横山利香」「伊東聡」の3名がコラム提供を提供している模様です。

グラーツ投資顧問も、最強!株トレード投資顧問と同様に取引スタイルに対する言及は特にありません

「短期投資・中期投資・長期投資など様々な戦略に特化した注目の銘柄情報をスピーディーかつリアルタイムに提供」といった曖昧なものとなっています。

 

運営元「株式会社IIR」の表記をチェック

それでは、グラーツ投資顧問の運営会社である「株式会社IIR」の運営状態を見ていきたいと思います。

運営状態を検証するため、下記の項目に当てはめてみます。

  1. 登録番号の表記がある ○40
  2. 代表者名の表記がある ○20
  3. 分析者名の表記がある ×5
  4. 事業範囲の表記がある ○5
  5. 住所表期がある ○10
  6. 連絡先表記がある ○10
  7. その他、特商法の表記がある ○10

総計で90点となりました。

分析者の表記はありませんが、代表の石川賢一氏、もしくはコラム提供者の三人のいずれかないかと予測されます。

 

株式会社IIRは、投資顧問業者としてのHPも存在しています。

グラーツ投資顧問株式会社IIR

株式会社IIR

こちらの内容は特にサービスの内容なども無く具体性がありません単に体裁を整えるためだけに存在しているサイトのようにも見受けられます。

 

グラーツ投資顧問の総評

グラーツ投資顧問のサイトの推奨実績の更新頻度は、他の投資顧問と比較して非常に低いです。

無料登録後のメルマガには直近のものも掲載されたりしますが、投資顧問比較をしているサイト閲覧者は、サイト上の公開実績から判断すると考えられます。

グラーツ投資顧問の最新の実績は10ヶ月近くも前ですが、利用する顧客はこれからの相場に挑みます。

相場はその時期によって地合いが変わるものなので「グラーツ投資顧問の取引判断が今の相場でも通用するかどうか、サイト閲覧者に判断させるためにも少なくとも直近1~2ヶ月の実績位は公開して頂きたいものです。

 この記事のコメント

  1. 元最強株トレード会員 より:

    錦野旦には投資のイメージが無い印象だが、イメージキャラクターとして抜擢されどう左右されるのだろうか。世間的な知名度は持っているから有りなのか。。私は最強株トレードでは赤を作ってしまい満足出来なかったので、仮に表面を変えただけなら利用価値は薄いかもしれない。

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