株×株 元証券マンが”新体制”の実力を推奨銘柄から分析

 2019/12/02

株×株
https://kabux2.jp/

11月5日、ミリオンストック投資顧問は「株×株(かぶかぶ)」にサイト名を改称しました。

改称理由は、新たな助言者も加え「より良いサービスを目指す」とのこと。

あまり良いとは言えなかった評判を、一新する目的があったのかもしれません。

そこで、元証券マンの管理人がリニューアル後の推奨銘柄から、株×株の投資力を分析。

“新体制”の実力を見ながら、あなたの投資に活かせるか判断をしてみて下さい。

株×株 分析は「ファンダメンタル」重視に変更

ミリオンストック投資顧問 との違いとして、株×株ではファンダメンタル分析に比重を置きました。

「マクロ要因」と「ミクロ要因」で全体相場を把握し、次に株価の動きを読むようです。

株価が変動する要因には、市場経済・政治情勢・業界の景気・為替相場・金利など個別企業の事業に外部から影響を与える『マクロ要因』と、企業の経営・財務・商品力・ブランド力・話題性など個別企業の経営状況である『ミクロ要因』とがあります。

これらマクロ要因とミクロ要因を日々把握しながら、次に株価がどう動いていくのかという予測を立て、許容出来るリスクを取りながら戦略的に挑まなければ、個人投資家が株式市場で勝ち続けることは出来ないと思います。

引用元:株×株 公式サイト

昨今の株式相場は、米中貿易摩擦や香港人権法案など、株価への影響力が高い外的要因が立て続けに発生しています。

チャートだけを使って株価を先読みするのは困難と言えます。

チャーチストの橋本明男さんも引き続き在籍しているものの、「リスクを取りながら戦略的に挑む」新しい方針にはそぐわなかったのでしょう。
※株価の動きをチャートだけで分析・予測するアナリスト

株×株では「内外的要因」を確認後に「株価動向の予測」を立てる戦略へと変わりました。

現在の相場状況に合わせて、投資戦略を変更した株×株の判断は悪くなかったと思います。

では、新体制の実力を、11月13日大引け後に提供のあったアエリア(3758)から探っていきましょう。
※スマホゲーム中心に事業展開。決済などのITサービス事業や不動産関連事業も展開。

株×株 表面的に捉えた「マクロ・ミクロ要因」

アエリア(3758)を選んだ理由に「完全好決算狙い投資専用の銘柄」との記載がありました。

狙うは11月14日大引け後の第3四半期決算発表。

好材料となるプレスリリースなどが続いたことで上方修正を予想、決算発表翌日には買いが集中すると読んだのでしょう。

では、株×株がアエリアを選んだマクロ要因とミクロ要因を推測します。

 マクロ要因

・10月下旬~11月上旬にソーシャルゲーム関連株の決算発表が本格化。
・ブラックフライデー効果。ゲーム・玩具関連株に影響あり?

10月下旬~11月上旬、ソーシャルゲーム関連株に投資家の資金が集中しました。

この時期は国内企業の決算発表が本格化し、大手ソーシャルゲーム企業の決算が相次ぎました。

中でも任天堂(7964)の第2四半期累計決算が好調。

7-9月期(2Q)の連結経常利益は629億円(前年比30.9%増)に拡大など、業界をけん引する結果となりました。

ゲーム関連株が総じて上り調子となったことで、アエリアも株価上昇の恩恵を受けた可能性は十分に考えられます。

 ミクロ要因

・11/1 不動産投資事業を展開する「株式会社インベストオンライン」を買収
・11/8 次世代声優育成ゲーム「CUE!」が100万ダウンロード突破
・11/14 第3四半期決算発表

M&AやオンラインゲームのキャラクターをIPビジネス展開するなど、第3四半期決算の内容は、業績拡大路線を着実に進めているのが見て取れます。
※IP(知的財産)ビジネスとは、権利を他業種に貸与し利益を得るビジネスモデル。アエリアはゲームキャラクターをCDや舞台などに展開

また業績も好調で、7-9月期(3Q)の連結経常利益は3.4億円(前年比420%増)に急拡大しました。

まさにアエリアは、株×株の「好決算狙い」に適した銘柄だったと言えます。

では、株×株の銘柄選定力を判断するため、アエリアの株価推移を見てみましょう。

株×株 投資家動向を読めずに高値掴み

結論から言いますと、株×株の読みは大きく外れました

「11月14日の前場」に買い推奨を出すも、翌日15日にアエリアの株価はマドを開けて急落。

下のチャート図でご覧ください。

理由は材料出尽くしです。

11月に入り一本調子で上昇トレンドを形成してきただけに、材料出尽くし感で、利益確定売りする投資家が溢れました。

一方、株×株は「明日、前場から仕込んで翌日15日に一発高があればすぐに売り抜け」と開示していました。

15日以降も上昇トレンドが続くと推測していたのでしょう。

その理由に「業績から上方修正の可能性が高い」と挙げていました。

アエリアは8月14日の第2四半期決算で、通期連結経常利益を20億円→30億円に上方修正。

「A3!」「蒼焔の艦隊」といったコンテンツ事業が順調に推移したことや、控えていた新コンテンツのリリースが、収益獲得に繋がると見込んでいたためです。

そして、第3四半期決算も好業績になると見越していたため、2期連続の上方修正を予想したのでしょう。

しかし、株×株の期待は見事に裏切られました。

株×株の「完全好決算狙い」を責めるわけではなく、残念だったのは投資家動向を見抜けなかったことです。

第3四半期決算が好決算となるのは周知の事実でした。

決算発表を表面的に捉えるのではなく、投資家動向を踏まえた洞察力が必要でしたね。

投資顧問の中には、投資家動向を加味した銘柄選びが得意な業者 も存在するので、分析方法を比較しながら参考にしてみるのもいいと思います。

株×株 旧体制と変わらない銘柄選び

今回の分析結果を見る限り、旧体制(ミリオンストック投資顧問)と新体制(株×株)はさして変化がないように感じました。

どちらの体制もファンダメンタル分析ばかりに目がいきがちです。

見るポイントは悪くないだけに、他の分析がおろそかになり、選定銘柄の質が下がってしまうのはもったいないです。

引き続き株×株の銘柄分析を実践し、実力を判断していきます。

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