常勝ライジングおすすめ銘柄の検証・評判・被害

 2017/09/01

常勝ライジング
http://rising-stock.com/

さくらインターネット(3778)の検証

KIM DONG WON率いるAffirm Faith Global Limitedが運営する常勝ライジングの2回目の銘柄実績検証です。

 

常勝ライジングには無料登録したものの、メールが一通も来ていません。しかし他の口コミや批評サイトを見ると、それなりにメルマガが届いているという書き込みが見られますが、最近何か変化が起こったのでしょうか。

何にしてもメールが届かなければ評価のしようがありませんが、口コミサイトに常勝ライジングからのメールに掲載されている無料推奨銘柄の情報があったので、こちらの情報を拝借して銘柄の検証を行いたいと考えます。

今回検証を行うのは、さくらインターネット(3778)です。

※さくらインターネットは、ホスティングサーバを中心とするデータセンター事業およびインターネットサービス事業を行う企業です。日本のインターネット黎明期よりホスティングサーバの提供を行っており、日本最大手でもあります。

さくらインターネット(3778)の業績を確認する

ベンチャーや小口顧客の比率高く、AI、Iot関連も育成中。さらにM&Aで、無線通信事業にも本格参入しています。

常勝ライジング おすすめ銘柄 さくらインターネット(3778) 業績推移

常勝ライジング おすすめ銘柄 さくらインターネット(3778) 業績推移

2016年度においては、 営業体制の強化、イベントの実施およびパートナー制度の推進などにより、販売力の向上に努め、平成29年1月にエヌシーアイ株式会社の株式を取得し、連結子会社としています。

 

その結果、当連結会計年度の売上高は前年度比15.5%増。営業利益につきましては、エンジニアの増員による人件費の増加及びデータセンター増床やサービス機材増加に伴う経費の増加などがありましたが、売上高の増加などにより、4.3%増となりました。

経常利益につきましては、営業利益は増加いたしましたが、公募増資に係る費用の発生などにより、2.1%減、親会社株主に帰属する当期純利益については、経常利益の減少などにより、0.8%減となりました。

常勝ライジング おすすめ銘柄 さくらインターネット(3778) 決算

常勝ライジング おすすめ銘柄 さくらインターネット(3778) 決算

2017年度は、市場の成長を取り込むために、売上高の成長を重点課題とし、クラウド・ホスティングサービス強化の継続、パートナーとの関係強化、スタートアップ支援の実施、AI、IoTなどの新規成長分野へ積極的にサービスを展開を推進するとの事。

これらの施策の実施により、売上高は19,300,000千円で増収、営業利益は1,050,000千円、経常利益は 870,000千円でそれぞれ増益としています。ただ、親会社株主に帰属する当期純利益は530,000千円で減益の見込み。

前期より将来の成長のための積極的な投資を進めており、石狩データセン ター3号棟の本格稼動、本社移転、前期までの積極採用と平均報酬の増加、データセンターの最適化などに対する経費が先行して発生することから、上期の利益の進捗は前年同期に比べて遅く、年度の利益貢献は下期中心となる見通しとしています。

 

買い推奨は高値買い水準

常勝ライジングがさくらインターネットの推奨を行なったのは2017年10月3日です。同日は、9月19日の高値を超えたため、出来高から見ても動意が高まると予測をしたのでしょう。

常勝ライジング おすすめ銘柄 さくらインターネット(3778) 株価1

常勝ライジング おすすめ銘柄 さくらインターネット(3778) 株価1

しかし、この水準は見事に高値買いとなっており、結局波の上限、小幅な中でのダブルトップのような形状となりました。

 

さくらインターネット急騰の理由

週明けの19日にさくらインターネットの株価は急騰しました。

この上昇の理由は、9月15日に発表された第2四半期の業績予想を上方修正した事が好感されたことによります。

常勝ライジング おすすめ銘柄 さくらインターネット(3778) ニュース

常勝ライジング おすすめ銘柄 さくらインターネット(3778) ニュース

常勝ライジングは、これをトレンドの転換点だと考え、二段目の上昇があると踏んでいたのかもしれません。

 

二段目の上昇は無かった

たしかに9月8日安値から起算すると、9日目の変化日である9月22日が押し目となり、10月3日には9月19日の高値を超えますね。

しかし、その後の株価は、常勝ライジングが予測していたような二段目の上昇はなく、実際には下降の一途となりました。

常勝ライジング おすすめ銘柄 さくらインターネット(3778) 株価2

常勝ライジング おすすめ銘柄 さくらインターネット(3778) 株価2

結局、10月24日には-2σボリンジャーバンドの水準まで値を落とし、さらに11月17日現在は-3σの水準となっています。

買い推奨日の高値は現在まで一度も更新されていません。

つまり常勝ライジングは今回の上昇のピークで買い推奨した、ということになります。

常勝ライジングからの推奨でさくらインターネットを買っている利用者は、現在でも塩漬けているか損切りをしていることでしょう…。

 

さが美(8201)の検証

今回検証をする常勝ライジングという投資顧問業者は、まず金商登録が無い為、投資顧問業務を行う資格はありません。

現時点で推奨する銘柄を検証する意味は無いかと思われますが、念のため評判や被害状況も気になりますので、そのことを念頭に入れて銘柄検証をしてみたいと思います。

 

常勝ライジングが、サイト上で公開している推奨銘柄で、最新のものはさが美(8201)です。

※さが美は、旧ユニー系の呉服専門チェーンです。

最新といっても推奨日は2016年9月23日ですが、今回はこの銘柄を検証していきたいと思います。

さが美(8201)の業績を確認する

昨年、業績不振から、宝石や雑貨事業から撤退し、ファンドの傘下にて経営再建に勤しんでいます。

常勝ライジングおすすめ銘柄 さが美(8201) 業績推移

常勝ライジングおすすめ銘柄 さが美(8201) 業績推移

その甲斐あってか、2015年度にかさんでいた売上げ原価が、2016年度は改善されており、2017年度予想はさらに良方に向かうと予想されています。

一方、2015年度に抱えていた特別損失も、2016年度には改善されていますが、2017年度は事業整理の売却損が発生すると予想されているようです。

 

さが美の株価が上昇した理由

さが美は、2015年6月に高値を付けて以降、約1年3ヶ月程、軟調地合いを続けていました。

しかし、投資ファンドの傘下に入ると発表されたことが好感され急騰しています。

常勝ライジングの買い推奨は2016年9月23日の場が引けてからされていると思われます。なぜなら、傘下に入るという報道自体が引け後に報道されているからです。

【8201】チャート画像

さが美(8201) チャート画像1

もし場中にこのようなピンポイントで推奨できるとしたら、予知能力を持っているか前もって報道内容を知っていたかのどちらかでしょう。

実は、後者に該当する投資顧問も、少数ですが存在します。

 

27日に売り推奨していたら評価はできない

常勝ライジングは買い推奨後の高値を9月27日としていますが、実際にはその翌日の28日です。

常勝ライジングが、売り推奨をしているかどうかはわかりませんが、高値として見極めるなら、むしろ28日を選ぶのが普通ではないかと思われます。

まず三空の兆しは出ているものの、27日は高値引けをしています。加えて、28日の高値は、2015年6月の高値の半値の水準となります。

【8201】チャート画像2

さが美(8201) チャート画像2

もし27日を売り場として記載しているのなら、常勝ライジングの取引力の評価は、あまり高いものではないでしょう

 

常勝ライジングの基本概要

今回取り上げる、「常勝ライジング」のサイトは、内容が希薄なため情報があまり得られません。

直接メールや電話で相談をもちかけ、色々と聞き出したいところですが、まずはサイト表記から投資スタンス運営体制について分析していきます。

 

不明瞭な料金体系

常勝ライジング 料金

サイト内には、「緊急告知」と題して、登録費用を「永久無料」とする旨の文言があります。

しかし、今時登録料を徴収する投資顧問の方が珍しい位なので、大々的に告知するような内容ではないでしょう。

ただ、常勝ライジングのサイト上には、有料サービスの料金表などが記載されていませんので、詐欺被害に遭う事が無いよう十分に注意をした方がよいでしょう。

 

投資スタンスは短期利確

他には「スピード」という単語がいたる箇所で見られます。「スピード利確」や「スピード急騰」など、取りようによって色々な見方ができます。

つまり、短期狙いで、値の軽い銘柄を狙うという風に捉えることができます。

それはどうやら間違いではなかったようで、常勝ライジングのサイト上には、「短い期間で効率よく利益が望める銘柄に絞る」との記載があります。

そして、それを常勝ライジング独自の「スピードロジック」にて売り買いをするということ。

 

口コミ・評判は?

常勝ライジング 口コミ 評判

常勝ライジングの取引力は、サイト上に公開されている実績を見ると難点は見受けられませんが、特に目を引くようなポイントもありません。

口コミサイトの評判を見てみると、どうやら無料登録後に、電話でのやり取りを求められるという書き込みを見つけました。

このケースは、詐欺業者に見られる傾向でもあるので、常勝ライジングは、少し警戒が必要な業者かもしれません。

 

運営会社はマーシャル諸島の秘書箱

常勝ライジングの運営会社である「Affirm Faith Global Limited」の運営状態を検証するため、下記の項目に当てはめてみます。

  1. 登録番号の表記がある ×40
  2. 代表者名の表記がある ○20
  3. 分析者名の表記がある ×5
  4. 事業範囲の表記がある ×5
  5. 住所表記がある ○10
  6. 連絡先表記がある ○10
  7. その他、特商法の表記がある ○10

総計で50点となりました。

分析者の表記はありません。そして運営責任者となっている「KIM DONG WON」は韓国名です。当然これでは、日本での金商登録などできません。

つまりAffirm Faith Global Limitedは、「日本で投資顧問業を行う資格を持っていない」という事になりますので、モグリの業者となります。

 

さらに、常勝ライジングの運営会社である「Affirm Faith Global Limited」はマーシャル諸島の秘書箱です。

常勝ライジング マーシャル諸島

常勝ライジング マーシャル諸島

マーシャル諸島は、メジャーなタックスヘイブンです。

タックスヘイブンとは、その国の政府が外貨や技術を他国から呼び込みやすいよう、非課税制度を整備している国を指します。

そういった国特有のBVI法人の設立等は非常に簡単で、完全な一個人であっても可能です。

つまり税金逃れのためにマーシャル諸島にBVI法人を作ってそこで登記するというわけです。

また、数年前には小規模なファンドなどが海外ファンドと称して、税金逃れや詐欺を行う際の実態隠しに使われていた手法でもあります。

 

投資顧問業界でこの手法が使われるケースは珍しいですが、常勝ライジングに実質的な会社の実態は無いと見た方が賢明でしょう。

また、表記内容がダイレクトインベストメントグループと酷似しているため繋がりが疑われます。

 

常勝ライジングの総評

気になるのは、常勝ライジングの運営体制です。

運営会社であるAffirm Faith Global Limitedは、先述のとおり日本で投資顧問業を行えませんので、投資助言業を匂わす広告をしていること自体が違法です。

 

決して安くない利用料を払って、自身の大切な資金に関わる情報を、そういった業者から買いたいと思う人はいるでしょうか。

電話でのやり取りを主体とするのも、文書による記録が残るのを嫌ってのことに他なりません。無登録業者は、ほぼ全てが電話でのやり取りを求めてきます

もし、そういった業者を利用するというのであれば、何らかの被害を受ける覚悟を持って臨むことです。

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