トリプルエー投資顧問 個別銘柄から見る「生の情報」の期待値

 2020/01/24

トリプルエー投資顧問
トリプルエー投資顧問
https://triple-a-invest.jp

トリプルエー投資顧問は会員数3万人以上を抱える投資顧問業者です。

同社の強みは「生の情報」を得られるというもの。
※上場企業や投資関係者からの情報

企業訪問などを通して、上場企業や投資関係者から情報を入手できるようです。

そこで、元証券マンの管理人が、トリプルエー投資顧問が実際に推奨した個別銘柄を分析。

適切な銘柄選定が出来ているのか判断するので、これからトリプルエー投資顧問の利用を考えている投資家の方は、是非ご一読ください。

トリプルエー投資顧問 行政処分を受けた過去

トリプルエー投資顧問の銘柄検証に入る前に、1つ忠告です。

トリプルエー投資顧問は2019年3月25日~4月24日の1ヶ月間、関東財務局より業務停止の行政処分を命じられていました。

その理由は3点あります。

・実績が無いのに「〇倍の利益を届けた」と虚偽の電話で勧誘
・助言銘柄の、「一部の期間の株価上昇率」を取り出し実績として表示
・特別な情報を入手をしていないのに「秘密情報」があると配信

有料サービスとして情報提供する以上、絶対にやってはいけない行為です。

現在は法令順守の対策を取り、業務改善案が関東財務局に通ったため、業務を再開しています。

さすがに今は違反行為をしていないとは思いますが、トリプルエー投資顧問が法令違反をしたことは事実です。

すべての情報を鵜呑みにせず、気になることがあれば直接問い合わせてみるのが賢明でしょう。

それでは銘柄分析に入ります。

今回は12月20日に推奨された鎌倉新書(6184)です。

 

トリプルエー投資顧問 買えない推奨銘柄

トリプルエー投資顧問は新規会員登録者に向けて、無料銘柄情報を公開しました。

その内の1つが鎌倉新書(6184)
※葬儀、斎場、火葬場などお葬式の総合情報サイト「いい葬儀」を運営。ビジネス情報誌月刊「仏事」の出版・販売を手掛けている。

推奨買値は1,300円以下と記載がありました。

しかし、12月20日は始値1,700円。推奨買い値と株価400円の乖離(かいり)があります。

鎌倉新書(6184) 推奨時の株価チャート

1月24日現在でも一向に株価下落することなく、推奨買値で買える気配がありません

トリプルエー投資顧問は株価急落を先読みしたわけではないようです。

 

少ない情報で安易に判断

鎌倉新書の推奨理由を見ると、通期業績予想が好調であることしか挙げられていません。

20年1期業績予想は売上高33.6億円(前期比34.2%増)、営業利益8億円(同7.5%増)、経常利益7.9億円(同8.5%増)、当期純利益5.9億円(同43.0%増)の見通し。

たしかに順調な運営体制は伺えるものの、投資顧問業者が業績予想のみで判断するのは安易です。

また、銘柄情報の公開ページには下記注意書きがありました。

「(無料銘柄情報は)不定期更新のため、推奨買値よりも株価が高くなっている場合は株価が下がるまでお待ちください」

つまり、情報公開されたからと言って、すぐに投資を始められるわけではなさそうです。

あらかじめ業績好調な銘柄を複数選びトリプルエー投資顧問は不定期に公開しているのかもしれません。

となると、同社の強みである「生の情報」とは何なのでしょうか…。

非常に疑問が残る銘柄選定です。

 

トリプルエー投資顧問 仕込めないまま株価上昇

結論からいいますと、鎌倉新書(6184)を推奨株価で買える可能性は低そうです。

テクニカル分析で鎌倉新書を分析したところ、株価が下がるどころか、引き続き株価上昇の見込みが立っています。

分析結果を見ていきましょう。

 

一目均衡表

下記は、鎌倉新書の株価チャート(週足)の一目均衡表です。

鎌倉新書(6184) 一目均衡表

ローソク足が雲を下から上抜けると上昇、上から下抜けると下落の見方を取ります。

トリプルエー投資顧問が情報公開した12月20日は上抜け後。

つまり、上昇トレンド中にもかかわらず推奨買値1,300円としたわけです。

12月20日はファンダメンタル・テクニカル両面から見ても、下落要因はなかったと言えます。

 

チャネル

続いて、トレンドを見てみましょう。

トレンドを見た結果、チャネルを推移しているように思えました。
※チャネルとは、トレンドラインとチャネルラインの間を指す。相場はチャネル内で推移することが多く、トレンドを見る指標に使えます。

 チャネル

チャネルライン(上値抵抗線):起点となる高値2つ以上を結んだ線
トレンドライン(下値抵抗線):起点となる安値2つ以上を結んだ線

2つの線の間を「チャネル」と言い、株価はチャネル内を推移しやすいと考えます。

下記、鎌倉新書の株価チャートです。

鎌倉新書(6184) チャネル

鎌倉新書の株価は、右肩上がりに推移しているのが見て取れます。

今後もローソク足はチャネル内をジグザグしながら上昇すると予測できます。

上昇トレンドの継続を示唆しているため、推奨買値1,300円までの下落は考え難いです。

やはり、トリプルエー投資顧問はタイムリーな情報で銘柄選定しているのではなく、事前に選んだ銘柄を不定期に公開している可能性がありそうです。

 

トリプルエー投資顧問 投資法に難有り

検証を振り返り「なぜこのタイミングで推奨を?」と思える情報公開でした。

「推奨買値よりも株価が高くなっている場合は株価が下がるまでお待ちください」と注意書きはあるものの、投資顧問業者は投資のプロです。

投資のプロとしてはいささか無責任な気がします。

株価が下がるのを待ち続けるのは機会損失が生じてしまいます。

あまりにも推奨株価が現在の株価と乖離(かいり)している場合は、「生の情報」に過度な期待は禁物です。

また、テクニカル分析力は弱いと思います。

今回は推奨買値まで株価下落。

その後、株価上昇を想定した推奨にもかかわらず、そもそも下がる気配がありません。

「情報の仕入れ方」と「分析方法」に疑問を感じる銘柄推奨でした。

そこで、トリプルエー投資顧問と他の投資顧問業者の実力を比べてみるのもいいと思います。

トリプルエー投資顧問以外の金商登録を持っている投資顧問業者 を見ながら、自分に合った助言サービスを見つけて下さい。

 この記事のコメント

  1. 名無し より:

    高値をつかまされたことがあります。杉浦という担当者の方に勧められました

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