S氏の相場観の評判は?推奨銘柄には期待できないかもしれない・・

 2017/12/20

S氏の相場観
http://soubakan.com/

シンクロ・フード(3963)の検証

今回検証するのは「S氏の相場観」という株情報サイトです。

S氏が何者なのかは判りませんが、口コミサイトでの評判は芳しくなく取引に関する苦言が多く見られました。本当に評価はイマイチなのだろうか?有名な株情報サイトなだけに管理人としても気になります。

S氏の相場観には推奨実績が掲載されているので、その中からシンクロ・フード(3963)の銘柄動向を確認したいと思います。

S氏の相場観推奨実績

シンクロ・フード(3963)の業績を確認する
S氏の相場観シンクロ・フード(3963)業績推移

シンクロ・フード(3963) 業績推移

2016年度は、「飲食店.COM」をはじめとするインターネットメディア事業を運営。

株式会社シンクロ・フード HP画像

株式会社シンクロ・フード HP画像

「飲食店.COM」においては、積極的なSEO対策やインターネット広告、ユーザーの口コミ、オウンドメディア(Foodist Media)等による認知度向上により、平成29年3月末時点における登録ユーザー数が112千件(前事業年度比16.2%増)と順調に増加するとともに、有料ユ-ザ-数についても、6.6千件(前事業年度比10.6%増)と順調に増加しました。

また、関連事業者についても、3,445社(前事業年度比25.0%増)と、順調に増加しています。

以上の結果、当事業年度の業績は、売上高は1,052,263千円(前事業年度比23.9%増)、営業利益は450,655千円(前 事業年度比40.5%増)、経常利益は423,445千円(前事業年度比31.1%増)、当期純利益は264,527千円(前事業年度比 26.1%増)となりました。

シンクロ・フード(3963)決算

シンクロ・フード(3963)決算

2017年度は、食の世界をつなぐ”を経営理念とし、当社の飲食業向けメディアプラットフォ ームとしての価値をより一層高めるため、継続的なサービス改善、新たなサービス企画・開発、サービス展 開エリアの拡大、の3点を推進することが重要であるとしています。

業績の見通しについては、売上高1,270百万円(前事業年度比20.8% 増)、営業利益483百万円(前事業年度比7.3%増)、経常利益459百万円(前事業年度比8.4%増)、当期純利益289百万 円(前事業年度比9.3%増)を見込まれています。

飲食店向けに不動産、求人、食材仕入れ等の特化型情報サイトの運営を行っている企業です。

広告や利用者課金が収益源となっています。

 

S氏の相場観が買い判断を行ったのは2017年9月15日です。

この日は高値から33日目の変化日であり、出来高は上昇。下限から一目均衡表の雲の中に突入しています。

ただ、26日目の変化日に当たる9月6日以降、下値は-2σボリンジャーバンドに支えられている事が判断出来るため、前営業日の大引け後でも、買い判断を行う事は出来たでしょう。

シンクロ・フード チャート(3963)

シンクロ・フード チャート(3963)

9月15日当日でも、1,593円時点での推奨は出遅れ感を感じずにはいられません。雲の中では1σが頭を抑えていたものの9月21日に躍進。

3σに届くも売り圧力は強くなく、躍進当日であった事もあり、S氏の相場観は売り判断を翌日に持ち越したのでしょう。

今回のシンクロ・フードの取引を見ていると、S氏の相場観は短期のスイングで小さい値幅も狙っていくスタイルも有している事が判りましたが、わざわざ横ばいの地合いとなっている銘柄を選ぶ意味が解りません。

この時期の相場は強い地合いとなっている銘柄は沢山あったので、シンクロ・フードを選定する事もなかったのではないでしょうか。

特に売却日である9月22日の推移は、非常にタイトになる事が予想されましたが、1,900円での売り推奨という事なので、寄付き前の推奨であったと思われます。寄り指しを設定していたのであれば、ピッタリとはまった事になります。

 

S氏の相場観の基本概要

利用料金

S氏の相場観は投資顧問業者ですが、目を見張るのはまずその利用料金。金額は月額10,000円と、業界水準としては間違いなく破格です。

さらにサイト上には、満足いかなければ全額返金してくれるとの記述もあります。

ただこれは15日以内という事なので、法的なクーリングオフの範囲内です。得意気に押し出すような事ではありません。さらに金額が金額なので、クーリングオフの申請があったとしても、他の投資顧問ほどダメージは無いでしょう。

 

運営概要

S氏の相場観のサイト上には、運営概要の表記が無いので確認する事が出来ません。

こうなるとS氏が個人で運営しているサイトとも取れますが、S氏の相場感には商事株式会社という名前で金商登録があります。ただ、樹商事株式会社株式会社に関する概要や表記は何もありません。S氏の相場観はコンテンツの販売サイトなので、特商法に関する表記をサイト上に載せなければなりません。

S氏の相場観のサイト内には、S氏が執筆したと思われるブログが掲載されています。

読んでみると非常に判りやすく、かつ独特な観点が盛り込まれているので、面白いものであると思われます。

S氏ブログ

S氏ブログ

現に株関連のブログランキングでは、首位をキープしている模様です。

 

S氏の相場観の総評

S氏の相場観は利用料という部分では高い優位性がありますが、実態が見えないところが気掛かりとなりますね。

安かろう悪かろうでない事が理想ですが、口コミサイトの書き込みでは酷評が非常に多いです。

それならば、「利用してみて料金と実力のバランスを判断すれば良い」と考えそうなものですが、投資助言を利用する場合、いくら利用料が安くても投資顧問業者の実力が低ければ、投資金目減りしていく事になります。試してみる段階から大きなコストが生じる可能性があるという事です。

投資に関するサービスは、食品や化粧品、スポーツジムのように、体験やお試しでコストを切り分ける事が基本的に出来ません。そのため無料メルマガなどの無料コンテンツを試すのも一つの手ですが、S氏の相場観の場合は利用料が安価な事が、かえって無料コンテンツの優位性を低くしてしまっています。

サイト上で主張されているS氏のコンテンツに対する姿勢は崇高なものですが、投資顧問に問われるのはあくまで銘柄選定力、売買判断力です。

逆にそれが無ければ、崇高な姿勢に対する好印象も打ち消される事になるでしょう。どこに自分の投資目的を置くかを定め、投資顧問ベストプランナーなどと比較し、自分に合った投資情報を使うことをおすすめします。

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