2019年2月に下がる株を大予想!輸出関連銘柄は危険か

 2019/01/30

2月は株価が下がる月?

株式相場の格言で「節分天井、彼岸底」というものがあります。

例年でもよく見られる傾向ですが、2月は前半に株価の高値を付け、そこから3月後半にかけて株価が下がっていくことが多いです。

あくまで傾向であり、明確な根拠が無いためアノマリーという枠組みにされています。しかし2月は年初に新しく建てられるポジションを手仕舞いする一つの区切りとされやすい時期ですね。

多くのポジションが建てられることにより株価が上昇していくため、その利益を確定する目安となっているわけです。

実は今年2019年は特に分かりやすく、第3週に建国記念日が週末に繋がるため例年と比較して区切りが見込みやすいと言えるでしょう。

実際に2月の後半に株価が下がっていくのは、市場が3月の年度末4月の連休前のポジション調整に向かう傾向があるからです。

昨年2018年の日経平均株価の推移を見ると、その傾向が如実に表れていますね。

2月 下がる株 2018年日経平均株価推移

2018年日経平均株価推移

また今年は4月に統一地方選挙がありますが、現在の安倍政権に対する観測によっては株価の下落を強める可能性もあります。

もちろん観測がポジティブに向けば逆もあり得るでしょうが、消費増税が不透明であったり、最近では予算案修正という失態とも取れる事態が勃発しているため、統一地方選挙の目論見がネガティブに向く確率が強い気がしてなりません。

今年2019年の日経平均株価の推移を見ても、大発会は大幅下落となったものの、その翌日以降は堅調地合いが続いています。

2月 下がる株 2019年日経平均株価推移

2019年日経平均株価推移

実は2019年1月22日は、サイクルで上昇が一服する可能性がある日でした。しかし当日は株価が跳ね上がり、21,000円の大台を超えようとしています。

これにより上昇余地が一気に拡大し、直近戻り高値でもある22,000円付近がターゲットとなってきます。

この水準は、2月の2週目の週末位まで上昇が続くとしたら期間的サイクルにも符号します。

逆を返せば22,000円辺り、および2月の3週目以降は株価が反落する可能性が色濃いと言えるかもしれません。

 

2月に下がる株セクターは?

2月に下がる株を選別するとなると、下落要因を含む個別性の高い銘柄を連想しがちですが、そもそも先述のように全体相場が軟調に推移することを前提とするなら、日経平均株価との連動性が高い銘柄を探せば良いのではないかと思われます。

それをまずセクターから考察するなら、やはり輸出関連株ではないでしょうか。特に日本の株式市場は、参加者の6割強が外国人投資家ですのでドル建て比率が高いです。

そのドルをローコストで用立てるために、外国人投資家は金利の低い円を調達し、それをドルに換えるという段取りを付けることが多いです。

以前日米株価に生まれる差の要因とは?同方向に動くメカニズムを解説の記事でも解説しましたが、ドル円と日経平均株価が連動する傾向があるのは、こういったセオリーがあるからですね。

そしてこの為替の変動は、輸出企業の経営にダイレクトに影響します。

2月 下がる株 日経225

日経225

2月 下がる株 ドル円

ドル円

その時の値幅やトレンドは異なっているものの、値動きの転換点が類似していることがよく解りますね。

つまりドル円の推移がダイレクトに影響する輸出銘柄は、日経平均株価が下落に転じると、同様に下落に転じる可能性が高いということになるのではないでしょうか。

 

2月に下落が見込まれる輸出関連銘柄は?

もちろん銘柄の個別背景はあるでしょうが、日経平均株価との連動性の高さに着目していくつか銘柄を挙げていきたいと思います。

連動性の指標として、それぞれ対日経225β値も示していきたいと思います。

SUMCO(3436)/対日経225β値=2.10

旧住友金属、三菱マテリアル、三菱マテリアルシリコンの共同出資により誕生した株式会社シリコンユナイテッドマニュファクチュアリングが前身となる企業です。

コマツ電子金属も連結子会社に組み込んでいます。半導体向けシリコンウエハの大手で、海外比率は77%に上ります。

同分野での世界シェア首位は信越化学工業ですが、2位のSUMCOとは僅差の関係にあります。

筆頭株主は、やはり歴史的経緯から新日鐵住金と三菱マテリアルで構成されています。

2月 下がる株 SUMCO(3436)株価

SUMCO(3436)株価

SUMCOの株価は既に、2016年7月中旬から2018年1月中旬まで上昇に対する調整に入っています。

直近押し安値を割り込んだ後に、2018年12月7日に戻り高値も付けていると見られ、ダウントレンドを形成しています。

現時点では小幅に反発も見られていますが買い意欲は弱く、5日移動平均線を突破できるとは考え難いですね。

調整している上昇幅と1段目の下落幅を見ても、下余地はまだまだありそうです。サイクルを鑑みても、軟調地合いは2月に入っても継続することが予想されます。

日本精工(6471)/対日経225β値=2.02

ベアリングにおいて国内の業界最大手です。ただ海外比率は64%と高く、世界ではドイツのシェフラーグループに次いで2位の芙蓉グループに属する企業です。

他にも自動車部品や直動案内機器も手掛けており、電動パワステは現在拡大中です。シェアとしてはアジア展開の進捗が目立ちます。

2月 下がる株 日本精工(6471)株価

日本精工(6471)株価

日本精工の株価は、2017年から2018年に掛けてダブルトップを形成していました。2018年6月の初頭にネックラインを割り込んだ後、何度か戻りを付けながら下落していっています。

直近でも比較的大きな戻りを形成し、5日移動平均線を超えてきています。日本精工も先述のように海外比率が高いため、日経平均株価と連動しながらもオーバーシュートする傾向が見られます。

現に日経平均株価と同様に年初から上昇していますね。

そして日経平均株価の2月の3週目に直近戻り高値に達した場合、サイクルを考慮すると日本精鉱も1,350円という直近戻り高値に達している可能性が考えられます。

しかし日本精工のチャートを見ると、底を取った感はあまり感じられないため、日経平均株価の反落とともに下落に転じる見込みが強いと思われます。

ジェイテクト(6473)/対日経225β値=2.02

光洋精工と豊田工機が合併し誕生し、トヨタグループ主要13社に属する機械・自動車部品製造を手掛ける大手企業です。

主力製品は、自動車の電動ステアリング、駆動系部品、軸受、工作機械、メカトロニクス製品といった自動車や産業機械向けの製造を行っています。そのほかホームエレベーター等の住宅機器も取り扱っています。

同社を含め、同じ愛知県に本社を置くヤマザキマザック、DMG森精機、オークマと共に日系四大工作機械メーカーとして名高いです。

他にも、日本精工、NTNと共に軸受大手3社の一角という称号も有しています。

2月 下がる株 ジェイテクト(6473)株価

ジェイテクト(6473)株価

ジェイテクトの株価は、2015年6月と12月にダブルトップを形成した後、ネックラインを割り込み1,000円手前で反発しています。

その後はおよそ2年間にわたりボックス相場を形成していましたが、やはり日経平均株価も下落した2018年12月に下にブレイクアウトしています。この時点でポイントである1,000円の水準に迫っています。

2019年になってからは、やはり日経平均株価に連動して上昇していますが、過去のボックスの下限が上値抵抗ラインとなり、頭を押さえられている状況です。

日経平均株価との連動を考慮すると、当ラインは上抜ける可能性があります。しかし、2月の3週目に反落するとなると、1,000円のラインを試しに行くことになるでしょう。

 

全体相場が上昇に転じる可能性はあるか?

下目線を前提として、輸出関連株に関する話をしてきましたが、連動元となる日経平均株価が中期的に上昇に転じる可能性ももちろんあります。

2019年に入ってからの上昇が、そのまま続いていくということですね。

2月 下がる株 日経平均株価

日経平均株価

しかし、現在の安倍政権の置かれている状況を考慮した上での統一地方選挙や参議院選挙、世界に目を向ければ中国の景気減速や米国の関税引上げなど、収益を追求しやすい相場になりにくい材料が多いような気がします。

そもそも2018年10月まで株価は右肩上がりであったため、もう一段位の調整が入ってもおかしくない水準ではないでしょうか。

 

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