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バグース推奨銘柄の検証
今回検証するのは、「全市場の割安株を数秒で探せる!」と銘打った個別株のスクリーニング専用サイトのバグースです。
このサイトはテクニカルで発生したサインをそのまま提示しているだけの株情報サイトですね。したがって投資顧問ではなく、銘柄も推奨は行っていません。
バグースの基本概要
バグースは、有料会員になることで毎日の割安株・割高株を紹介してくれます。
まずは、一体どのような情報を根拠に割安株を選定しているのか探ってみたいと思います。
割安株の選定基準は?
割安株の選定基準はバリューではなくテクニカルに傾倒していますね。
RSI、ストキャスティクス、それと乖離率を指標として採用している模様です。
サイト上では、割高・割安の週間ランキング、そして各指標の下、2銘柄ずつが、日々の割高・割安銘柄として配信されています。
また、RSIで10%以下で割安、90%以上で割高、ストキャスティクスにおいては、5%以下を割安、95%以上を割高、乖離率を-20%以下で割安銘柄として公開対象とし、25%以上で割高としている模様です。
下落後の陽転を狙うと考えると、-20%以下の乖離という判断は妥当と思えますが、他の選定基準はかなりシビアですね。
これら全てが該当となるバグースが言う鉄板銘柄など、そうそう出るものではないでしょう。
バグースの利用料金は?
料金体系はは初期費用0円の期間契約の形態をとっていますね。
- 1ヶ月:4,200円
- 3ヶ月:12,000円
- 6ヶ月:21,000円
また、サイトにはトレーニング用としたコラムがあり、その中で独自の売買ルールを提唱しています。
そのルールは、下落後に陽線に転換したところを狙う逆張り手法のようですね。
運営元の有限会社オープンシステムデザインとは?
運営元である有限会社オープンシステムデザインの名前を検索すると、会社ホームページが出てきます。
有限会社オープンシステムデザインは、WEBシステムやアプリケーションの開発を行なっている企業でした。
ちなみに先述した割高・割安銘柄を配信するサービスは、RSI・ストキャスティクス・乖離率にてサインが出たものをそのまま掲載しているだけであり、明確な取引指示を行っているわけではないので投資助言業務には該当しません。
該当するのは、業者側による分析が行なわれた上で推奨している場合ですね。
なので、バグースを運営する有限会社オープンシステムデザインが、金商登録を持たない企業であっても問題にはならなそうです。
バグースの口コミ・評判
口コミや検証サイトを見ると、意図的とも思える悪評がいくつか散見されました。しかし、その書き込みの内容は的外れなものばかりです。
まず、バグースに対して「当たらない」とか「無登録」と罵るのは、投稿者がこのサイトの趣旨を理解できていない証拠です。
あくまで株情報サイトなので、こういった口コミは評価の対象にはなりません。
先述のとおり、投資顧問サイトではなく株情報のサイトなので銘柄推奨などは業務として行えません。
誤解している人達が、サイト内の「本日の無料割安銘柄」を見て、銘柄推奨を行っていると勘違いしてしまった可能性は考えられます。
バグースの総評
バグースは、評判とは裏腹に運営面はしっかりしている模様です。ただ、このようなスクリーニングは、株情報サイトや高度な証券口座を開設すれば見ることが出来ます。
つまり、スクリーニング作業を利用者に代わって行うことが有料サービスの意義なのでしょう。
しかし、高度な証券会社の顧客用サイトは、簡単な操作でそれを割り出せるものもあるので、わざわざ4,200円もの料金を毎月支払ってバグースを利用する価値があるのかは疑問です。
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