カプチーノ倶楽部の更新が止まっていますが、評判を検証してみた。

 2018/02/15

カプチーノ倶楽部
http://half.bitter.jp/

カプチーノ倶楽部の基本概要

今回検証するのは、カプチーノ倶楽部という株情報サイトです。

カプチーノ倶楽部は、独自のソフトウェアにより、株価推移の中で起きている波動を検知し、それを配信するというサービスを行っています。

具体的に言えば、立ち合い中に、売り買いに適した銘柄を検知した場合や特に興味ある動意を示す銘柄を検知した場合にまぐまぐの無料メールマガジンにて通知するというものです。

カプチーノ倶楽部 メールマガジン登録

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取引は、空売りを推奨している模様です。実際に波動を検知するソフトウェアのプログラムは、あくまで既存の客観的なデータに基づいているとの事。

 

デイトレによるいくつかの手法

完全にシステマティックであり、裁量が入る余地は0%との事です。サイト上では、デイトレによる幾つかの手法の説明がされています。

まずは、

  • 寄付き後の強い動意に乗って30分程で仕切ってしまう朝買い。
  • ソフトウェアが最も得意としている、天井を打ったと見定めて反落を始めた局面を狙う空売り。
  • 立ち合い中に発生した動意に乗って参戦するザラ場中の順張り買い。
  • ソフトウェアが中長期的な日足の銘柄を検知した場合に、その銘柄の背景を調べて有望かどうかを判断する中長期銘柄

の4種類を想定しているとの事です。

 

買い値、およびロスカットポイントは、利用者自身で判断するようです。

またカプチーノ倶楽部のサイト上には、最新でも2014年のものであるものの、過去に作戦を決行した銘柄と、その後の経過などが公開されています。

 

口コミ検証サイトの評判は、あまり芳しくありません。

というのも、過去実績に限らずサイト全体の更新が2014年から行われていないのではないかという疑念が起きています。

カプチーノ倶楽部のサイト上には、運営者情報などは載せられていません。

 

カプチーノ倶楽部の総評

口コミサイトの中に、カプチーノ倶楽部では利用者が買値とロスカットポイントを決めなければいけない事に不満を漏らす書き込みがありました。

 

しかしそれは売買指示に当たるので、投資顧問ではないカプチーノ倶楽部が行う事は出来ません。

 

カプチーノ倶楽部のサイト内にある「ソフトウェアのプログラムは、あくまで既存の客観的なデータに基づいている」「完全にシステマティックであり、裁量が入る余地は0%」といった記述が何のためのものか、普通に考えてみれば解る事です。

 

ただ一点、「中長期的な日足の銘柄を検知した場合に、その銘柄の背景を調べて有望かどうかを判断する」という文章の背景を調べるという部分は、裁量が入っている事になりますので、これが投資助言業務に当たらないかは微妙なところかと思えます。

 

個人運営のサイトか

まあそれ以前に、カプチーノ倶楽部のサイト上には運営者情報の表記はありません。

連絡先としてヤフーメールのアドレスと携帯電話番号が載せられています。

この時点で、個人が運営しているサイトという事が判ります。

 

その上で、サイトが2014年から更新されていないとなると、サイト閲覧者からすれば不信感しか湧かないでしょう。

運営者が個人運営だけに飽きてしまい、放置サイトとなっているという事なのでしょうか。

 

ただカプチーノ倶楽部のサイト上には、有料コンテンツに関する記載がありませんので、間違ってお金を振り込むような事は人はいないはずです。

したがって、詐欺を働く悪徳サイトとも現時点では言えませんし、明確な被害が起こる事も考え難いです。

どちらにしても、現時点でカプチーノ倶楽部は、評価をするに値するサイトではないと考えられます。

 

カプチーノ倶楽部のサイトは、運営会社に関する表記が無いので、個人が提供しているレベルである可能性が高いと思われます。

有料コンテンツの表記もサイト上に無いので、特商法に関する表記が無い事も頷けます。

 

口コミサイトでの評価

カプチーノ倶楽部に対して口コミや検証サイトが主に指摘しているのは、運営状態ではなく、その予想の精度です。

結論から言ってしまうと、予想精度は低いという意見が殆どです。

何か課金をされているわけでもないので、そこまで辛辣な文言が挙げられてはいませんが、そもそも期待もしていなかったというような内容です。

 

実際に、独自データの解析による要注目銘柄が公開された日以降の株価推移を見てみると、大体は株価が下落しています。

要注目銘柄が公開された日以降の株価推移

要注目銘柄が公開された日以降の株価推移

これだけ見れば、閲覧者質がカプチーノ倶楽部に対して低評価を下すのも解らないわけではありません。

ただ注目すべき銘柄とは、上昇するとイコールではありません。

 

例えば、翌日に買い場を作るというケースもあるでしょう。

現に下落して押し目が出来ている銘柄も幾つかありました。

問われるのは、押し目が出来たとして、その後そこから反転して上昇するかという事になるでしょう。

 

その後の経過を見てからの感想を申し上げると、正直マチマチと言わざるを得ません。

 

独自データ解析の精度

続いて、独自データ解析による波動銘柄検知ソフトウエアに関してですが、こちらは実際、翌日の株価がS高、若しくはそれに近い急伸を見せているケースが多かったですね。

 

まあ急伸とは、決算発表や何らかの材料によって起こされるものなので、カプチーノ倶楽部のファンダメンタルに対する情報収集力や分析力があれば予想は難しくないのかもしれません。

問題は、サイト上への公開を前日のどのタイミングで行っているかに尽きるでしょう。

 

これが大引け後であれば、独自データ解析による明日のカプチーノ倶楽部実際に参考にして取引している閲覧者は、翌日に高値掴みをしてしまう可能性も考えられます。

寄付き後の急伸で上限値幅に達するのならまだしも、公開している銘柄の中には1日中寄付いていないケースも多いため、閲覧者は高値掴みする事になりかねません。

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