2019年はすでに新元号になることも決まっているなど、すでに注目されている事柄もありますが、株式市場ではどんなテーマ株が注目されていくのでしょうか?
今回は、2019年から注目度が高くなりそうなテーマ株や、関連銘柄などを中心にご紹介していきましょう。
記事の目次
2018年に話題になったテーマ株を振り返る
まず、2018年にどんなテーマ株があったのか振り返ってみましょう。
盛り上がりを見せたものはいくつかありますが、中でも注目度の高かったテーマ株は、「AI関連」「電気自動車関連」「仮想通貨関連」ですね。
AI関連
昨今、AI(人工知能)やビッグデータを活用したサービスを提供する企業が増えてきています。
AIは医療など幅広い分野で活用できること、そして多くの企業でサービスが拡大していることなどを受けて株式市場でも注目を集めていました。
恐らく2019年も続けて話題となるでしょう。今後も注目していきたいトレンドです。
電気自動車(EV)関連
ガソリンで走行する自動車が一般的ですが、電気を使って走行する電気自動車関連がテーマ株として話題になりました。
これは、海外でガソリン・ディーゼル車の販売が禁止されたことにより、2017~2018年にかけて電気自動車の注目度が増したためです。
世界における電気自動車の販売台数は2012~2018年の5年間で約13倍に増加しています。
日本ではまだ普及されていませんが、今後は電気自動車充電器関連のテーマ株も含めて、さらに注目される可能性は高いと言えます。
仮想通貨関連
2017年は「仮想通貨元年」と呼ばれ、2018年に入り1~2ヶ月はかなりの注目度を集めていたテーマ株でもあります。
ただ、コインチェックでの不正流出事件をキッカケに安全性が問われ、一気に批判的な声が挙がるようになりました。
そのため仮想通貨全体で価格が下落、仮想通貨関連銘柄も株価の動きが縮小していきましたが、最近では少しずつ回復しているところもあるようです。
仮想通貨が下落相場から完全に立ち直れば、2019年に株価上昇のチャンスがやってくるかもしれません。
注目度の高いテーマ株を見つける方法
テーマ株は注目されてからだと、すでに株価が上昇していて低額で買えなくなってしまう可能性があります。
そのため、できるだけ早く見つけた方が良いでしょう。では、どうすれば注目度の高いテーマ株を見つけられるのでしょうか?
日経平均の影響をあまり受けていない銘柄を探す
テーマ株の場合、そのカテゴリ自体が注目を集めるため実は日経平均相場などの影響はあまり受けません。
そのため、例えば日経平均で下落が続いているにも関わらず株価が上がっている銘柄はテーマ株に分類されると言えます。
その企業に関連するテーマは何かを把握すると、関連銘柄を探せるようになるでしょう。
テーマ株の本命銘柄を見つける
本命銘柄とは、先程紹介した銘柄から関連銘柄をチェックする中で、時価総額が大きく、そのテーマをメインに事業展開している企業が見つかるかと思います。
そういった企業は今後本命銘柄になる可能性が非常に高いです。
本命銘柄はテーマ株全体を大きく牽引する可能性があるため、早めに目をつけるようにしましょう。
2019年に絶対注目しておきたいテーマ株
では、2019年に絶対注目しておきたいテーマ株が何か、ご紹介していきます。
中には2018年からトレンドが続いているものもあるので、今のうちからチェックしておきましょう。
キャッシュレス関連
2019年も引き続きキャッシュレス関連は注目度が高いです。
現状日本ではまだまだ現金主義の方が多く、キャッシュレス化されていないお店も多いです。
しかし、政府が2019年10月に行われる予定の消費税増税の際に、キャッシュレス決済を行うとポイントが還元できるようにする、という案が検討されていることが分かり、国策でキャッシュレスを進める動きが強まっていることが分かります。
そのため、2019年はよりキャッシュレス関連に注目してみると良いでしょう。
・ウェルネット(2428)
・ビリングシステム(3623)
・LINE (3938)
・ヤフー(4689)
・インテリジェントウェイブ(4847)
詳細はキャッシュレス関連銘柄 オリンピック前に仕込みたい5銘柄を紹介 でも紹介しています。
自動運転関連
官民IT構想の中で2020年までに自動運転車の普及と、限定地域において無人自動運転移動サービスの実現が目標となっています。
このことから、官民一体となって進められている事業であり、2019年以降も注目度が高いテーマ株だと言えます。
世界的に見ても注目されている技術であり、しかもAIやIoTが関わっていることから、強い人気を誇ります。
銘柄によってはすでに人気が高まっていますが、新しい情報が公開された時にさらなる株価上昇が期待できます。
・ドーン(2303)
・サイバーコム(3852)
・アズジェント(4288)
また、IPO上場したばかりですが、日本の企業「ZMP」も完全自動運転タクシーの実用化において実証実験を行うなど注目度の高い企業です。
新元号関連
2019年に「平成」から新しい元号へと変更されます。元号が変更されたことで特需を受ける関連銘柄があります。
例えば印刷関連事業を手掛けている企業です。
元号が変わるということは、カレンダーなどの印刷物を全て平成から新しい元号に変更する必要があります。
そのため、元号が変わってから多くの受注を受けるだろう印刷関連事業が元号関連銘柄として注目されているのです。
・東京機械製作所(6335)
・日本金銭機械(6418)
・グローリー(6457)
詳細は改元関連銘柄|新元号は令和!注目の大本命銘柄はコレだ! でも紹介しています。
最後に
2018年の振り返りから、テーマ株の見つけ方、2019年に注目されるテーマ株をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
新しいトレンドを予想することは難しいかもしれませんが、とりあえずトレンドを押さえておきたいという方はご紹介した銘柄をチェックしてみると良いでしょう。
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