テオ AI自動株ツール 不安定相場での実力を調査

 2020/04/03

テオ(THEO)は株式会社お金のデザインが運営するロボットアドバイザーです。

最大30種類のETF(上場投資信託)を投資対象に、AIが自動で資産運用をしてくれます。

しかし、昨今の新型コロナウィルスによる不安定相場で、利用者の評判は賛否両論…。

解約検討者の数が目立ちます。

そこで、元証券マンの管理人が、乱高下する相場でも活躍できる投資ツールなのかを調査するので、テオに関心のある投資家は参考にしてみて下さい。

テオ 投資基本情報

テオの投資基本情報を確認します。

サービス名 THEO(テオ)
ロボアドバイザー種別 投資一任型
資産運用方針 長期国際分散投資
投資対象 海外ETF /金ETF /不動産ETF
最低投資金額 1万円
※4月7日以降の登録者から10万円に変更
自動積立 1万円から1,000円単位で設定
運用手数料 年率1.0%~0.65%(税抜)
※運用投資額で変動

1.00%:~1万円
0.90%:1万円以上50万円未満
0.80%:50万円以上100万円未満
0.70%:100万円以上1,000万円未満
0.65%:1,000万円以上

 
テオとは、お金を預けると手間なく自動で資産運用をしてくれる、投資一任型のロボットアドバイザーのことです。
※投資一任型の他には、売買をしないアドバイス型(助言型)があります

テオは2020年2月16日で4周年を迎え、会員数は9万人を突破。

昨年、麻生太郎金融相の「老後資金は2,000万円必要」発言などで、国民の投資意識が向上していることは間違いありません。

年々利用者の増加に成功しています。

しかし、2020年4月現在、新型コロナウィルスにより相場が不安定に推移するため、顧客の資産運用に苦戦しているようです。

運用利回りのマイナス事例が非常に多く見受けられます。

日々資産が目減りするので、テオの解約検討者が増加するのも致し方ないですね。

なぜなら、含み損だけなら長期投資で株価反転を目指すメンタルを持てますが、テオに運用を任せている限り、運営手数料が発生します。

利益が出ないのに手数料を支払い続けるのは精神的負担が大きいです。

終息の先行きが見えないコロナ相場だからこそ、テオを利用するのであれば、運用目的を持ってしっかりと向き合う必要があります。

 

テオ 不安定相場では「インフレヘッジ」がおすすめ

テオは具体的な投資先を決める必要はなく、自身の投資志向を設定して自動でポートフォリオを組み立ててくれます。

テオのポートフォリオは「グロース」「インカム」「インフレヘッジ」3つのETFから構成。

最大30種類以上のETFから構成

グロース   :株式中心。高リターン狙い
インカム   :債権中心。安定的なリターン狙い
インフレヘッジ:金・不動産中心。資産を減らさずローリターン狙い

それぞれ投資色が異なるので、何を重視するかを定めて配分を考えます。

現在の不安定相場で運用するのであれば「インフレヘッジ」でしょう。

金・不動産ETFも新型コロナウィルスにより価格変動を受けていますが、グロースの株式ETFやインカムの債権ETFと比較すると影響力は低めです。

コロナ終息の先行きが見えないため、しばらくは相場の乱高下が続きます。

これからテオを利用するのであれば、インフレヘッジに傾倒したポートフォリオを組むことをおすすめします。

既にテオで運用中の方は、資産運用方針の変更も可能です。

1年に10回までならポートフォリオを見直せるので、リスクヘッジしながら資産形成を行って下さい。

 

テオ 上昇相場反転までは待つが吉

結論から言いますと、現在の相場でテオの自動運用を行っても、含み損となるリスクは高いでしょう。

ETFは指数の動きに連動するため経済影響を直に受けます。

新型コロナウィルスの感染拡大や、石油価格の大暴落はまだ落ち着いていないので、運用開始直後に含み損となるリスクは避けられません。

上昇相場に反転しない限り、テオで安定的な利益を積み上げるのは難しいです。

また、運用手数料1.0%~0.65%は常に発生し続けるため、利用を希望するならば、相場反転後からにすることをおすすめします。

もし、不安定相場で利益を上げるのであれば、最新技術を搭載する別のAIロボアドバイザーを活用するのも一つの手です。

例えば、株式市場の周期を先読みして上昇期待銘柄をいち早く抽出する循環物色アナライザー は誰でも簡単に扱える銘柄選定ロボです。

株式投資に役立つ機能を備えているので目を向けて見るのもいいと思います。

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