今回は、投資サロンの検証です。その中でも今密かに世間を騒がせているKAZMAXのトレーダーズサロンです。
昨今、サロン形式のビジネスモデルを採用している投資顧問も密かに増えているといますね。また、他業種や個人トレーダーが運営しているケースも耳にします。
KAZMAXのサロンは、個人トレーダーがオンラインで運営している部類ですね。今回はそのKAZMAXのサロンやセミナーを検証していきます。
記事の目次
KAZMAXとは?
KAZMAXこと吉澤和真氏は、株式・FX・指数や商品先者のトレーダーですが、仮想通貨が台頭してきた頃、ビットコインの予想を先んじてTwitterで発信したことで一躍有名となりました。
またその的中率も高く、現在も多くのフォロワーを抱えています。当人のパフォーマンスにおいても、月利で800%を達成したこともあるそうですね。
メディアにも出演経験があり、BSスカパー内の番組である「仮想通貨、実際のところどうなのNIGHT」や、週刊SPA!の「エッジな人々」に出演していました。
SNS上ですでに億トレーダーとして信奉されていた吉澤和真氏がサロンを開催するとなれば話題性としては十分でしょう。一方でウルフ村田や高沢健太とのつながりも深いようで、何かと気になる人物ではありますが…。
では、サロンの実態はどのようになっているのか、見ていきたいと思います。
KAZMAXトレーダーズサロンの基本概要
トレーダーズサロンKAZMAXは、元々ある程度の有識なトレーダーが交流するような場ではなく、吉澤和真氏が自身のノウハウを参加者に教示するというものですね。
その方法としては、吉澤和真氏自身のトレードの実況をはじめ、セミナーも開催するということです。セミナーに関しては、オンラインだけでなく対面の会もあるそうですね。
主な教示内容は3つ。
1:チャートを読み解くスキル
2:資金管理とリスク管理
3:メンタルコントロール
たしかにトレーダーには必須な項目となっています。
逆を返せば、この3つはどこのセミナーやサロンでも必ず教えているもので、この時点では吉澤和真氏のサロンに大きな優位性を感じるには至りません。
そして、参加費用は月3万円という事なので、数ある投資サロンの中でも決して安価ということはありません。
一部の富裕層のみが参加できるプライベートな投資サロンは別として、オンラインで制限なく入会できるKAZMAXのトレーダーズサロンのようなものでは、高価な部類に入るでしょう。
KAZMAXこと吉澤和真氏は、それほど内容があるものを提供してくれるのでしょうか。
KAZMAXトレーダーズサロンの運営会社
KAZMAXトレーダーズサロンの運営責任者は、合同会社DNCという会社が担っています。
同社は、BLITSというオンラインサイト運営コンテンツを提供しており、KAZMAXトレーダーズサロンはそのスペースの中で運営されているもののひとつという事になります。
つまり吉澤和真氏は、合同会社DNCの管理の下、実行者としてサイト運営を行っているという立場ですね。
合同会社DNCは、ITコンサルや販売代理店等を手掛ける会社ですが、自己勘定で仮想通貨に対する投資を行うこともあるようです。
投資助言業に抵触?
そして、トレーダーズサロンKAZMAXの運営は、投資助言業に抵触するのではないかという疑問も聞こえてきそうですが、それは心配無さそうです。
参加者に売買指示などを行うものではなく、あくまで投資の勉強をするいわゆるスクールに近いモデルのようです。
KAZMAXトレーダーズサロン参加者の評判
それでは、KAZMAXトレーダーズサロンの参加者の実際の声はどうなのか?
サロン生とKAZMAX(吉澤和真)@Kazmax_83 の実際のやりとりをいくつかピックアップしてみました。
否定派には攻撃的な面も
口コミサイトなどを見ていると、口撃しているレビューも多いですが、内容を見るとそもそもサロンの趣旨を理解していない参加者も見受けられます。
ただ、吉澤和真氏がそういった参加者から否定的な指摘があるたびし「さよなら^^」と罵倒するような返信をしているのは感心できませんね。
心情的には、自身できちんとサロン趣旨を理解しようともせず人のせいにばかりするような輩に腹が立つのは解ります。でも口撃をしてきた投稿者は参加費を支払っているサロン生だそうです。
料金を払っている以上メリットを教授する権利があるので、それをないがしろにするような返信はいかがなものでしょうか。
ミラートレードで儲かるわけではない
吉澤和真氏が優秀なトレーダーであることは、トレーダー達やその周辺の中では周知されています。しかし、それを素人が真似するというのは至難の業と言えるでしょう。
そもそもKAZMAXのトレーダーズサロンのコンセプトは投資を勉強する場であって、吉澤和真氏のトレードを模倣する場ではないはずです。
しかし当の吉澤和真氏も、3000人を超える規模で会員が増えてくれば、自身のトレードを中継する事によって「これを真似すれば良いんだ」と勘違いしてしまうサロン生が出てくることは予測できたでしょう。
多くのサロン生が、真似してミラートレードすれば儲かると勘違いしてしまっていることによって「昼夜問わずの取引はできるハズが無い」という文句も出てくるわけです。
マーケットは昼夜問わず開いているのですから四六時中トレードを行いかどうかは個人の裁量です。さらにサイトにもある成績表は、真似してもらうために掲載しているワケではないでしょう。
ただ、それらのトレードを真似できないといったサロン生のコメントに対して、これまた吉澤和真氏は罵倒してしまっていますね…。納得のいく説明もなくこのような対応をすれば、不満を助長させてしまうのは明白です。
言葉使いが荒っぽいことはもちろん、「勝てない」と呟くサロン生に対して「センスが無い」と切り捨てるような言葉。
このような対応をしているのであれば、サロン生から次々と文句が出てきてしまい炎上するのも吉澤和真氏の落ち度と言えるでしょう。
KAZMAXトレーダーズサロンの総評
トレーダーズサロンKAZMAXは、純粋に勉強としてのみを活用するか、過酷でも吉澤和真氏のトレードを完全に真似するという強い意志を持っている人には良いかもしれません。
しかし、それは既に専業でトレードできる人のみが可能であって、日常で仕事をして生活しているいわゆる普通の人にとっては現実的ではありませんね。
オンラインサロンとしては高額な料金設定ですし、そもそもトレードを真似すれば儲かるというコンセプトでの運営ではないので、そこまでの強い意志を持って挑む価値があるのかも疑問です。
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