金富子｜「儲かる株レシピ」の評判を検証

金富子とはどんな人物なのか調べてみた

金富子氏は、青森県生まれの在日朝鮮人歴史学者です。現在は、東京外国語大学総合国際学研究院の博士教授として教鞭を振っています。

金富子 東京外国語大学HPより

研究分野はジェンダーと、アジア史、アフリカ史との事ですが、これに関連してアジア・太平洋戦争下の慰安婦問題に取り組んでおり、VAWW-NETジャパンの活動に運営委員としても関わっています。

女性国際戦犯法廷でも運営の中心的役割を担っていますね。

また金富子氏は、2016年12月27日に安部首相が真珠湾による慰霊に訪れた際に、安倍氏に対し「歴史認識と中国・朝鮮の戦争犠牲者に対する慰霊を行う意思があるか」を問いただす公開質問を行った事でも知られていますね。

金富子の執筆著書

そして、金富子氏が執筆した著書も多く出版されています。

金富子 著書

ここでも戦争における植民地主義下でのジェンダーに関する問題を取り挙げており、「投資」に関する著書等は一冊もありません。

金富子と「儲かる株レシピ」

ここまでの金富子氏の経歴や活動を見る限りだと、当サイトのテーマである「投資」には何ら関係無いように思えます。

しかし、金富子氏はこのような活動の傍ら「儲かる株レシピ」という株情報サイトを運営しています。

金富子 儲かる株のレシピ

初めは「同姓同名の別人ではないか？」と疑いましたが、同一人物だそうです。儲かる株のレシピでは、銘柄情報のみであれば無料で提供し、課金契約をすれば売買指示まで提供してもらえるようです。

いわゆる投資顧問業者と、同じ立ち位置でのサービス提供を行っているということです。こうなると投資助言業の届け出が必要になるところですが…。儲かる株のレシピのサイト上には金商番号等は見当たりません。

運営元の「seoul･ﾐｮﾝﾄﾞﾝbeauty社」

しかし儲かる株のレシピは「seoul･ﾐｮﾝﾄﾞﾝbeauty社」という会社が運営している模様で、これが日本法人にあたるのか、はたまた韓国法人なのかで変わってくる部分ではあります。

どちらにしても日本株の推奨を日本語表記で行っているとこを考えると、日本人をメインターゲットとして運営を行っているのでしょう。

「兜町の情報網」が謳い文句

サイトに記載されている内容は以下の通りです。

・大引け概況
⇒株価指数の大引け概況、および本日強かった個別銘柄の紹介。
・勝てる・儲かるコツ
⇒業績を主体とした株価推移の傾向を記述。
・儲かる株レシピ
⇒優良銘柄情報の紹介。
・儲かる株
⇒材料発生株の紹介。
・思惑人の大量保有
⇒大量保有されている銘柄の紹介
・強い銘柄
⇒成長過程、および事業変革のあった銘柄の紹介

パッと見たところ、カテゴリ毎に整理されて見やすいと思います。内容もシンプルに書かれていて読み手が混乱する事も少ないでしょう。

ただ「兜町の情報網」を謳っている割には記されている内容は誰でも知る事ができる情報なので、それほど優位性は感じません。利点を挙げるとするなら、整理されているという点でしょうね。

金富子の株式投資の世界での実績は？

金富子 プロフィール

冒頭でもご紹介させて頂いたとおり、金富子氏はれっきとした歴史学者です。そのため株式投資の世界でのキャリアはいまいちハッキリとはしませんでした。格付けやレーティングを行う会社を運営しているようですが、金富子氏自身の立ち位置も判りません。

また、掲載されている銘柄も、どこの投資顧問や株式情報サイトでも挙げられているようなものばかりです。注目すべきは儲かる株レシピが「どのタイミングでこれらの銘柄を掲載しているか」という事でしょう。

他の投資顧問より早い段階であるのなら良いのですが、後出しで掲載された株を高値掴みしてしまう事になればひとたまりもありません。

金富子についての総評

結論を言うと「儲かる株レシピ」の情報は参考になることもありそうです。しかし、銘柄情報の掲載時期やタイミングが読めないことがあるため、優秀な投資顧問サイトと比較すると劣ります。

「儲かる」という点に焦点を当てるとすれば、投資顧問AIPのような力のある情報源を利用する事が賢明です。

どうしても金富子氏の投資に関しての背景は未知数ですし、歴史学者である金富子氏が株式情報サイトを運営している意図が解りません。