CRGホールディングス|IPO上場後は下落・暴落する?

 2018/09/25

CRGホールディングス アイキャッチ

CRGホールディングス(7041)が手掛ける事業とは?

CRGホールディングス HP

CRGホールディングス HP

CRGホールディングス株式会社は、主に人材派遣紹介といった事業を展開しています。

2013年に設立した企業で、こちらでは主にグループ会社の経営方針の策定から経営管理などを行う、いわばグループの中枢を担っている企業であると言えます。

なかでも先ほど紹介した人材派遣紹介事業に関しては、株式会社キャスティングロードや株式会社ジョブスが担当しており、コールセンターやメディカルケアサポート、さらにシニア派遣やオフィスワークといった事業も展開しています。

 

CRGホールディングス(7041)の強みとは?

現在少子高齢化が進み、就労人口が減少している中で人材派遣紹介事業も生き残りをかけて様々な取り組みが行われています。

そんな中でCRGホールディングスでは、シニア層に注目し、積極的にシニア派遣を展開していくことでサービスの強みとしているのです。

また、厚生労働大臣から許可を受け、有料職業紹介事業も行っており、求人を出した企業と求職者の間に入り、仲介することで両者のニーズに合った働き方となれるようサポートしています。

CRGホールディングスでは人材派遣紹介業以外にも製造請負事業として、ペット関連製品の製造請負を行っています。

国内にある5つの拠点で工場内の製造請負から物流業務、SP倉庫運営業務、輸送業務などを一手に担っています。

 

IPOにおける注目点

続いて、CRGホールディングスのIPOにおける注目点についてご紹介していきましょう。

CRGホールディングスのIPO概要は以下の通りとなっています。

IPO情報

公募株数 550,000株
主幹事 大和証券
売出株数 1,002,500株
単元株数 100株
仮条件 1,020円~1,120円
上場市場 東証マザーズ
業種 サービス業

IPOスケジュール

ブックビルディング期間 9月21日~9月28日
公開価格決定日 10月1日
購入期間 10月2日~10月5日
上場日 10月10日

CRGホールディングスの公開規模は約17億円になる見込みです。

 

元々想定価格は15.8億円だったので若干上昇したと言えます。

規模的には中型となりますが、そこまで大規模ではないので個人投資家も注目しておいて良いかもしれません。

 

また、直近のIPOであるブリッジインターナショナルから若干期間が開いているため、スケジュール的にも申し分ない環境と言えます。

主幹事は大和証券ですが、この他にもSBI証券や三菱UFJモルガン・スタンレー証券、東海東京証券、マネックス証券などからも当選のチャンスはあります。

2018年9月21日現在ではまだ当選本数や割当率は発表されていないため、主幹事の大和証券でどれくらいの割当率となるかは分かりませんが、口座開設されている証券会社が幹事に含まれているのであればそちらを活用してみると良いでしょう。

株主構成では、ベンチャーキャピタルによる保有株も見られず、上位株主に対しては180日間のロックアップが掛けられているので売り圧力が掛かる心配もありません

 

CRGホールディングス(7041)の業績推移

CRGホールディングスの業績推移を見てみると、売上高は2016年から大幅に増加していることが分かります。

CRGホールディングス 業績推移

CRGホールディングス 業績推移

これは、2016年から連結になっているため、このように大きく利益が出ている形となっています。

連結利益が計上されるようになった2016年からの推移を見ると、売上高や経常利益、純利益など、全ての項目が上昇していることが分かります。

 

なお、2018年9月の第3四半期の結果では、売上高は前年度より約3,000百万円下がっているものの、経常利益は倍近い数字となっていたり、純資産額なども上昇しているため、大きな問題点はないように感じられます。

売上高の構成としては、やはり主力事業である人材派遣紹介業が9割以上を占めており、残りの1割には製造請負事業やその他の事業が含まれています。

 

上場後、下落・暴落となってしまう可能性は?

CRGホールディングスが上場した後、下落・暴落を引き起こしてしまう可能性は無きにしもあらずと言えます。

理由としては、公開株数が550,000株と非常に多く、需給があまり良くない可能性があるためです。

 

また、小型ではなく中型規模のIPOになるため、初値の動きが鈍くなってしまう可能性も考えられます。

ただ、CRGホールディングスは人材派遣市場ということでIPO的に目新しさはないものの、現代の少子高齢化や人材不足などをテーマにしていたり、AIやRPAの技術が導入されていたりすることから、人気化する可能性も十分にあり得るでしょう

そのため、初値自体はそこまで大きく上昇せずに下落・暴落を引き起こしてしまうことも考えられますが、テーマとの関連性から株価が浮上してくる場合もあると言えます。

 

市場的にテーマの注目度は高いものの、やはり公開株数が多いなどの点から初値は思ったよりも伸びない可能性が考えられます。

特に最近はあまり初値が伸びない傾向にあるため、そういった点には注意しておくと良いでしょう。

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