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オートリッチの基本概要
今回は鈴木康平氏が代表者を務め、株式会社アクセラが運営会社となっている「オートリッチFX」という商材です。
まず、この商材には広告塔として小倉優子さんが起用されていたことに驚きました。
投資に手を出している話は聞いたことがありましたが、商材に批判や炎上などの問題が起こると、合わせてタレントのイメージダウンにも繋がりますからね。
ちなみにグラーツ投資顧問の錦野旦さんも芸能人の広告塔として起用されていますが、実績が乏しく失敗に終わっています。小倉優子さんはどうなるのでしょう…。
運営元は株式会社アクセラ
運営会社の株式会社アクセラは金商登録をしている投資顧問です。
以前検証した事のあるマスターズトレードという投資顧問サイトを運営していた業者ですが、現在は「準備中」になっていました。
内容の確認はできませんが、過去の検証ではあまり良い印象を持てませんでした。
今回のFXツールはどうなのか見物です。
商材内容は内容はFXの自動売買
肝心の「オートリッチFX」ですが、内容はFXの自動売買。内容は「タイタンFX」という海外のFXブローカーを利用し、ハイレバレッジを掛ける事により高い利益を狙うというスキームだそうです。
その内容は下記のとおり。
・2013年1月から2017年12月までの勝率は約95%
・22日の稼働で原資と同額の50万円が稼げて、資産が2倍になる
・1回の損失は70pipsに抑える。
・1ヶ月5万円のシステム利用料
1ヶ月5万円のシステム利用料が設定されていますが、キャンペーンなどによって無料利用期間が設けられていることもあります。
オートリッチFXの文言で気になる点
続いて、先ほど述べた「オートリッチFX」の実績についての文言の落とし穴についてです。
異常に高い勝率の理由
まず「過去5年間で年間トータルでの負けはなし」と「2013年1月から2017年12月までの勝率は約95%」は、利益確定ポイントをエントリーポイントから近くし、損切りポイントを遠くすれば成し得やすくなります。
オートリッチFXでは「1回の損失は70pipsに抑える」とありますので、利益確定ポイントをエントリーポイントから3.6pipsに設定すれば、理論上95%の勝率を成し遂げる事が出来ます。
こんなに少ない利幅にもかかわらず「22日の稼働で原資と同額の50万円が稼げて資産が2倍になる」ということは、たとえばオートリッチFXが1Lot(10万通貨)の取引を一日に7回行ってその全てに勝つ必要があります。
その上に「1ヶ月5万円のシステム利用料」が掛かるため、この上に15回の勝ち取引が必要になります。
ただ一日に7回も「オートリッチFX」が買いサインと判断するポイントが出るとは限らないので、実行レバレッジを高く設定して必要取引回数を減らしていくという事でしょう。
FXブローカーに海外業者を選んだのは、実行レバレッジを高く設定するためですね。
日本国内の業者が最大25倍であるのに対し、海外では1,000倍で提供しているブローカーが多く存在しています。
しかし、既にこの時点で証拠金維持率はかなり低くなり、危険な取引が行われる事が想定されます。
自動売買ツールの危険性
3.6pipsに届かず逆方向に向かい損切りとなった場合は、1Lotの取引で7万円、仮に一日1回の取引という事であれば49万円を失う事となり、投資金が50万円という前提であればほぼ全資金消失となります。
実は情報商材の自動売買ツールは「オートリッチFX」に限らず、ほぼこのプログラムで構成されています。
自身の裁量で取引をすれば解りますが、これは非常に危険な取引です。
いわゆる「コツコツドカン」の取引で、はずした時のダメージが非常に大きいという事ですね。
3.6pipsに届かないという事は、動きの乏しい相場ではザラにありますし、ダマしや指標発表時の変則的な動きも自動売買ツールがサインと認識してしまえばエントリーしてしまいます。
バックテストの数字がザックリすぎる
またオートリッチFXという商品名は「自動売買によりオートマチックに利益を得る」という意味合いと思われます。
それが本当なのかどうかを証明するためにバックテストが存在する事はサイト上に綴られていました。
しかし、サイトに実際に載せられていたものは、バックテストと呼ぶに値しないザックリとした数字です。
海外のFXブローカーを利用していることについて
よくFXを媒体とした情報商材の主催側が、初心者には難易度の高い、海外のFXブローカーを利用する利点は多々あります。
まず代表的な理由として挙げられるのはレバレッジ規制の緩さ。
先ほども述べたように、海外のFXブローカーなら1,000倍までレバレッジを掛けられる業者も多くあります。
実行レバレッジを高く設定して必要取引回数を減らせば、勝率を高く維持することが可能になり、その勝率を広告文で謳うことができますからね。半面、証拠金維持率はかなり低くなり、リスクも高まることを忘れてはいけません。
IBやアフィリエイト報酬
もう一つはIBやアフィリエイトといった、顧客をFXブローカーに紹介した報酬をオートリッチ主催者側が得られる点でしょうか。
日本では法的に禁止されているIBやアフィリエイト報酬ですが、海外では禁止されていません。
例えば「タイタンFX」のサイトを見ても、トップページから当然の如く紹介報酬を得るための「パートナー募集」に関するメニューが表示されます。
こういったアフィリエイトなどによる報酬は主催者側には莫大な利益となります。
顧客に口座の選択余地を与えない
オートリッチはMT4(MetaTrader4)というソフトウェアを利用したプログラムを用いて自動売買を行います。
しかし、こういった自動売買ツール等は「その証券会社の口座でしか使えない」という文句で、顧客に口座の選択余地を与えません。
現にオートリッチもタイタンFXの口座を使うようアナウンスしています。
実際にはMT4に対応したFX会社であればオートリッチFXの自動売買ツールは使えるはず。なので上記のFX会社以外にも選択肢はあるのですが、顧客には知らされないのです。
つまりほとんどの顧客がタイタンFXの口座で運用することになり、そこで行われる取引の手数料がオートリッチに入ってくるのですから、その金額は莫大なものになります。
さもその口座でしか使えないような認識をさせているわけですから、常識的に見れば悪質と感じる方も居るでしょう。
しかし、情報商材の購入者というのはほとんどが初心者のため、そこにクレームが上がらないのが現状です。
オートリッチFXの総評
オートリッチFX運営元の株式会社アクセラは、運営する他のサービスも評判は良くありません。
そのため運営元の信頼に欠けるだけでなく、実績のセールス文言からも危険な取引である可能性が読み取れます。
前述したようにオートリッチFXのセールス文言にあるような事が継続されていくという事は、現実的には非常に考え難いですね。
オートリッチFXはIBやアフィリエイト報酬で儲けるためのサイトである可能性があり、そのためなら過剰な広告文言も並べるという姿勢なのではないでしょうか。
オートリッチの詐欺被害について情報交換するサイトを作りました!
まだ公開していませんが、しばらくしたら、「オートリッチ、詐欺被害」で検索して下さい。
弁護士に相談したところ、返金請求をしても五分五分なので、うまく和解に持ち込むのがよい、と言われました。
謳い文句にに乗せられて必死にかき集めた30万円。初め36万円まで資産が増えたものの、2ヶ月で3回大負けしました。昨日(9月5日)も大負けし、資産は6万円まで減りました。
絶対やめておいた方が良いと思います。
甘い話しにだまされないで。
二回目の投稿です。
本日、9月4日も16156でbuyで入りました。
本日は大きな下げだったため大負けです。
9月初回からの負けです。これで勝率は95%は完全に嘘です。
ここまで負けが多いのでまたこの会社はまた社名をかえたりするのでしょうか。
しっかりとサポートしてくれたら良いのですが。
2ヶ月で5回の大損失がありました。
が、公式には一度しかない、としています。
タイタンやXMなどの推奨ブローカーでの損失を、そのブローカー単体の責任であって、オートリッチによる損害だとしていないからです。これは暴論です。
また、過去5年間の勝率が95パーセントとか、2018年度は負けなし、というのはバックテストの結果だと、広告ページに小さく書いてあります。初心者にはわかりませんが、バックテストというのはただの仮定の話でのプログラム上の検証結果であり、実際の結果ではありません。
騙されました。
最近のオートリッチの情報をありがとうございます。私は7月でやめましたが、資金の半分を失いました。
二ヶ月で3回も大損失を被るなんておかしいですね。
95パーセントの勝率、というのが嘘だと露呈しましたね。あくまでもバックテストという検証の結果であって、実際の勝率ではないのです。
オートリッチ被害者の会を立ち上げるつもりです。契約時の説明に重大な虚偽説明と、意図的な隠蔽があります。
被害者の方々、もう少し様子を見ていきましょう。いずれ行動を起こしましょう。
くれぐれもロット数は低くすること、お気をつけください。
オートリッチを利用しています。
8月は7日、23日、29日と大きな負けがありました。
オートリッチホームページでの運用実績の更新が遅いので情報共有としてここに記載致します。
実際に、ほぼ2ヶ月間、Autorichを運用した者です。
事実と私の感想に分けて、お報告します。
〇事実
2018/6/28~8/15の期間、TytanFXの口座で運用
稼働日数26日のうち
24日間は、日に2~3万円の利益があったが、
7/10に525,796円(TytanFXに原因があるようなことを言っていた)
8/7に425,297円(謳い文句の勝率95%の5%が発生したとのこと)
の2日間に大損失があったため、トータルでは、
利益=519,478円 損失=951,093円 差引=431,615の損失
7/10にTytanFXで負けた後、それを取り戻すべく、XMTradingにも
口座を開き、2口で運用した。
XMTradingでは、7/24~8/22で稼働日数16日のうち、15日間は
1.5~2万円の利益があったが、
Tytanと同日の8/7に、432061円の損失があったため、トータルでは、
利益=270559円 損失=432061円 差引=161502円の損失
TytanとXMの2口座では、
利益=790037円 損失=1383154円 差引=593117円の損失
という結果であった。
1口座5万円×2口の運用料金10万円も加えると、
2月で693117円の損失であった。
〇感想
毎日、こつこつたまった利益が、ある日(月1~2回)大損失が
起きてぶっとんでしまう、非常に怖いシステムです。
放っておくだけで、毎月50万円の収入があり、小倉優子も
運用しているという宣伝文句に騙されて、結局70万円も損してしまった。
やはり、美味しい話には落とし穴があるということか。
「分けのわからない美味しい話には絶対にのらないこと」という
大変よい勉強をさせてもらいました。
マスターズ・トレードさん、有難う!
9月28日に投降した、Murappyです。
続報です。
オートリッチの件、証券・金融商品あっせん相談センター(FINMAC)に相談してみました。
結論としては、実際、回数的には多くの場合、利益が上がっている以上、業者側が賠償に応じる可能性はない(低い)ということです。
やはり、こういうところに引っ掛かってしまったということも含めて、自己責任なんでしょうね。
私としては、自分自身の損害は置いておいても、この商材自体が、まだ世の中に出回っていることが許せないので、金融庁(金融サービス利用者相談室)および証券取引等監視委員会の方へは通報をしておきました。
皆様もくれぐれも、これに引っ掛からないようにしてほしいと思います。
それから、恐らく知らないで広告塔を引き受けられた、小倉優子さんについても、早急に契約解除をされた方がいいと思います。(一ファンとして)
勝率は95%であっても、収益率はマイナスです。
それを隠して初心者を騙すかのように販売したことは詐欺に近いと思います。
私は担当者から、「絶対儲かります。断言します。ひと月で40万、容易に得られます。嘘は言いません」と、熱心に勧められましたが、今となっては、自分の馬鹿さと世間知らずを悔やむだけです。
オートリッチは最新のAIを使った自動売買ソフトだと宣伝していますが、実際は、スキャルピングソフトでもなく、トレーリングもスイングもできない単純なソフトで、値動きのない朝6時にポジションを取り、3.3〜3.9pipsの利益が出たらその時点でクローズするというプログラムです。インのタイミングは毎日それほど変わりません。含み損はただただ耐えるだけで、ご指摘の通り、ストップロスまで行けば資金の大半が消えます。それでも、運営会社は、失ったぶんの資金を再投入すればすぐに取り返せます、と言います。それが最悪の騙しだと気付いたときにはもう遅かったです。
オートリッチをたった半月利用しただけで、投資金の半分以上を失いました。
FX初心者を狙い撃ちにした詐欺的な商材だと感じています。
ます、勝率95パーセントとか2018年は負けなし、というのはバックテストの結果であって、実際の結果ではありませんでした。バックテストというものが適正化によって実際の取引よりも良く見せられることを後から知りました。
実際には、2018年7月に二回大きな損失を出し、8月にも大きな損失を出しています。それぞれ、投資金の15〜45パーセントを失うほどの損失です。しかも、7月の二回は、タイタン口座やXM口座という、ブローカーで単体で起こった損失のため、オートリッチによる損害ではないとして、公式の稼働記録には載せないとのこと。いったい、どれほどの損失が隠蔽されているのかと思います。