シストレの達人の基本概要
今回検証するのは、シストレの達人(システムトレードの達人)というトレードシステムの販売サイトです。
同サイトは西村剛氏が代表を務めるフェアトレード株式会社が運営するサイトですね。
フェアトレード代表の西村剛
西村剛氏は、2011年と2012年の株-1において、グランドチャンピオンとなったアナリストです。
国内運用会社にて中小型株式ファンドマネージャーというポジションにも就いています。つまり相場分析のみならず、相場の第一線に立っているという事ですね。
そもそもフェアトレードは、元々株式投資に関する講演や執筆を行っている西村剛氏が、そのノウハウを伝授すために運営しているスクールが主力事業となっている会社です。
一方で、統計データを重視したシステムトレードにも注力しており、シストレの達人はその西村剛氏の概念を具現化したソフトを販売しているサイトという事ですね。
開発者 斉藤正章
またシストレの達人には、斉藤正章氏という開発者が携わっています。
斉藤正章氏は元々はプログラマー兼システムエンジニアですが、トレードシステムを手掛けるようになって以降、自身もトレーダーとして安定的に利益を捻出しているとの事です。
斉藤正章氏自身も公式サイトを運営しており、メールマガジン等でシステムトレーダーの成長を推進するコンテンツを配信しています。著書の執筆も多く手掛けているようですね。
シストレの達人は、西村剛氏と斉藤正章氏のツートップで運営されている商材という事になります。
フリー版と有料版の違いは何か?
シストレの達人には有料で販売されているものの他に、無料で配布されているものもあるようです。
ここには「どのような差があるのか?」という書き込みをネット上で見ましたが、その答えは複合性ですね。
フリー版
まず無料版のロジックは単純なものばかりです。言ってみれば、システムの名前そのまんまです。
例えばゴールデンクロス(25日・75日)はその名のとおり、25日移動平均線が75日移動平均線と上方向にクロスしたら、買いが発注されるというものですね。
他にもドテン売買(ソフトバンク)というものがありますが、これもソフトバンク(9984)の株式を設定期間内での高安値でドテンを行うという名前そのままのロジックですね。
有料版
対して有料版には、様々なロジックが複合されています。
説明文でも概要程度は記されているもののロジックの詳細までは明記されていません。
ロジックは購入時に公開する事になっているそうですが、恐らく複数のストラテジー等が組み込まれているため、明記する事が難儀なのでしょう。どちらかと言えば、バックテストの表記の方が詳細ですね。
無料版はセオリーに忠実なものですが、有料版はトレードにおける利益を追求した実戦的なものと言えるでしょう。
なお有料版はシストレの達人のサイト内ではなく、terraceというトレードシステム専用の販売サイトで代理販売されているようです。
システムの価格帯はピンキリですね。結局のところ使用しなければ分からないものですが、説明文を見ているとかなり突き詰められた精度のものだと見て取れます。
シストレの達人の総評
西村剛氏と斉藤正章氏の両名とも、システムトレーダーとしては実績もあり名を馳せています。
西村剛氏は元々、裁量においても相場に精通している人物ですし、斉藤氏はトレードシステムを構築すること自体に長けています。
したがって、シストレの達人が提供するツールは、低精度と考える方が不自然と言えるかもしれません。
ただ結局のところは、システムトレード自体をどう考えるか、というところになってくるでしょう。イレギュラーに弱い部分はどうしても拭えません。
その点安定したトレードを求めるのであれば、投資顧問業者の利用はおすすめできます。例えば投資顧問AIPのような一人ひとりに見合った投資戦略を提供する投資顧問業者を選定すれば、助言通りに取引をするだけで問題ないでしょう。
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