四季報注目銘柄 「独自増額」でサプライズIR期待の有望株

 2021/05/13

四季報注目銘柄

投資家のバイブル「会社四季報」は大化け株の発掘に役立つ情報源です。

会社四季報に載っている業績、材料、財務指標などから有望株を探すやり方が人気ですが、今回は「見出し」を使って四季報注目銘柄を厳選

見出しの着目点が分かると上昇に期待できる銘柄は一目でわかります。

元証券マンが選ぶ四季報注目銘柄

四季報の見出しから有望株を見つけるには「独自増額」がヒントになります。(四季報の見出し)

独自増額とは、四季報の記者が「会社計画は保守的すぎる」と予想したときに付ける見出しです。

業績予想が控え目であることを指し、近いうちの上方修正に期待できます。

では、会社四季報2021年2集春号の「独自増額」の付いている個別株の中から四季報注目銘柄を厳選しました。
 

コスモス薬品(3349)

1つ目の四季報注目銘柄は九州地盤のドラッグストア「コスモス薬品(3349)」です。

食品強化型ドラッグストアのパイオニア企業として注目される同社は、主力の食料品を中心に業績好調。

顧客満足度は10年連続1位。店舗数も着々と伸ばしながら多店舗展開に成功しています。

コロナ禍の外出自粛要請によって小商圏化が加速しているので、まだまだ高い成長性を秘めています。

同社のおもしろいところは支払い方法が現金のみなこと。

余計なコストカットをしながら低価格を実現しつつ、売上債権を残さないため堅実な経営体制を敷いています。

コスモス薬品からは目が離せません。

【株価】15,790円(2021/5/11現在)
【時価総額】6,248億円
【上場年月日】2004/11
【PER】28.40倍
【PBR】3.75倍
【EPS】550.01
【BPS】4,166.59

コスモス薬品(3349)の最新株価を見る

 

川岸工業(5921)

2つ目の四季報注目銘柄は鉄骨専業の建設会社「川岸工業(5921)」です。

コロナ禍でも同社の受注は好調。大型工事の完成や工場稼働率も上昇しています。

4月23日に発表した特別損失の計上では、2021年9月期第2四半期の売上高こそ16.8億円の下方修正だったものの、設計変更を獲得して経常利益は3.42億円に上ブレる見通しです。

技術力を業績に変えられる同社に今後も期待です。

私は東京オリンピック後のビル建設需要もあるのではないかと見ています。

【株価】2,967円(2021/5/11現在)
【時価総額】89.13億円
【上場年月日】1962/1
【PER】8.83倍
【PBR】0.35倍
【EPS】336.41
【BPS】8,370.39

川岸工業(5921)の最新株価を見る

 

鈴木(6785)

3つ目の四季報注目銘柄はスマホや自動車電装部品コネクターが主力の「鈴木(6785)」です。

技術力に定評のある同社の受注は好調。

スマホ電子部品の生産にいたってはいまや新型コロナウィルス感染拡大前の水準まで回復しました。

さらに2021年の4月からリチウム電池用部位品の生産ラインが稼働しています。

デンソー、アイシン精機などの自動車部品メーカーも好決算を発表しており、鈴木も自動車製造数の回復にあわせて復調するでしょう。

今後の業績向上に十分期待できる四季報注目銘柄です。

【株価】1,204円(2021/5/11現在)
【時価総額】170.98億円
【上場年月日】2001/2
【PER】13.21倍
【PBR】0.95倍
【EPS】89.85
【BPS】1,235.69

鈴木(6785)の最新株価を見る

 


 

四季報編集部の本命株

「会社四季報」発行日の同日に発売される「会社四季報プロ500」では、四季報編集部が本命50銘柄を厳選しています。

最新の四季報注目50銘柄を知るには、会社四季報プロ500を購入するか、四季報オンラインに有料会員登録をするかのどちらかが必要です。

興味のある方は下記から確認できます。

会社四季報プロ500を見る
⇒ 四季報オンラインに有料会員登録をする
 

本命50銘柄 → 29銘柄上昇

2021年新春号版の「会社四季報プロ500」より本命株50銘柄の騰落率を調べてみました。

結果は50銘柄中29銘柄が上昇、21銘柄は下落です。
 
■ 2021年新春号版 会社四季報プロ500「本命株50」

検証期間:2020年11月30日~2021年3月19日
※雑誌の掲載株価は11月30日時点、次号発売日が3月19日のため

番号 企業名 証券コード 騰落率 11月30日終値 3月30日終値
1 サカタのタネ 1377 +20.2% 3365 4045
2 住友林業 1911 +25.0% 1901 2378
3 ジーエヌアイグループ 2160 +22.2% 1948 2382
4 ジンズホールディングス 3046 +11.1% 7110 7900
5 Hamee 3134 -5.3% 1763 1669
6 ウエルシア 3134 -8.3% 4195 3845
7 エニグモ 3665 +14.9% 1325 1523
8 ビーグリー 3981 -22.5% 1970 1525
9 GMOフィナンシャルゲート 4051 +17.4% 18350 21560
10 イビデン 4051 +2.0% 4890 4990
11 信越化学工業 4063 +8.7% 17135 18640
12 大阪有機化学工業 4063 +29.1% 2899 3745
13 野村総合研究所 4307 -2.8% 3525 3425
14 インフォコム 4348 -19.7% 3660 2936
15 プロパティデータバンク 4348 -6.2% 2094 1963
16 Chatwork 4448 -2.3% 1345 1313
17 BASE 4477 -6.4% 9590 8970
18 メドレー 4480 -22.7% 5280 4080
19 JTOWER 4485 -10.5% 9450 8450
20 日本ペイントホールディングス 4612 -33.8% 13370 8850
21 Zホールディングス 4689 -11.5% 657 581
22 セルソース 4880 +18.6% 9900 11750
23 ライドオンエクスプレス 6082 +13.0% 2021 1758
24 メドピア 6095 +2.2% 6610 6760
25 LITALICO 7366 +10.8% 3550 3935
26 SMC 7366 -2.3% 66320 64730
27 ダイキン工業 6367 -2.1% 23665 23150
28 竹内製作所 6432 +26.5% 2457 3110
29 NEC 6701 +17.9% 5630 6640
30 エレコム 6750 +6.3% 4775 5080
31 ソニー 6758 +19.0% 9704 11555
32 ヒロセ電機 6806 +18.2% 14760 17460
33 アドバンテスト 6857 +26.9% 7260 9220
34 太陽誘電 6976 +16.5% 4735 5520
35 ジモティー 7082 -23.4% 2878 2203
36 良品計画 7082 +27.9% 2147 2748
37 ハピネット 7552 +15.4% 1426 1647
38 ワークマン 7564 -12.7% 9270 8090
39 オリンパス 7564 +3.9% 2256 2344
40 朝日インテック 7747 -19.4% 3825 3080
41 ブシロード 7803 +0.8% 2852 2876
42 スノーピーク 7816 +108.6% 1565 3265
43 トランザクション 7818 +30.4% 938 1224
44 伊藤忠商事 8001 +27.8% 2758 3525
45 ユニ・チャーム 8113 -10.4% 5063 4532
46 しまむら 8227 +8.4% 10800 11710
47 アニコム 8715 -3.4% 1093 1055
48 SGホールディングス 9143 -18.5% 3120 2542
49 ファイズホールディングス 9325 -15.4% 1111 939
50 カプコン 9697 +17.1% 5880 6890

 
集計期間中の日経平均株価は+2741円上昇したので地合いは強かったです。
※26433円(11/30) → 29174円(3/19)

ただ、+108.6%上昇したスノーピークを選べていれば、-33.8%下落した日本ペイントホールディングスも選んでいるように、地合いに関係なく銘柄のパフォーマンスは異なるようです。

四季報注目銘柄は会社四季報のデータを基に厳選されます。

パフォーマンスが変わるのは記者の業績予想がズレていたときに原因がありそうです。
 

四季報編集部の背景

四季報編集部には100人以上の記者が所属し、各記者に担当企業を振り分けて業績予想を立てています。

入社2年目の若手社員でも数十社の担当を任されるので、ベテランと若手では分析に差が出てしまうのかもしれません。

取材時間は5分

上場企業の取材は約5分ほどの電話取材が主流です。

「5分」と聞くと手抜きではないか?と感じる方もいるかもしれませんが、むしろその逆です。

記者が徹底的に事前分析を行ってきているからこそ、確認作業で取材が進むので短時間で済んでしまうのだとか。

そのため記者が力不足の場合、担当企業の業績予測にズレが生じるのではないかと考えます。

分析不十分のデータから編集部が四季報注目銘柄を選んでしまうと…日本ペイントホールディングスのように下落してしまうのかもしれません。
 

四季報注目銘柄より上がる株を発掘するAIソフト

コスモス薬品(3349)、川岸工業(5921)、鈴木(6785)はどれも業績好調な企業で、四季報も「独自増額」を見出しに付けています。

会社計画が保守的な企業はサプライズIRを出すことも少なくないので、十分期待できる銘柄だと思います。

四季報注目銘柄を探す際には「独自増額」を狙ってみるのはおすすめです。

ほかにも上昇しそうな有望株をAI分析から見つけるサービスもあります。

統計データや様々なファクターをAIが分析し、有望テーマ株を自動抽出する「話題株セレクト 」はその代表例。

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