DeepScore社が開発するAI株価エンジンは、個別銘柄の株価を予測するAI株ツール。
いま流行りのAIを活用した投資サービスですが、どうやら個人投資家には利用できない模様です。
AI株価エンジン 2019年より準備中
AI株価エンジン※は2019年4月から一般サービスの提供を「準備中」としています。
※2021年2月に名称変更
一般募集は約2年間停止したままです。
phantom株価予報aiエンジン(~2020年2月)
↓
deepscore株価予報aiエンジン(~2021年2月)
↓
AI株価エンジン
というようにサービス名のみ変更され続けています。
※名称が戻ることもあります。
前回のdeepscore株価予報aiエンジンの検証では運営元が別事業に力を割いていることから、サービス再開は未定と掲げました。
2021年もおそらく状況は変わっていません。
AI株価エンジンの一般募集再開にはまだ期待できそうもないので、しばらくはマネー現代を活用しましょう。
個人投資家はマネー現代なら利用可
個人投資家がAI株価エンジンの株価予測を知れる唯一の手段は、投資や金融情報を発信するマネー現代です。
毎週月曜日に2~3銘柄の株価予測情報を公開しています。
ホームページの「検索」→「AI株価予報」からphantom株価予報aiエンジン、deepscore株価予報aiエンジン、AI株価エンジンの株価予測している記事をすべて見ることができます。
ただサービス名が変わったからといって、年月が経ったからといって、AIの性能が向上しているわけではなさそうです。
最新の株価予測は的中率0%という結果でした。
予測力に欠けるトレンド分析
個別銘柄の株価チャートをトレンド分析することで未来の株価を計算するAI株価エンジン。
AI株価エンジンが公表していた銘柄はソニー(6758)、マツダ(7261)、日本電産(6594)の3銘柄です。
予測結果は下記の通り。
ソニー(6758) ⇒ チャート画
株価予測:ゆるやかに上昇
実際の推移:軟調に推移
マツダ(7261) ⇒ チャート画
株価予測:ゆるやかに上昇
実際の推移:下落
日本電産(6594) ⇒ チャート画
株価予測:下落
実際の推移:上昇
3銘柄すべての株価予測が外れる結果でした。
トレンド分析とはチャートの分析方法のひとつで、株価は上向きなのか、下向きなのか、横ばいで推移しているのか、株価の大局的な動きから予測する方法です。
ここにAIの学習力が加われば、過去データも加味してより高精度な予測を行えます。
AI株価エンジンの魅力はこれです。
過去の株価チャートなどのビッグデータを機械学習して、将来の株価レンジを予測。
80%以上の確率で予測通りに値動くというものです。
データ不足なのか、地合いのせいなのか、予測を外した真相は分かりませんがAI株価エンジンの「的中率80%」に過度な期待を持たない方がよさそうです。
もっとAI株価エンジンには学習をしてもらい的中率の向上を目指してもらいたいところです。
勝率80%を越えるAI株ツール
AI株価エンジンのように、投資に役立つAI株ツールはどんどん増えています。
例に挙げるなら「話題株セレクト 」というAI株ツール。
過去の株価データだけでなく、ファンダメンタル、トレンド、ニュース、機関投資家の動向など、様々なファクターを解析するアルゴリズムを搭載。
人気化しているテーマや下火のテーマから有望株を全自動でスクリーニングします。
実際に株価上昇する個別株を選別していました。
・不二精機(6400) ↑442.2%
308円(11/5) ⇒ 1670円(12/14)
・エヌピーシー(6255) ↑145.0%
420円(11/5) ⇒ 1029円(12/4)
・フジプレアム(4237) ↑54.6%
296円(11/5) ⇒ 542円(1/13)
ひとくくりにAIと言っても搭載する機能によって精度はまったく異なります。
銘柄分析をする必要なし、相場を読む必要もなし、これまでにないAI株ツールです。
AI株価エンジンの銘柄は参考程度に
「的中率80%」が魅力のAI株価エンジンですが、お世辞にも評価できる株価予測ではありませんでした。
ただ、AIの学習力や解析法が向上する可能性は十分にあります。
AI株価エンジンの一般募集の再開目途は立っていないので、引き続き現代マネーの予測銘柄から注視していきたいと思います。
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